孤狼の血 LEVEL2のレビュー・感想・評価
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第一作目の方が好き
想像を遥かに絶する凄まじい映画
冒頭から怒涛のようにノンストップで進む激しい展開で、一瞬も目が離せずぐいぐい引き込まれていく。
前作を観ていないと役名や人物関係を掴めないままどんどん進みついていけなくなりそうだが、要所要所でナレーションで補ったりしっかりとフォローしてくれる構成になっているのは流石である。
とにかく殴り合いと撃ち合いの生々しいアクションが見応えあり。(グロいのが苦手な人にはちょっときついレベルかも…)
そして鈴木亮平の迫力と存在感に圧倒される。彼のためにある映画と言っても過言ではない。今年度の助演男優賞は決まりではないだろうか。徹底した役作りと入れ込み具合で狂気すら感じさせる。
最後の決闘シーンは手に汗握り一瞬たりとも目が離せない。夢に出てくるほど脳裏に焼き付く。
さらなる続編も楽しみである。
鈴木亮平はすごいなあ
何とまあそうきますか。あの宮崎美子のカットはそういうことなのね。これは完全にやられました。
鈴木亮平の全てを破壊し尽くすようなキャラクターは、常に何かと闘わずにはいられないのだろう。仮にここで死ななかったとしても長生きできなかったろうに。たとえオヤジ(組長の方ね)が生きていたとしても、とても制御することなどできなかったのではないだろうか。
絶対にお近づきにはなりたくない強烈な人物でした。
ただしラストシーンは、うーんそれかあ。
松坂桃李VS鈴木亮平‼️
2021.08.21 1200の回。
LEVEL1を見ないで鑑賞。
(見た後にどうしても気になりAmazonプライムで鑑賞。本作に劣ることのない斬新かつ鮮烈なヤクザ警察映画だった‼️)
村上虹郎。
村上淳とUAの息子ということを、
今回初めて知った。
かたせ梨乃。
久しぶりに拝見。
吉田剛太郎、
音尾琢真、
松坂桃李、
鈴木亮平。
前作より大幅LEVELダウン…
色々としんどい
そもそもだ。ヤクザ映画であんな派手なプロモーションをするべきなのか。無駄にコンプラを重んじる現代に、ヤクザ映画をエンタメ化する必要があるのか。一作目を素晴らしいと思う身だからこそ、この流れに大きな違和感を感じていた。でも、ずっと追いかけてきた白石監督だから、孤狼の血だから、作品は大丈夫なはずと信じていた。いやな予感が当たった。しっかりと裏切られた。
結局彼も「商業映画」と言う渦に飲み込まれたのか。災難だ。こうして優秀な才能は拝金主義の犠牲になっていく。今更ではあるが、こんなことを繰り返していたら、いつまで経っても韓国映画には追いつけないだろう。
今回、ピエール瀧がキャストから消えた理由も薄らと分かってしまった。商業的大ヒット風作品に犯罪者は要らないのだろう。それが人を理不尽なヤクザ映画であってもだ。
金を出す奴は、作品に口を出すべきでない。
何処の誰だか知らないが、取り乱して泣くべきシーンで涙のひとつも出ないアイドル女優はこのヤクザ映画に必要ない。彼女にはもっと活躍すべき舞台があるのだろうから、恋愛コメディか何かで邁進するべきだ。彼女のファンを銀幕越しにメロメロにしてあげれば良いだろう。こんなの本人にとっても気の毒なんだ。持つタバコを吸わない。頭の悪いヤクザに乳の一つも揉まれない。この役を演じきれる才能ある女優はたくさん居るのだから、監督はこのキャスティングで首を縦に振るべきでは無かったのだ。
金を出す奴が口を出すとこう言う悲劇が起きるのだ。
仮にもヤクザの大親分がコメディをするべきではない。くだらないギャグの裏に見える狂気こそが大親分だ。往年の大女優をヤクザ映画に呼び戻して雑な扱いをするべきではない。あんなことで姐さんを殺すのヤクザじゃない。昔なヤンチャな経歴だけで生きてるくせに、凄みの効いた声を出せない中途半端な俳優は任侠映画に必要ない。任侠映画をバカにするなと言いたい。ヤクザはエンターテイメントにするべきでないのだ。
鈴木亮平があいも変わらずアホみたいな怪演をしてしまったがために、滝藤賢一が狂った表情を見せてしまったが故に、なんとも勿体ない結果になってしまった。と言うか、主演の松坂桃李も含めて基本的に演者は素晴らしかったのが本作の救いだ。
それにしてもあの脚本でGOを出した理由を聞きたい。話にメリハリなく暴力が繰り返される。突如始まるカーチェイス。突如として現れる死神という言葉。日岡にも上林にも人間味が感じられない本作はロボット映画か何かなのだろうか。抗争相手の尾谷組を描かなくて、LEVEL2から観はじめる人に分かるのだろうか(皆お気に召しているようなので何よりだが)。
そして入場時に配られるトレーディングカードは、映画ファンをバカにしているのだろうか。
全種コンプリートを目指させるために大金払う人もいるらしい。勝手にやっているのだから別に構いはしないのだが。本来、客は何に金を払うのか。本当に素晴らしい映画は凝ったノベルティなんぞなくとも観に行くのだ。恐らく様々な理由で凡作を撮ってしまった監督にも、稚拙な本を書いてしまった脚本家にも、失笑を生む演技しか出来なかった演者にも失礼なのではないかと思うのだ。
さて、この映画を観た天国のガミさんは何と思うのか。あの時のようにペンを持って強烈なダメ出しを殴り書きするに違いない。
怖すぎて固!そして松坂&鈴木に感服!
ぬーん
前回の孤狼の血が大変傑作だったなぁと思って楽しみに行きましたが...が...。もちろん松坂桃李さんは素敵な役者さんだと思うのですが前回の役所広司さんが凄すぎて、凄みとしては物足りず、マル暴刑事っぽさには無理がありますね。そして、任侠映画がいつのまにかサイコパス猟奇殺人映画に変わってしまったような。鈴木亮平さんも斎藤工さんも吉田鋼太郎さんも、日頃の役所が役所なだけに、まくしたてるヤクザ語?広島弁?がちょっと迫力ないなぁと思ったりして。私もどんどん裏の裏まで読みたがるようになっていて、公安刑事のうさんくささは最初に分かってしまったり、筧美和子さんと滝遠さんでレイクアルサがよぎってしまったり。。
でも!そんじょそこらのホラー映画より、よっぽど怖かったです。やはり、恐るべしは生身の人間。鈴木亮平さんの役作りは毎回アッパレです!
2021年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️⭐️✨
いやぁ〜、面白かった!(笑)
この作品には、2作目のジンクスなんて関係なかったですね。
公開から時間が経ち、もう観れないかなと思ってたけど、"宣言"が終了となりレイトショーでやっと観れた!…というか、こんな映画、昼間からやったらアカンでしょ!(笑)エグ過ぎる(笑)
一応パート2なので、前作は観ておく方が良いとは思いますが、ほとんど覚えてなかった…笑
映画が始まってすぐ、"広島弁"がよく聞き取れず、「しまった!」と思いますが、時間が経つにつれ不思議と聞き取れるようになってくる(笑)
で…
物語は、2組のヤクザ闘争の人間関係がやや混乱するかもしれないが、出所して来たばかりの鈴木亮平演じるヤクザが、親分亡き自分の"組"でのし上がり、敵対する暴力団と抗争したり、マル暴の刑事・松坂桃李と対決したり…というお話。
そして、この作品…贅沢にもスプラッター・ファンだけでなく(笑)、ミステリー・ファンにも楽しめる内容となっている。その点については、一切書かないが…前作を観ておけば、より楽しめる内容だと思います。
今年はコロナの影響で見逃した作品が一杯ありますが、この作品…間違いなくベストワンといっても良いかも知れません(作品の性質上、好まない方もいらっしゃるかとは思いますが)。
とにかく、観終わってからのカタルシス度の高い作品でした。見逃さなくて良かった!(笑)
公開からだいぶ経っているので、終了も近いとは思いますが、まだの方はぜひ!…面白いよ(笑)
これはあとを引くわ!
評判のめちゃくちゃ良かった前作を観れてないまま鑑賞しましたが、それは全く問題なく単品としてちゃんと成立しています。
が、怖すぎる!
強烈すぎて数日あとを引きました。思わず目を逸らしてしまったシーンが何箇所もありました。本当に吐きそうになるほどに。
「凶悪」の白石和彌監督だからエグくもなるよねぇ。
「彼女がその名を知らない鳥たち」等、好きな監督さんのひとりではあります。
とにかく鈴木亮平さんがこれまでの役とは全く別人格で。クレイジーすぎてもはや人ではないです!
もう鈴木亮平の暴走を観る映画といっても過言ではないほど。
松坂桃李さんもSを送りこんでやり方がたいがいクズですけどね。
斎藤工さんも絶対温和な方のはずなのに…。個人的には斎藤さんにはもっと活躍してほしかったですが。
って役者さん達はやはり凄いですよね、全くの別人、ガチの強面になってしまうのですから。脇まで演技派でしっかり固めていて(女優さんで残念な人もいたけど)見応えありました。オープニングの三角マークはもちろんのこと、ナレーションも昔の仁義なきシリーズをなぞっていてザ・東映作品って感じですが昭和のヤクザ映画はここまで残虐だったかなぁ。
ストーリーに無理はあるものの十分及第点なので次作も怖くてもやはり観ちゃいますね。
前作から3年後ってのが大事
映像の残像が残る けっこう楽しめた
前作同様、ただの怒鳴りあいや殺しあいのヤクザ映画でないところが
感情移入できておもしろい。
目をえぐりぬくのは、サイコパスでちょっとやりすぎかなと思ったけど
楽しめた。
・斉藤工という役者をもう少し上手く使えなかったのか
・ピアノの先生は、妹というより奥さんの方がリアルだった
けれど看守本人に仕返し、奥さんもしかえし両方の方が上林らしい
・とはいえども上林の生い立ちは、そんな殺人鬼になるように見えない。
もう少しひどい両親に見せた方が良かった
・チンタがパスポートなど小道具を持っている時点で、殺されるなと分かってしまった。
夢を描く→夢はかなわない が犠牲者だもんね。
ハラハラはしたけど、パスポートいらなかったんんじゃぁ?
・目をなんどもえぐりすぎだろ。
目をえぐるのは、親とピアノ教師だけで良かったのでは?
・白い犬が生き残るところは、ちょっと気がゆるんで良かった
・クライマックスの組に押し入るシーンはなんか、迫力にかける
・そもそも、対決の時に、なぜわざわざ車移動したのか
抗争が終わってからの最終対決の方が良かったんじゃ
・警察の黒幕死んでないし
・なんかいろいろ?と思うところもあるけど
でも楽しめた
本当によくできたエンターテイメントだ
鈴木亮平と松坂桃李ががっぶり四つに組んで、互いに譲らない一大決闘!
狂暴、狂気、非道、残虐…暴力性は前作を上回っているかもしれない。
前作が役所広司と松坂桃李のバディームービーだったとすれば、本作は松坂桃李vs鈴木亮平の決闘編だ。
続編である今作は、殉職した先輩役所広司の後を引き継いだ松坂桃李が、新たなバディーを向かえる展開がセオリー。
映画の冒頭で、松坂桃李が広島ヤクザ抗争を治め、ポスト役所広司かあるいはそれを超越した存在にのしあがっていることが告げられる。
そして、ピアノ教師殺害事件の捜査本部で定年間近の県警刑事中村梅雀とコンビを組むことになり、新なバディーの結成かと思わせるのだが、これが予想外の展開を見せる。
あえてバディーというなら、ヤクザに潜入させたスパイ役の村上虹郎だろう。松坂桃李と鈴木亮平とのパイプ役という重要な役回りだった。彼の立ち位置が本作の中で最も悲しく、見るがわの胸を締め付ける。
前作は、原作小説(残念ながら未読)の構成なのか、伏線を最後に回収する面白さがあった。
本作は原作にないオリジナルストーリーとのことで、前作のようなミステリーはない。ただただ鈴木亮平の凄まじいモンスターぶりを見せていくのだが、この鈴木亮平がクレイジーなだけでなくクレバーで、松坂桃李&村上虹郎コンビを脅かしていくのだ。
鈴木亮平の生い立ちが彼をモンスターにしたという設定は、韓国映画の影響か。
彼がかつての自分と重ねたかのように一人の少年を見る場面がある。少年を庇護するような行動を彼がとってヒューマニズムを見せてくれれば、彼に感情移入できたのだが、白石監督はそんなセンチメンタリズムを求めてはいなかった。
前作から続投の滝藤賢一と中村獅童が良い。
滝藤賢一は出世したようだ。前作よりも居丈高に松坂桃李を攻める。前作で握られた弱みはどうなったのだろうか。強面を演じても違和感がない良い役者だ。
ヤクザよりもヤクザのような口調の記者を演じる中村獅童のアジテーションは、蝶野正洋似だった若い頃を思うと“黒のカリスマ”のマイクアピールを彷彿させた。
女性陣は、かたせ莉乃姉御がサスガの存在感だったが、最期が衝撃的。
西野七瀬が意外に良かった。この娘、テレビドラマで脇の軽い役しかみたことなかっだが、女優として伸びシロありそうだ。
クライマックスの一対一の決闘は壮絶。
生き残った方も後遺症が残るだろうに。
県警が事実を隠蔽しなければならなかった理由には、前作の松坂桃李の切り札と同様に、弱い気がした。ちょっと残念。
007にでもなったつもりか?!
ちょっと目立っていたのは『極妻』のかたせ梨乃。やっぱりヤクザの姐さんがよく似合う。そしてやっぱりモンスターの鈴木亮平の恐ろしさがひしひしと伝わってくる。今まで『HK変態仮面』や西郷隆盛のイメージが強かったのに暴力ヤクザの強烈な印象に変わってしまった。
それと、最近も話題になっている公安の酷さ。これを中村梅雀が演じ、ヤクザまがいの新聞記者を中村獅童とダブル中村で攻めてきている。この二人がストーリーにおいても重要な位置を占めていた。
3年前の五十子組襲撃の手引きをした疑いをかけられたまま、日岡(松坂桃李)は上層部に煙たがられ、滝藤賢一演ずる管理官に罠にはめられそうになる。前作では元々日岡を内偵に使っていたくらいだから、警視という位にありながらずる賢いキャラだ。
一方、日岡は近田真央(西野七瀬)と恋仲となっており、その弟チンタ(村上虹郎)を使って上林組の情報を得ていたのだ。まるで潜入捜査員のごとく活躍していたチンタだったが、それに気づいた上林が・・・といった展開。
息が詰まりそうになるほどの閉塞感やいつ殺されてもおかしくない緊張感。そして、大上の遺品でもある狼柄のZippoライターがアクセントになり、不条理な裏社会の繋がりを見事に描ききっていた。夢中になって鑑賞したため、終盤はすっかり騙されたよ・・・
あと、車のナンバーが5910(極道)ってのは笑った!
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