孤狼の血 LEVEL2のレビュー・感想・評価
全416件中、21~40件目を表示
鈴木亮平の狂気を観る映画
怪演
原爆スラムに棲くろう人々。鈴木亮平の映画。
内容は、前作から3年後の暴対法施行前の平成3年の出来事を中心に繰り広げられる広島喧嘩の保身と復讐と怨恨の物語。昭和の香りのまだ残る平成の始まり主人公の不良刑事・日岡vs徳島刑務所から出所する極悪暴力団・上林との関係性の物語。印象的な台詞は『可哀想ぢゃのー残飯恵んで貰わんと生きて行かんのぢゃけー』上林がチンタに言う場面。自分の事の様に見えて感慨深い言葉でした。『厄介なんは正義面して悪さしよる奴よ。己は正しいと思い込んでしもぅとるけぇ始末におえん!』主人公のバディ瀬島の言葉。つい日岡は在りし日の大上を思い出し、瀬島自身の事を言う贖罪の意味でも捉えられます。二重の意味でのミスリード的な発言はこの物語で伝えたい事が含まれている様な気がしました。印象的な場面は、懐かしの匂い立つ様な昭和の風景と古ぼけた感じのブルーフィルム感です。デパート屋上のビアガーデン付き遊園地なんて原風景が良かったです。そして広島市中区・原爆スラムに棲む在日韓国人の住居等が少し時代が古すぎる様に感じました。印象的な演出は、level1と level2の対比で、豚小屋と鶏小屋・上早稲殺人事件と神原千晶殺人事件・美人局桃子とチンタ姉・呉と広島・豚の糞と残飯・右翼団体と在日朝鮮人・生首と目玉等意識してる部分があり面白かったです。戦争の色がまだ色濃く残っていた戦後30年後の広島を舞台に繰り広げられる二人の生存戦略劇は迫真の演技でした。自分的にはlevel1が好きでした。結末の🐺をもってくるあたり上手い落とし所無かったのか残念でした。まさにピカレスクロマン鈴木亮平(上林)を見せる為の映画でした『狼(大上)ぢゃのうて犬じゃ!犬になってもうた!!』との悲鳴が聞こえてきそうです。
いゃ〜面白かった。怖い怖い。 なんといっても鈴木亮平の演技、もう怖...
ヤクザが全然怖くない前作と打って変わって、13人の刺客の殿(稲垣吾...
タイトル「上林」でもいい
ちゃんと怖い
1作目よりよかった
典型的な魅力消失続編
逆立ちしたって洋画に敵うはずないアクション性増加、前作の大上よろしく魅力ある人物はおらず、話も不快なもどかしさが蔓延、最後の最後で諸々スカッとするが全体的に一作目にあった良さは霧散していた。
記憶に残るなら鈴木亮平えんじる上林が、極道組織を取りまとめて組長になり狂気を込めて暴れ倒すので作中随一目立ってる---がそれは悪目立ちの意味で頭のネジが外れきった野獣同然の所業には、カリスマなど皆無でひたすら下劣・嫌悪ばかりなのにやたら持ち上げ組長になり上がる展開は悪趣味なろう作品を見た気分。グロとゴアも今回は狂人の強調どまり、極道映画なのにその極道が一人の狂人の暴走に尻ごんで振り回されるのが間抜けで、悲惨な生い立ちだろうと下品で残虐な悪行の前じゃ知ったこっちゃない状態。
続投の日岡に関しては前作の覚醒もどこへやら後手に回るばかりで、仲間内からの妨害を考慮しても子飼いの密偵ばかり危ない橋を渡らせ、結果死なせ当人もドジを踏むので、どうしても大上と比べてしまう。意図的に経験の差を描写してるならともかく、上林の過剰ヨイショで割を食った感が否めない。終盤、清々する一件の責で田舎に飛ばされるが、差し入れの弁当をのんびり食べ呑気に相談事を聞いてる姿は地方に追いやられた悲哀など微塵もなく幸せそうだ。なのに意味ありげな最後と続編を考えるとまた戻るってか・・・正気?
以上、ヤクザ映画なのに狂った人間はそら怖いやろな作品になってて残念。日岡が続投するとしてここから地獄に戻る意味わからないので、次作の視聴は評判次第。
ストーリーは
もはやこれは上林役・鈴木亮平が主役なのでは!?
前作でも十分恐ろしかった孤狼の血。今作でパワーアップしてきましたが、しすぎです。「LEVEL2」なんて世界の話じゃないです。終始ヤクザ、ヤクザ、ヤクザです。それも陰惨。残酷。悪行すぎる。本来の主人公は日岡であるはずが、上林が際立ちすぎててこっちが主役と勘違いしそうでした。ここまでの悪を体現した日本映画がどれほどあるでしょうか。恐るべし上林。
この映画において鈴木亮平さんの怪演を語らずして何を語るのでしょうか。このトンデモ悪役がいてこそ孤狼の血の面白さが引き立っているような感じです。誰もその力を抑えることができない悪のカリスマ・上林。異常なほどに悪びれていて、でもどこかカッコよく思えてしまう部分があります。それは、鈴木亮平さんが演者だからなのか、本当にカッコいい悪役だからなのか・・・。どちらにせよ、観た人全員にこれでもかと強烈な印象を残すことは間違いありません。前作で大暴れしていた刑事・大上の印象も未だに自分の中では根強いですが、上林はそれを大きく上回るほどのインパクトがあり、ヤクザにとって銃撃や殺人なんて食事や入浴と同じように日常生活の一部のように思えました。もちろん、注目点は上林だけではなく、今作で登場したチンタと真緒の近田姉弟もいい味を出していました。特にこの二人を演じた村上虹郎と西野七瀬の張り詰めた演技がとても好印象でした。なーちゃんとかよくこんな映画に出たなあって思います。虹郎くん、頼りないながら頑張ってましたね。日岡だって、主人公だから上林ほどではなくとも大暴れしていました。大上から引き継いだ裏社会での反骨精神が強くなっています。あとはもう、ヤクザも警察も異常なテイストで映画を観ているこちらまでもかき乱してきました。
3作目の製作が決まり、ますます孤狼の血に注目が高まります。3作目では、どんな悪のカリスマが現れるのでしょうか。
和製ゴッドファーザー2
自己嫌悪が安すぎて最悪
主人公が諸々身勝手すぎて全然擁護できず…仁義なき戦いを名乗る感じではなくない?と思ってしまった…話としてはまあ面白いけど、鈴木亮平さんを見る映画だな〜と思った…
敷居を跨ぐなと言われているのに無理やり線香あげに来た挙句近寄るなと叫ぶ西野七瀬を無理やり抱き締めて「俺が殺したんじゃあ…」と泣くシーンが身勝手すぎて本当に無理だった…お前〜お前はそれで楽になるかもしれんけど…自己嫌悪が安すぎるだろ…仁義なき戦い完結編のラストの菅原文太見たか??マジで…人も殺すしよ…カスが…
(追記)
やっぱり西野七瀬を抱き締めるシーンの意味が不明すぎる、あれで癒されるのは絶対に主人公だけだし、もし西野七瀬側も拒んでたけど本当は抱きしめられたかったみたいなつもりであのシーン撮ったのなら女を舐めすぎだろ、というか主人公の自己嫌悪が安すぎるだろお前のせいで人死んでるんだぞ
全416件中、21~40件目を表示