孤狼の血 LEVEL2のレビュー・感想・評価
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確かにヒリヒリ感は予想以上にあった
「俺物語‼」「宮沢賢治の食卓」の鈴木亮平がまったく別の人格となってキレてた。「私自身がいちばん怖いと思う人は、“自分を悪いと思っていない人”だと思い至りました」が今回の役のコンセプト。ジョーカー役で炸裂し急逝したヒース・レジャーを想い出した。ヘアスタイルと眉毛だけで人の見かけはこんなにも変わるのかと。日岡がナイフで刺されても銃弾くらっても簡単に回復するとこや上林が切腹刺しされてもフツーに立っているとこは漫画的だったが、実録系フィクション「仁義なき戦い」と北野監督的バイオレンスの流れを継承し、外国映画の影響もある新正当派893映画かもしれない。本来は刑事ものではあるのだが。
ヒリヒリ感を緩和させてくれたと同時にある意味一番怖い瀬島(中村梅雀)だが、最後はあっけない結末。(エスをバラされて)殺された弟は(エスをやっていた)瀬島が原因であろうと(前作でエスだった)日岡から聞かされた真緒の復讐に合う。言葉にすると実にややこしい。
最近はなかなか見ないバイオレンス邦画
松坂、鈴木の演技がやばい。脇を固める俳優陣も豪華。
途中、見ててヒリヒリ過ぎて辛くなるくらいのバイオレンス。
今のイケメン俳優陣でどんだけ迫力が出せるのかと思ったが、
凄かった。
もう一回、1から見直そう。
もはやこれは上林役・鈴木亮平が主役なのでは!?
前作でも十分恐ろしかった孤狼の血。今作でパワーアップしてきましたが、しすぎです。「LEVEL2」なんて世界の話じゃないです。終始ヤクザ、ヤクザ、ヤクザです。それも陰惨。残酷。悪行すぎる。本来の主人公は日岡であるはずが、上林が際立ちすぎててこっちが主役と勘違いしそうでした。ここまでの悪を体現した日本映画がどれほどあるでしょうか。恐るべし上林。
この映画において鈴木亮平さんの怪演を語らずして何を語るのでしょうか。このトンデモ悪役がいてこそ孤狼の血の面白さが引き立っているような感じです。誰もその力を抑えることができない悪のカリスマ・上林。異常なほどに悪びれていて、でもどこかカッコよく思えてしまう部分があります。それは、鈴木亮平さんが演者だからなのか、本当にカッコいい悪役だからなのか・・・。どちらにせよ、観た人全員にこれでもかと強烈な印象を残すことは間違いありません。前作で大暴れしていた刑事・大上の印象も未だに自分の中では根強いですが、上林はそれを大きく上回るほどのインパクトがあり、ヤクザにとって銃撃や殺人なんて食事や入浴と同じように日常生活の一部のように思えました。もちろん、注目点は上林だけではなく、今作で登場したチンタと真緒の近田姉弟もいい味を出していました。特にこの二人を演じた村上虹郎と西野七瀬の張り詰めた演技がとても好印象でした。なーちゃんとかよくこんな映画に出たなあって思います。虹郎くん、頼りないながら頑張ってましたね。日岡だって、主人公だから上林ほどではなくとも大暴れしていました。大上から引き継いだ裏社会での反骨精神が強くなっています。あとはもう、ヤクザも警察も異常なテイストで映画を観ているこちらまでもかき乱してきました。
3作目の製作が決まり、ますます孤狼の血に注目が高まります。3作目では、どんな悪のカリスマが現れるのでしょうか。
和製ゴッドファーザー2
自己嫌悪が安すぎて最悪
主人公が諸々身勝手すぎて全然擁護できず…仁義なき戦いを名乗る感じではなくない?と思ってしまった…話としてはまあ面白いけど、鈴木亮平さんを見る映画だな〜と思った…
敷居を跨ぐなと言われているのに無理やり線香あげに来た挙句近寄るなと叫ぶ西野七瀬を無理やり抱き締めて「俺が殺したんじゃあ…」と泣くシーンが身勝手すぎて本当に無理だった…お前〜お前はそれで楽になるかもしれんけど…自己嫌悪が安すぎるだろ…仁義なき戦い完結編のラストの菅原文太見たか??マジで…人も殺すしよ…カスが…
(追記)
やっぱり西野七瀬を抱き締めるシーンの意味が不明すぎる、あれで癒されるのは絶対に主人公だけだし、もし西野七瀬側も拒んでたけど本当は抱きしめられたかったみたいなつもりであのシーン撮ったのなら女を舐めすぎだろ、というか主人公の自己嫌悪が安すぎるだろお前のせいで人死んでるんだぞ
ヤクザ映画の限界を超えた新鮮味
日本映画の過去を踏襲しつつ、更に一歩踏み込んだ新世界が見えた。
「ヤクザ映画」は、人間ドラマの一つの進化形。
白石和彌はヤクザ映画の限界を感じさせない。
ヤクザとは、社会のアウトローで、真ん中を歩けないハミ出し者。
ヤクザを美化も肯定もせず、エゲツない暴力を見せつけ、
《血みどろの人間の修羅場》が描かれている。
鈴木亮平が境界を超えた人間の悪を表現すれば、
松坂桃李は桃李でヤクザ界をコントロールしてるつもりが、
鈴木亮平の出所により、
バランスを崩されて、警察官のモラル(正義・道徳)を見失い、
警察官を逸脱した一匹狼となる。
善から悪まで、振り子の大きく揺れる役をモノにしている。
この男(松坂)、どこまで複雑に屈折してるのか?
終いには、鈴木亮平がただのサイコに見えてくる。
どの役も一筋縄では行かない。
村上虹郎も、刑事(松坂)のスパイに使われたばかりに、
とんでもない運命を辿る。
ウブに見えて、見せ場が多く同情を誘うお得な役だ。
姉のスナックママ役の西野七瀬。
弟チンタ(村上虹郎)そして子供を育てる姉(西野七瀬)も底辺で地を這うように
生きるしかない運命(さだめ)の人間だ。
警察組織のドロドロの隠蔽と権力争い。
特に滝藤賢一の管理官も複雑な男。
日岡を毛嫌いしつつ利用もしている。
そして中村梅雀の狡猾・・・定年間際の目立たぬ男にも、まだ欲と嫉妬が残っていて、
この映画に深みを持たせた隠れた騙し絵ピース。
ヤクザ映画というジャンルを跳び超えた秀作だと思います。
ラストではコミカルな味付けも楽しめる。
2021年(東映)監督:白石和彌。原作:柚月裕子。脚本:池上純哉。
過去鑑賞
役所広司にはかなわない
昭和末期という時代設定がたまりませんねー
今思えば、何でもありのよい時代だったなと。
令和の時代も「あの頃は良かったな。」と、いつか懐かしむことができるのかしら。
レベル2も観ました。
でも、役所広司の色気と暴力とそして正義にはかなわないです。
松阪桃李も、その青臭さがいいんですよ。
レベル2は、とにかく鈴木亮平劇場。もみあげないのがこんなに怖いとは。
虹郎が呼ばれるたびに、やられるやられると、次はやられるとドキドキしてました。
面白かったけど、もっと抗争シーンが見たかったです。
もっとキレッキレの早乙女太一とか見たかったなー
でも、原爆スラムとか、この映画で初めて知ったし、
歴史の闇を背負わされている人がいるのかと思うと、何とも言えない気持ちになりますね。
中村梅雀&宮崎美子じゃ…
騙されるわ。。こんな善良なおしどり夫婦に飯食わされたら誰だって(笑)仁義なき戦い令和版というベースに鈴木亮平の怪演ぷりに尽きる作品。両目をえぐり殺す残忍さが全編通して恐怖感を与え続けるけれど、最後の松坂桃李との死闘は若干もたついた。村上虹郎、西野七瀬も好演。ガミさん亡き後の不良刑事・松坂桃李は線が細く感じ、まぁこれからということか。前作ほどのインパクトは感じなかった。日岡の相棒がほしい。
狼vs熊
ガミさんが恋しい 70点
鈴木亮平が熱演していたけど、上林その人になれていたかって言われるとちょっとまだ微妙な気がする。
上手なんだけどモロに「上手」っていうような。
それより個人的にはチンタと中村獅童の演じる記者がいい味を出していたと思う。
バイオレンスを前面に出しているが、前作の方がリアリティを感じられて面白かった。
ひとえに役所の存在が大きかったんだなと再確認させられた。
昭和のヤクザ映画第二弾。前作の騙し騙されとは打って変わり、鈴木亮平...
おもしろい
ごりごりヤクザ映画です。
1に続いてみましたが、やはりすごく俳優さんたちの演技に魅了されます。
おもしろかったです、3やってほしいです。
深さを語るというより、見ればわかりますって感じの映画です。
評価別れそう
なんとなく見た一作目が面白くて二作目は期待して見ました。
日岡の成長を期待していたのですか、相変わらず掌で踊らされてたり実力不足甚だしくて成長が見られず期待外れのバイオレンス強調なだけのグダグダ映画でした。演技力云々で高評価な人達も居ますから面白さは見る人に依るのだと思います。
演技力は高評価ですが、ストーリーが最低で楽しめなかったです。
面白いのに妻に勧められない…。
エグいも振り切れるとエンタメに。
前作と連続で鑑賞。
上林の猟奇さ、日岡の前作からの変わりようが目についてハラハラした2時間ちょっとだった。
鈴木亮平の演技というか、プロ意識というか、それを感じつつ、松坂桃李のハングリーさが作品からにじみ出ていた。
0歳児をあやしながらの鑑賞には全く向かないことだけは明白だった(笑)
そうそう、最後のあたりで近田真緒(西野七瀬)が瀬島(中村梅雀)を突き落としたのはなぜ?
弟を殺されたのは日岡ではなく、裏で瀬島が連絡係など糸を引いていたから!?でも、それを真緒は知る由もないはず。そこだけがしっくりこなかった。
日岡がそれを真緒に密告し、殺させたということか!?分かる人教えて!!
オラとしては完全にブラック・レイン
レンタル 3回に分けて鑑賞
準新作ながらキャンペーンで110
昨年の劇場公開時に時間が合わず観られなかったのは
第一作同様
確かにLEVELは上がっていた
松坂桃李がCOOLだ 短髪がいい
第一作のはじめと見比べたい
キャラクターも多彩
中村梅雀
滝藤賢一
中村獅童
かたせ梨乃や寺島進が1周回ってドハマり
あと宇梶剛士…あ これは本物でした
なんといっても鈴木亮平
平成/令和・日本のデ・ニーロ
仁義なきの広島死闘編の北大路欣也とか
JOKERになぞらえている批評を見たが
オラとしては完全にブラック・レインだった
松田優作が命を懸けて演じた新興ヤクザに重なる
もみあげなしの髪型
バイクと刀
歯で布を噛んで刀を指にグルグル巻きに括りつける
最後は対マン
ちょっと都合良すぎのストーリー展開もあった
秩序などは考えないサイコキラー モンスターなのに
なぜ石橋蓮司親分を慕っているのか
拾われたエピソードなどがあると分かり易かったかも
そもそも寺島があんなことになる前に組織は手を打つはず
まぁ4回に分けようと思っていたところを
3回で観たので面白かったことは間違いない
第3作もあるんだろうなぁ
LEVEL3はありきたりだな
3rd bloodとか あランボーか
残忍非道
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