孤狼の血 LEVEL2のレビュー・感想・評価
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1に続き面白い
1の衝撃たるや、仁義なきのような人間臭さが現代っぽいのにも関わらず、
人間臭いのがたまらんかった。
役者冥利につきる映画だろう。
でも安っぽい、任侠映画とは1線を画すこの映画は本物。
2では、まぁ、芸能事務所のからみ、引いては、日本映画やTVドラマの悪い風習で
キャストやそれによる台本が残念な感じが多少あったが、
それでも制作側はよく頑張ったというかすごいと思った。
次もありそうだが、そういう日本芸能界の悪しき所と脚本は離してやって欲しい。
日本映画史に残る映画と言えば大げさかもしれないが、30年後に見ても面白いもの
であるのは間違いない作品。
次が最後なら、ジャニーズとか吉本とか絶対だめじゃけぇ。
役者の魂の臭い演技を引き出してくれーや。たのむけーの。
1.5から2.5へ進歩の悪人コンテスト。
前回の『孤狼の血』の評価は1.5
日本映画の誤り・・安っぽさ と書いた。
「日本アカデミー賞なるものにあらわれている。役所広司が主演で、松坂桃李は助演、それで賞がとれるなんて、お笑い沙汰だ。」というものだった。
そしてこうも書いた。「その内容は、民放の2時間ドラマで十分な内容だが、場面によってはテレビでは放映できないため、映画になったのだろう・・・ぐらいにしか理解できない。せっかく後半残り30分から盛り上がるべきものが、登場人物、役者が安っぽいため、なかなかクライマックになりきれない。見所がグロ・・というだけでは、あまりにも残念だ。」
基本的には、ああまり変わっていないが、前回よりも展開として進歩したかもしれない。
松坂桃李の広島弁も少しは上手になったし。でも、それが「新人」鈴木亮平に負けちゃぁいけんじゃろ。笑
内容としては、まぁ、いわば悪人コンテストのようなもん、誰が、広島一の悪人かを競いおーちょる。
日岡秀一(松坂桃李):まぁ、警察としては悪人じゃろね。でも、全体からすると薄まって・・・。
上林成浩(鈴木亮平):まぁ悪人よね。じゃが、今までのキャリアからやはり裏善人を感じてしまう。(役では「血と骨」になってしまっていて)
近田幸太(村上虹郎):ヤクザ映画では必須のチンピラ感にはやや遠い感じのいい感じの薄い悪人。もっと、チャラいチンピラになって欲しかった。
近田真緒(西野七瀬):芝居が浮きすぎて悪!下手。
橘雄馬(齊藤工):キャスティングが悪。
瀬島孝之(中村梅雀):何かあると思ったら、やはりあった悪の張本人。なのだが、そんな悪人の末路を素直に描きすぎて、これは悪。
嵯峨大輔(滝藤賢一):組織的悪。この俳優の逆テンションを効果的に使ったのはいいのだが、単発すぎて悪。
他の面々:悪を全然感じさせない、インテリジェンスで悪。中にビジネスヤクザあり。笑
ということで、悪人コンテストは不発かな。
終盤のカーチェイスも、タイマンアクションも、本筋には不要でしたね、これも悪。
そして、ほんとに最後の・・・日岡巡査の狼探し。悪を超えて失笑・苦笑。
悪人は、こんな映画を作った監督でしょ!
しかし、それを5本990円のレンタルでしか見ていない自分が最も悪人か。
何あのラスト
前作に引けを取らない完成度
鈴木亮平さん、圧巻の演技でした。
この作品も劇場で観たにも関わらずレビューしてなかったですね。
前作とはまた違った意味で楽しめる作品でした。
前作の終盤の展開が原作とは全く違っていたため、続編が決定した時は『凶犬の眼』にどのように繋げるのか不思議に思っていたのですが、こういう話の流れにしたのですね。
前作の終盤の展開を全く変えてしまったためにオリジナル・ストーリーながら整合性に欠ける点も無くは無かったですし、昭和から令和になったために雰囲気を変わり(前作の昭和臭い感じが良かっただけに残念)加えて役所広司さん演じる大上がおらず、前作はバディものという側面も大きかった事も有り(今作もある意味バディものですが)今作はヤクザ映画とはかけ離れた作品になっていましたね。
その分バイオレンス度は上がっていましたし、役所広司さん演じた大上とはまた違った方向でしたが、鈴木亮平さんも強烈なキャラクターでしたよね。
松坂桃李さんも幅広い役柄をこなされていますが、鈴木亮平さんもどんな役も熟せる方ですし、その振り幅には驚かされますね。
普段凄く人が良さそうな方だけに、このような役柄だと際立って怖く見えますね。
まさしく圧巻の演技でした。
楽しめはしたのですが、前作から引き続いての登場人物があまりに少ない点はかなり残念ですよね。
(この先、ちょっとだけネタバレかもしれません)
原作の『凶犬の眼』に繋がるような終わり方でしたので、更に続編を作られる感じですね。
個人的な予想としてはあと2作くらい作られるのではないかと期待を込めて思っているのですが、ただ今作で登場した上林の過去は原作の『暴虎の牙』の沖寅彦をモデルにしているみたいなので、そう考えるともう一作で終わりのような気もしますが、そうなるとどう纏めるのか、気が早過ぎですが今から気になります。
まだまだ甘さの残る日岡でしたが、この先の成長ぶりを早く観てみたいです。
日岡刑事は不死身じゃのー
観たくても、仕事の都合で観れなかった『LEVEL 2』。
けど、劇場で観賞できて良かった。
しかも、今日も大スクリーン独り占め。
映画館でこそのど迫力。見ごたえありまくり。
広島弁が懐かしい。『はぶてとるのお〰️』。
くりぬくのは、ちょっと……。しかも、その都度。周りはひかないのか……。
メンツ第一の男気ヤクザというより、猟奇サイコパスに変容したのがちょっと違うかなと。
モンスターの誕生理由は、子供の頃に受けた酷すぎる傷、というのが、少し限界を感じる(あとは、ヴェノムに寄生されるくらいしかないのか)。
『相棒』という単語が時々出てきてたし、半分は疑っていたけど。いかにもっていう感じだし……。半信半疑だった……。
ほんと、あの人達のやり口は、ホラー。妻も。コワイ。
しかも、写真わざと、置いていってるし……
(大上だったらどうだったのか……)。
滝藤賢一さんも突っ走っていて、眼が離せなかった。
村上虹郎さんが本当に不敏。
それぞれの人達の『救い』はどこにあったのか。と、観おわって、考えている。
もうすぐBlu-ray Disc・DVDが発売されるのに、映画館で観ることができて本当に良かった。
前作観てないけど楽しめた!
第一作目の方が好き
想像を遥かに絶する凄まじい映画
冒頭から怒涛のようにノンストップで進む激しい展開で、一瞬も目が離せずぐいぐい引き込まれていく。
前作を観ていないと役名や人物関係を掴めないままどんどん進みついていけなくなりそうだが、要所要所でナレーションで補ったりしっかりとフォローしてくれる構成になっているのは流石である。
とにかく殴り合いと撃ち合いの生々しいアクションが見応えあり。(グロいのが苦手な人にはちょっときついレベルかも…)
そして鈴木亮平の迫力と存在感に圧倒される。彼のためにある映画と言っても過言ではない。今年度の助演男優賞は決まりではないだろうか。徹底した役作りと入れ込み具合で狂気すら感じさせる。
最後の決闘シーンは手に汗握り一瞬たりとも目が離せない。夢に出てくるほど脳裏に焼き付く。
さらなる続編も楽しみである。
鈴木亮平はすごいなあ
何とまあそうきますか。あの宮崎美子のカットはそういうことなのね。これは完全にやられました。
鈴木亮平の全てを破壊し尽くすようなキャラクターは、常に何かと闘わずにはいられないのだろう。仮にここで死ななかったとしても長生きできなかったろうに。たとえオヤジ(組長の方ね)が生きていたとしても、とても制御することなどできなかったのではないだろうか。
絶対にお近づきにはなりたくない強烈な人物でした。
ただしラストシーンは、うーんそれかあ。
松坂桃李VS鈴木亮平‼️
2021.08.21 1200の回。
LEVEL1を見ないで鑑賞。
(見た後にどうしても気になりAmazonプライムで鑑賞。本作に劣ることのない斬新かつ鮮烈なヤクザ警察映画だった‼️)
村上虹郎。
村上淳とUAの息子ということを、
今回初めて知った。
かたせ梨乃。
久しぶりに拝見。
吉田剛太郎、
音尾琢真、
松坂桃李、
鈴木亮平。
前作より大幅LEVELダウン…
色々としんどい
そもそもだ。ヤクザ映画であんな派手なプロモーションをするべきなのか。無駄にコンプラを重んじる現代に、ヤクザ映画をエンタメ化する必要があるのか。一作目を素晴らしいと思う身だからこそ、この流れに大きな違和感を感じていた。でも、ずっと追いかけてきた白石監督だから、孤狼の血だから、作品は大丈夫なはずと信じていた。いやな予感が当たった。しっかりと裏切られた。
結局彼も「商業映画」と言う渦に飲み込まれたのか。災難だ。こうして優秀な才能は拝金主義の犠牲になっていく。今更ではあるが、こんなことを繰り返していたら、いつまで経っても韓国映画には追いつけないだろう。
今回、ピエール瀧がキャストから消えた理由も薄らと分かってしまった。商業的大ヒット風作品に犯罪者は要らないのだろう。それが人を理不尽なヤクザ映画であってもだ。
金を出す奴は、作品に口を出すべきでない。
何処の誰だか知らないが、取り乱して泣くべきシーンで涙のひとつも出ないアイドル女優はこのヤクザ映画に必要ない。彼女にはもっと活躍すべき舞台があるのだろうから、恋愛コメディか何かで邁進するべきだ。彼女のファンを銀幕越しにメロメロにしてあげれば良いだろう。こんなの本人にとっても気の毒なんだ。持つタバコを吸わない。頭の悪いヤクザに乳の一つも揉まれない。この役を演じきれる才能ある女優はたくさん居るのだから、監督はこのキャスティングで首を縦に振るべきでは無かったのだ。
金を出す奴が口を出すとこう言う悲劇が起きるのだ。
仮にもヤクザの大親分がコメディをするべきではない。くだらないギャグの裏に見える狂気こそが大親分だ。往年の大女優をヤクザ映画に呼び戻して雑な扱いをするべきではない。あんなことで姐さんを殺すのヤクザじゃない。昔なヤンチャな経歴だけで生きてるくせに、凄みの効いた声を出せない中途半端な俳優は任侠映画に必要ない。任侠映画をバカにするなと言いたい。ヤクザはエンターテイメントにするべきでないのだ。
鈴木亮平があいも変わらずアホみたいな怪演をしてしまったがために、滝藤賢一が狂った表情を見せてしまったが故に、なんとも勿体ない結果になってしまった。と言うか、主演の松坂桃李も含めて基本的に演者は素晴らしかったのが本作の救いだ。
それにしてもあの脚本でGOを出した理由を聞きたい。話にメリハリなく暴力が繰り返される。突如始まるカーチェイス。突如として現れる死神という言葉。日岡にも上林にも人間味が感じられない本作はロボット映画か何かなのだろうか。抗争相手の尾谷組を描かなくて、LEVEL2から観はじめる人に分かるのだろうか(皆お気に召しているようなので何よりだが)。
そして入場時に配られるトレーディングカードは、映画ファンをバカにしているのだろうか。
全種コンプリートを目指させるために大金払う人もいるらしい。勝手にやっているのだから別に構いはしないのだが。本来、客は何に金を払うのか。本当に素晴らしい映画は凝ったノベルティなんぞなくとも観に行くのだ。恐らく様々な理由で凡作を撮ってしまった監督にも、稚拙な本を書いてしまった脚本家にも、失笑を生む演技しか出来なかった演者にも失礼なのではないかと思うのだ。
さて、この映画を観た天国のガミさんは何と思うのか。あの時のようにペンを持って強烈なダメ出しを殴り書きするに違いない。
怖すぎて固!そして松坂&鈴木に感服!
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