孤狼の血 LEVEL2のレビュー・感想・評価
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一作目を超えられず
虎狼の血、一作目があまりに良かったので観に行ったが、ハッキリ言って一作目を超えられなかった。
一作目の、序盤から引き込まれるようなリアリティがなく、東映のオハコのヤクザ映画というより、Netflixのドラマを観ている感じ。オリジナル脚本のせいなのか、ストーリーが作り込みすぎだと思う。もっとシンプルで良く、地に足のついたものにして欲しかった。殺しの時に目をくりぬく等、やりすぎの感があった。
役者は頑張っていたが、西野七瀬はよかったものの、鈴木亮平はいい人のイメージが強すぎて、残念ながら悪役として見ることができず、松坂桃李も身体の線が細すぎ、やさぐれ感とセクシーさが足りなかった。演技力というより、キャスティングの問題なのでは。
脇役にうまい役者がたくさん出ていただけに、とても残念だった。主役二人以外は落ちついて観ることができた。
早乙女太一さん、キラリと存在感あり、特に良かったと思う。
カメラや演出はうまかったので、もう少し時間をかけて細部を練って欲しかった。
もっと渋い、ホンモノのヤクザ映画を期待していた。
トレーディングカードって(笑)
前作が好評だからこそ続編が制作されるのだが、見る側は嫌でもハードルを上げてしまう。
見終わった率直な感想としては、前作を超えないまでも、及第点はクリアしてる続編だと思います。
まずは良かった点〜
3年で人はこんなに変わるのか?って位変貌した日高(松坂桃李)。マル暴は見た目からそっち側と区別つかなくするというが〜しかし桃李君以外は普通の刑事なんだけどね。
猟奇ヤクザの上林を演じる鈴木亮平はTOKYO TRIBE以上の強烈キャラを生き生きと楽しんで演じていたに違いない。
前作に続いて魅力ある登場人物。
まずは滝藤賢一〜出世していやらしさも倍増してます。このての役させたら天下一品ですね。
そしてもう1人は吉田(音尾琢真)〜真珠取られて、建設会社の成金社長になっちゃいました(笑)。上林の顔色伺うコミカルヤクザっぷりにはニヤけてしまいますね。Level3があるとしたらこの2人はまた登場して欲しいですね。
ちょっと残念な点は〜
親分役の吉田鋼太郎も寺島進も前作の石橋蓮司には到底敵わないですね。まぁ誰が演じても超えられないでしょう。前作の五十子が鰻重食べてる場面は大好きです。
あと西野七瀬ってどう見てもクラブのママには見えないよね。彼女の演技がどうこう以前に違和感しかない。真木よう子と比べたらただの元アイドルだよ。残念だが完全なるミスキャストとしか言いようがない。
ラストの日本狼を探すくだり〜あの場面要ります?もうちょっと他の閉め方なかったのかなぁ…
最後に入場者プレゼントにトレーディングカードって…?。アニメ作品ならオタクは喜ぶでしょうが、ヤクザ映画見に来たお客がカードもらって喜ぶとでも???。この企画考えた東映の人間はこれで集客が上がると思っているならどうかしてるんじゃないですか(笑)。
画面から伝わる、凄まじいエネルギー!!これぞ映画の醍醐味だ!!
139分とやや長尺だが、一切息を抜けない。
テンポが良いし、次々と怒涛の展開が待ってるので飽きる暇もなかった。
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●ストーリー
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前作同様、大まかに言えば、
警察 vs ヤクザの構図で展開される映画だけれど、
『警察とヤクザ、どっちが本当に悪なのか?』
という裏テーマが込められているような気がした。
普通に考えれば、「国家公務員」である警察が正義(善)で、「反社会」であるヤクザが悪なんだけれど、この映画をみた後からは、そう分類していいものなのか、非常に迷っている自分がいる。
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迫力満天だし、ストーリーもわかりやすいので、それだけで楽しめる作品だけれど、
個々のセリフや背景などの全てに、裏に込められた意味がありそうで、噛めば噛むほどおもしろくなりそうな作品だと思う。
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そして、Level2の日岡は、終始かっこわるい。
なんだかんだやられっぱなし。
大神のような狼になろうとして、結局は「犬」にしかなれなかった姿を描いていて、まさにLevel2だなーと。
見終わったあと、タイトルに納得してしまった。
これは次回作もありそう。というかやってほしい。Level2では日岡は成長段階にいたので、日岡の成長を見届けたい。
●演技
コロナで仕事がストップした後の1発目の作品だったということで、役者のみなさんがいつも以上に気合が入っているように感じた。
特に鈴木亮平さんはすごかった。まさに怪演ってかんじ。
夢にでてきそう... (笑)
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登場人物ひとりひとりが魅力的で、良い意味で主役を食ってるというか、誰が主役になっても映画にできそうだなと思った。
個人的には滝藤賢一さんが1番印象に残った。
出番は少なかったんだけど、なんとも言えぬ存在感。
さいごに...
R15指定の作品なだけあって、結構グロめなので注意です!
松坂鈴木の二人三脚で役所の穴を埋めれたかな
2021年映画館鑑賞81作品目
9月5日(日)イオンシネマ石巻
原作未読
前作はDVDなどですでに鑑賞
前作のラストから3年後
前作で殺された大上の跡を継いで広島の暴力団を仕切って治安を見事に守っている呉原警察のマル暴•日岡
しかし役所広司の跡を継ぐのはたとえ松坂桃李でも荷が重い
いや松坂桃李はよくやったよ
むしろいい方
特にヤクザの口の中に拳銃を突っ込んだときの気迫が良い
でもやっぱり役所広司と比べると物足りない
そこで敵対するヤクザ上林役の鈴木亮平ですよ
出所した上林はやりたい放題
いきなりカタギである看守の妹の目をくりぬき強淫惨殺する暴挙
ブロッケンマンやラーメンマンなど残虐超人でもここまで惨いエグいことはやらない
両親さえも殺しているから殺人なんて蚊を殺す程度にしか思っていない超危険人物
殺された五十子正平をオヤジとして尊敬しているが気に食わないなら組織の上役の仁成会理事長も五十子会二代目会長も五十子正平の未亡人も殺してしまうハチャメチャぶり
事前情報が不足だったため近田真緒を演じたのが元乃木坂46の西野七瀬だとは最後まで気づかなかった
どうでもいいけど筧美和子オッパイ無駄にデカすぎ
アメリカのポルノじゃないんだから興醒めするよ
そういえば真木よう子もかたせ梨乃も無駄にデカかったな
あとタバコ吸わないけど狼のジッポ欲しいな
和製アクションとしては上出来
今作の主人公である松坂桃李。前作では、ヤクザと通じる不良警官(役所広司)に振り回される品行方正な真面目な警官役でしたが、今作ではすっかり不良警官になってしまいました。松坂桃李は言うまでもなくキレイに整ったイケメンですから、果たして荒々しい不良警官役が務まるのかと不安でしたが、始まってみれば違和感なく観ることができました。一方で敵役である鈴木亮平は圧巻の悪者でした。単純に大声で怒鳴りつけて睨みを利かせるだけでなく、静かなトーンでも表情の変化で「ヤバいやつ」を演じています。割と優しい顔立ちだと思うんですが大したものですね。体もでかくて迫力があります。他の俳優陣も実力派がそろっているので画面の密度が濃い。ただ、早口の広島弁で怒鳴るシーンが多いのでセリフが聞き取れない箇所がちらほらあったのは残念でした。
物語全体としては、前作よりもアクション色が強めの印象です。前作がヤクザ間の抗争に介入する主人公たちの立ち回りに主眼が置かれていたのに対し、今作は、主人公(松坂)VS悪役(鈴木)という構図で描かれるため、悪役の狂暴性を印象付けるシーンや二人の対決シーンもあったりと、ドンパチはけっこう激しめ。クライマックスは完全にアクション映画です。これはこれで面白いですが、前作の雰囲気が気に入っている人には好き嫌いが分かれるかもしれません。私は前作の方が好きです。
それにしても、前作の主人公である役所広司が、回想シーンにすら登場しなかった(見逃してなければ)のは何か理由があるんでしょうか。今作は原作にはないオリジナル脚本らしいので、もしかすると正当な続編というより、一種のスピンオフとして楽しむのが正解かもしれません。
“チンタ”最高!!
意外や意外、1番心を持ってかれたのは“チンタ”役村上虹郎だった。整った顔立ちながら、軽薄で弱っちくて、チンケなヤクザたちの尻に敷かれる情けない若者を体現していた。人生を変えるために必死になって慣れぬ“S”の役割を果たすが、ついに上林にバレてしまう。最後の最後に巨魁・上林に立ち向かう姿は涙を誘った。
その上林がまぁ怖い。鈴木亮平の鬼気迫る演技はもはやヤクザというより、サイコパス殺人鬼。自分の親分や、見ず知らずの女も片っ端から殺していく姿に胸糞悪くなる。ここまで暴走されると、観てるこちらもなんとかしてコイツを殺さなくてはという気分にさせられる。
松坂桃李の日岡刑事もニヒルになっててさらにかっこ良かった。もちろん役所広司の大上刑事に格は劣るが、若さと真面目さを精一杯の虚勢で隠すような演技にハラハラさせられた。黒づくめの善vs白づくめの悪という構図は、まるで『ダークナイト』のようだと思った。
もう少しリアリティが欲しい
グロい映像は目をつむりたくなるが、あれだけ残酷さを表現しないとヤクザの残酷さを印象付けられないのかとも思う。悪いやつは徹底的に悪く描くのは鉄則でもあるので。
昭和のヤクザの無鉄砲さが目立ち、ただ、チンピラみたく襲撃の連続で品のなさ、もともとヤクザに品もありはしないが、直線的なストーリーで、ものたりない。警察との癒着も描いていて、だましだまされのサスペンス要素もちらっとある。
鈴木亮平の演技はたしかに熱いが、根がすごくいいひとなので、その育ちの良さみたいなものがなんとなく見えてしまって、キャスティングがそれでいいのかとも思うけれど、それ以外でできる役者がいるのか?といわれると答えられない。
松坂桃李は初作に比べて、短髪になって、髭もありワイルドさが出た。あれだけ殴打されてもあれだけ動けるのかってのが少しリアリティに欠く。手錠つけたまんまであれだけ自由に銃は打てないはず。そのあたり、途中で手錠を切るとは外すとかのリアリティが欲しかった。演技はさすがに、熱演でなりきっている感あり、よかった。
西野七瀬がハマり役。健気な色っぽさがあって、視線がゾクッとする。広島弁を流暢に、広島出身じゃないかと思えるほど。大阪出身とのことで関西寄りの言葉で育ったので西言葉のベースはできていたのかもしれないけれど、かなり演技もよかった。
狂ってる
公権力って、どこまで対抗出来るんだろう?って、素朴な疑問がわいた。
正義とか仁義の解釈すら、良く分からなくなるぐらい狂った登場人物が多かった。
お話だけの世界であることを前提にすると、狂ってて面白かった。
そして、みんながみんな、どこかで隙があるんだな…と、その隙と、その隙に対する猜疑心を上手く描けていて面白かった。
続編?
あるかもね。
絶対観ると思う。
ただ、今度は狡猾なヤクザとの対決が観たいがな…。
前作からそうだが、決して漢気満載の気持ちのいい映画ではない。 今回...
前作からそうだが、決して漢気満載の気持ちのいい映画ではない。
今回はより一層"グロさ"に磨きがかかってる。
一度でも血の味を覚えた狼は絶滅するまで食い合うのか。
狼で表現するのはカッコつけ過ぎで、ただただ人間のどうしようもなさが‥
女を連れて行かずに、一人で観に来てよかった。
上林成浩がヤバ過ぎ。鈴木亮平の演技が凄い
この映画で一番目立っていたのが、上林成浩(鈴木亮平)。
やり口がエゲツナイ殺人を繰り返すイカレ野郎。
そこまでやるか?という鬼畜っぷりで、こんなヤバい奴ホントにいたらマジ怖いというキャラ。
レイプして
殺して
目玉くりぬいて
とか
人を殺すシーンが超胸糞悪い。
終いには組の偉い人達までも次々と殺しまくり。
上林殺人ショーか?って程、上林が殺しまくってます。
上林vs日岡の最終決戦がまた痛そうなシーンばかりで、観ていてしんどかった。
キャラクターという映画も包丁で刺されて血が出まくるシーンがあって観ていると痛々しくて、しんどかったけど、それと同じしんどさがある映画でした。
日岡役(松坂桃李)、チンタ役(村上虹郎)の演技も好きでしたが、主役が上林か?って程、この映画で一番目立っていたのは鈴木亮平さん演じる上林でした。
血が出たり、刃物が皮膚に刺さったりするシーンを見っても気持ち悪くならない人以外は見ない方がいいかも?
途中で席を立ってしまった
人生リタイアした夫婦が観に行きました、
毎日平和にそして呑気に生きている夫婦には刺激が強すぎて途中で「もうかえろうか、、、」と意見一致。
こんな世界を観たくたかったです。ごめんなさい。
バイオレンスアクション映画としては良
1作目をざっとテレビで見てからの2作目
松坂さん、鈴木さんの演技は最後まで良かったです。
ストーリーも飽きずに最後まで見ることが出来ました。
グロい演出は映画と分かっていても
手を握りしめてしまうくらい引き込まれました
考えさせられるストーリーも良かったです。
ただ最後の方の2人の対決至る流れが
ちょっと強引に感じました。
また、公安の入った理由もよくわからなかったので残念だったかな。
原作を読んでみたくなりました。
レベルアップ
予告編を見て鈴木亮平目当てで見に行きました。
結果大当たり!度肝を抜かれる迫力で最高。
お前は何人抉れば気が済むんだという狂気と、同時に本人も自分で歯止めがかけられないことを知っていることで、ある種の哀愁漂う役柄でした。
松坂桃李は前作から格段にレベルアップ!
親子同然だった大上亡き後、子の一匹狼は立派な成長を遂げましたね。その変貌ぶりを感じるためにも前作を見ていることが絶対条件です。
Level3があるかはわかりませんが、前作と合わせて今作は一つの作品と言えると思います。
脚本、配役など本作の持つ魅力は素晴らしいものです。
アウトレイジ派か孤狼派で好みが分かれそうですが、個人的には後者ですね。
生きることの難しさを考えさせられた
見応えあったな〜
さすがR15+だけあって、最初から目を覆ってしまったが、
後半、涙している自分に驚いた。
何故?多分
組織っていうものに辟易していたからその現実を突きつけられたこと
誰もが「ただ生きたいだけ」なんじゃないか
と思ったからかな
上林(鈴木亮平)が、何故あれだけ非道なことができるかと考えると
やっぱり、ただ「人として生きさせてもらいたかった」だけなんじゃないかな・・
臓物が押し付けられるような息苦しさと悲しみが込み上げた
主演、助演も脇も演技の迫力が半端なく
熱量がすごく、日本の俳優って上手い人増えたなと思った。天晴れ!
特に、西野七瀬の起用と中村梅雀の存在感が、この映画にスパイスを効かせている。
(社会人として見て)ちょっと不自然なところもあったが、見て良かったとは思う
BS12で前作を見ていたので。
仕事場から直行して間に合った。
観客は20~30人といったところ。女性もいましたね。
感想ですが、日岡が専門職として刑事さんをしていたら、「まさか。これはないでしょう」という箇所がいくつかあった。
(疑問点)
①日岡が「呉原の治安は俺が守っている」という自意識を持っているならば、出所間近の上林をなぜマークしないのか。親の仇討ちをするに決まっている。最重要マークの人物ではないのか?
②看守の妹にお礼参りをして殺害したことは想定外だったかもしれないが、日岡が犯人(は上林だ)とアタリを付けたなら、科学捜査班へどこまでも食い下がるはずで、「指紋云々」の一言であっさり引き下がるなどあり得ない。後で精液の話を後で知って「へぇ?」なんて。。。 刑事としてのプロ意識が欠如していると思われても仕方ない。
(ただ、ここで別件でも逮捕してたら、この映画のストーリーは成り立たないでしょうからこれ以上ツッコムのはやめておきます)
③公安と刑事部がタッグを組むなどあるんでしょうか? 日岡が「日本警察界で有数の要注意人物」という設定でしょうか。
④日岡はホントに瀬島の住所すら知らなかったのか? 人事記録にアクセスできたかどうか別ですが、まさか県警の人事総務までグル??
⑤ヤクザ上林が覚せい剤を自分で打って使うというのはあるんですか?チンタを薬でコントロールしたいのは分かります。
⑥予告編で見た、日岡が窓を破って飛び出すシーンがなくなっていたような気がします。私が居眠りしていたのかもしれないが。
⑦共産党が犯罪をしているかのような瀬島のセリフ、大丈夫ですか???
(疑問とまでは行かないが・・・)
①日岡とチンタの姉・真緒は恋人同士ですよね。物語の最初、日岡がバックハグして言っていた広島弁が全くわからない。標準語圏にも分かるように言わないと、最終シーンの公安刑事・瀬島殺害が兄弟愛「だけ」の動機になるのでは? やはり愛もあったでしょう。
二人は事件後別れたと思いますが、尾谷組の協力で瀬島を轢き殺したはずです。
②ラストの「狼」ですが、どう見てもカナダのシンリンオオカミですよね。立派すぎる。
大上へのオマージュで登場させたのであれば「どこへ逃げた?」ではなく
「どこへ行ったんだ!!」と日岡に言わせるべきではなかったでしょうか。
(良かったところ)
特別公務員暴行陵虐罪に当たるような行為は、監獄法改正まで、平成3年時点では横行していたと思いますので、それを映像で出したのはいいと思います。
(さいご)
Level3では「警察崩れ」とは言いませんが、その方面の関係者によくヒアリングされたらもっと作品のレベルが上がると思います。
皆さま熱演でした。
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