映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021のレビュー・感想・評価
全106件中、21~40件目を表示
引っ越し先の家はインフラがダミーだった
よその惑星から地球に逃れてきた少年パピの要請のもと、
のび太たちがその星の民を助け、権力の座につこうとする悪人を倒そうとする話。
なお、こども向けの作品なので、機体がいくつ撃墜されようとも死傷者数は0である。
この数字はロシアウクライナ問題などが、心の平和型濾過装置を通過した際の近似値であるとも言える。
良い点
・パピの声
・実力次第で学位を取れる制度
・ドラえもんの所々の悪態
・ロコのテンション
・敵もなかなか頭がよい
・出木杉に自慢
・ED曲は良さげか
悪い点
・一部の露骨な棒キャストのせいでシーンや作品が台無しになっている。(防衛軍のキャラ)
それを許す監督側も愚かなのであるが…キャストが知られていない100年後でも演出として価値があるのか考えると良い。
・パピの姉の声もギリギリ
・勢力の設定などがやや重荷
・道具のスペアを用意しておかないせい
・タイムマシンは使えないのか
・道具をやたら小出し
・何がどう「へんぴ」なのだろうか
・ロコが犬型設定であるべき理由。
・パピとロコと名前が逆のほうが雰囲気に合うかもしれない。
・景色スポットが単に高い所
・敵に「つけられた」わけではない
・EDの映像が単なるリプレイ
長くない?
(途中ネタバレ含みます)
ドラえもんの劇場作品は、第1作目の「のび太の恐竜」以来。
40年ぶりにドラムービーに参戦した。
1986年の「リトル・スターウォーズ」も観ていないので、比較できないのは申し訳ないが、前作もこういうお話で好評だったということでしょうか。
ビリカ星の人々が、比較的民主的に解決を模索しているのに、ドラえもんチームは必要異常に好戦的。
「戦いなんかに参加したくない」と膝を抱えるスネ夫を、「女の子のしずかちゃんが戦っているのに…」という性的な逆差別と同調圧力で戦場へ駆り出していく。
最後もドラえもんたちが「デカくなっちまえばこっちのもの」って感じで敵を蹴散らして収束していくのは、圧倒的な力の前では無力という、本来この話の問題そのものに見えるし。
敵も現代の作品としてはものすごくステレオタイプな典型的悪役で、魅力に欠ける。
まあその辺り、ファミリームービーに対しては嫌味な見方だとは思うので置いておくとしても、やはり物語がすごく平坦で、驚きも裏切りもほとんどないのに、全部で約2時間ってのは…。
座っているのが正直辛かった。
あと、しずかちゃんとお姉さんが似てるっていうのは、なんか物語上の意味があったのかな。
確かにパピはしずかちゃんに惹かれてる感じがあったけど、それがお姉さんに似てるからっていうのは、「だから何よ?」って感じ。
最後までうまく飲み込めない(飲み込もうとするとどこかで引っ掛かる)作品でした。
前作が50周年記念でかなり気合の入ったものだったので今年はどうかな...
まあまあかな
いつものドラえもん
新キャラいるけど良作
職場に独裁クソ上司がいるので見に行きました。あいつも早く失脚しませんかねえ!!
やっぱりこの作品は新旧ともにその時の世界情勢を考えずにはおれません。上映中もおしゃべりが止まらない小学生たちにイライラさせられましたが、彼らがもう少し大人になってからこの作品を見た時、「あの時はわからなかったけど、同じことが海の向こうで起きてたんだな」と思ってくれると良いなと思います。旧作で僕らは同じことをやったのです。信じられるか、旧作公開時まだドイツ2個あったんだぜ。
もう冒頭から大統領の「自分だけ逃げるなんてできない」「最後まで戦う」という台詞に「一か月前聞いたやつ…」とドキッとさせられました。旧作でも言ってたのに。
その他、個人的に気になっていたのは、
★お、お姉ちゃんとかいらっしゃったんですか?
★ヤラコルルとスワコルル
★どうにか少年期ねじこんで
の三本です。
追加キャラは美夜子さん母とかジュド(ぴよ)とかで、「悪くはないがオオォン…」となったので不安だったのですが、でしゃばりすぎず、まあまあでした。声は…もうちょっと何とかしてほしいけど。しかし彼女の存在によって「聡明さとリーダーシップを備えた優れた大統領にも、みんなと同じく家族がいる」ということが浮き彫りになってしまってつらい。今戦っているあの大統領にもきっと家族がいるはずだと…。
公開前は「ヤラコルル続投でも良いじゃん!」と思っていたのですが、スワコルルを聞いた瞬間に手のひらを返した僕です。実は大人がガチで子供を殺しに来てるわけですが、ヤラコルルの軽妙なのに冷酷という感じに対し、スワコルルは怜悧な強敵という感じでした。格好良かった…こんなの子供好きになっちゃうでしょ…もう好きだわ…初恋奪っちゃうよ…。
少年期!!!! 駄目でした!!!!
残念です…名曲だからみんな聞こう。
スネ夫の葛藤やジャイアンの男気、そしてパピの演説は旧作に引けを取りません。リメイク作品は懐かしくもあり不安もありで毎回ビビりながら見るのですが、今回は新大魔境と並ぶくらいの良作でした。
やっぱり独裁は良くないね。クソ上司も早く消えてほしい今日この頃です。
やっぱり、ドラえもんはドラえもんだった!
YouTubeチャンネル「シネマンション」で特集されていたのがなんとなく心に残っており、時間もあったのでなんとなく観賞。(リメイク前作品は未観賞)
ドラえもんの映画は久しぶりだ。私もなんだかんだで大人になり感受性もだいぶ鈍くなっているだろうし、もう昔のようには楽しめないだろうと、あまり期待をしていなかったが、ドラえもんは昔のように私を迎え入れてくれた。
本作は戦争がテーマ。
冒頭、反乱軍のクーデターから命からがら脱出する大統領のパピ。そのシーンのすぐ後に特撮で作り物の戦闘シーンを楽しみながら撮影するのび太ら。映画の中でしか起こらないと思っていたことが今どこかで実際に起こっている。市民によるデモや、処刑のために銃を向ける兵士等、現実の歴史と重なる場面もあった。
公開が2021年から2022年に延期されたこともあり、色々と考えさせられる内容だ。子供だけでなく大人にも是非観てもらいたい。
そして、ドラえもんの映画の名物といえば頼もしい仲間達。特に今作はスネ夫の成長にスポットが当てられている。戦闘に参加することに怯え引きこもるスネ夫。そんな中、1人で立ち向かうしずかちゃん。しずかちゃんを1人で行かせるわけにはいかないと特攻をかけるスネ夫。まるでエヴァンゲリオンのヤシマ作戦を彷彿とさせる場面に気づいたら目に汗が滲んでいた…。
この他にも仲間達の活躍が描かれ、中盤では若干中弛みを感じたが、さすがドラえもん映画、しっかり締めるところは締めてくれる。いい映画を観たなと思わせてくれる。
最後にこの映画のどうしても気になる点についてだが、やはりパピ達の髪型についてだ。リメイク前からのものだから下手に変更できなかったのだろうが、今の綺麗な作画で前髪だけ生えている人間というのはシュールすぎた。特に背後から写すシーンはツルツルの頭に前の方だけ髪の毛が生えているのを見るとなんとも言えない気持ちになる…
子供SF入門ドラえもん作品
小6の子供と観に行きました。ドラえもんとポケモン作品は欠かせないようです。
平日だったので3割程度の入りでしたのでコロナも気になりませんでした。
SF作品なので戦闘シーンも多く、結構迫力もあり、音響的に低学年のお子さんはビックリするかもとも思いましたが、慣れてしまえば問題はないですね。
今回ドラえもん作品は2作品目なのですが、共通して感じたのは〘スネ夫〙の役割でした。ただのヒーロー作品ではなくて、戦争に直面した時に初めて感じるだろう恐怖をしっかり伝えていました。
今、ウクライナへのロシア侵攻が毎日ニュースで伝わりますが、決して格好良さだけを強調することをしていないことにスタッフの気持ちが伝わりました。
素早く作品です。
今年映画館で観た映画で5本の指に入るくらい好きです
結構ドラえもんを見てきてる学生です。
ドラえもんはハズレがないと思って見てるので今回もやっぱり当たりでした。
全員ビジュアルが良かったです。
最後の方でのび太が1人で頑張る所がうるっときました。
今回の映画を見た後に昔の方の映画も家に帰って見てみました。昔の方も良かったです。
わたし的には今回見たリメイク版の方が好きでした。昔のジャイアンが服脱いだりするとことかハチャメチャになるところは好きです。
まとめ
最後にかけて激アツ展開になるのがすごい良かったです。テレビで放送されたらまた見たいです。
アニメとしてのクオリティはロボットアニメ級
実は、初ドラえもん映画です。至る所で聞く高評価を無視できなくなり鑑賞です。ちなみに旧作見てません。けど、観賞後にアマプラで見ました。ちょいちょい比較した感想も書きます。
普通に面白い映画です。しっかりエンタメしてるー、って思いました。アニメのクオリティ(特に戦闘シーン)よくできたお話なんですね。けど、旧作と比べると「ファンタジー感」が薄まった気がしますね。戦闘シーンのリアルさがなんとも殺伐感出してたり、妙に大人っぽい登場人物たちの思考やセリフに違和感感じちゃったんですよね。もっとシンプルでいいのに。板野サーカスばりのミサイル軌道より、花火のようなミサイルでよかったんじゃないか?弾幕はイデオンばりで怖いし。悪いやつを仲間と協力してやっつけるでいいような気がしました。スネ夫の戦車はなんだか「兵器」にしか見えないし、応戦している時のみんなは銃を撃っているようにしか見えなかったんです。装甲がどーのとか、改造がどーのとか、詳しく説明しなくっていいんじゃないかなぁ?なんだろうなぁ・・・本当の戦争を戦っているような気がしちゃったんですよね。SWのような「物語」を感じなかったんです。もしかして、今のパパママはリアルな戦闘アニメをたくさんみてきただろうから、その辺りに照準を合わせちゃったのかなぁ?
人物描写も深掘りしちゃってるのもどーかなぁ?って。あそこまでスネ夫の言わせると、後の行動に説得力無くなっちゃうんだよね。旧作はテイストは同じでも、ただのハードルのレベルを超えてないし。なんていうんだろうなぁ。。。細かく説明しすぎちゃっている気がするし、描きすぎちゃってる気がします。敵の司令官・・・なぜT-34のイェーガーのような漢気見せてるんだよー。旧作のようなわかりやすさが薄まってしまい、ストレートに「これはやってはいけない、これはいい!」が子供達に伝わっていないんじゃぁないかなぁ?って思っちゃいました。色々と細かいサイドストーリーが多くて(パピ姉とか)ちょっと小難しく、さらに旧作ではちゃんと描かれていた事が飛ばされているので(ポケットに入ってたアレ)なんだかなぁって思いました。
なんか、雪合戦や子供同士の喧嘩レベルの戦闘ってくらいの軽いテイストにしてほしかったかな?だって、子供向けなんだもん。・・・今の子供たちはリアルを求めているのかな?僕がずれているのかもね。
これは夏休み映画だったのかなぁ…。子どもたちに観てほしいね。
最後、“スモールライト“も小さくなっちゃいましたね…。まあ、気にしないことにしましょう。
素晴らしいじゃないですか、パピとピイナ姉さんの兄弟愛。
ピリカ星の民を思う大統領パピの気持ち。
大統領パピを助ける部下の忠誠心。
パピを思う、のび太、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃん、ドラえもんの気持ち。
愛って素晴らしい!やはり、日本が誇るSFアニメ「ドラえもん」は、こうでなくちゃいけません!
今や、「クリストファー・ノーラン」か、「ドラえもん」かという時代です!
時空を操れるのは、世界広しと言えども、ノーラン作品か、ドラえもん作品しかないと言っても過言ではないでしょう!
…ということで、ピリカ星よりも進んだ先進技術を持つ「ドラえもん」は、大人も必見です!
ぜひ、劇場でご覧ください!
※SFファンの皆さん、好きなこと言って、すみません。ちなみに、旧作も観ていないので比較もできませんでした。重ね重ね、すみません。
前作のファンとして
私は過去作のリトルスターウォーズの大ファンであることを念頭にレビューをしていく。
まず、今作の魅力的な所として、安定した映像美であったり、内容を改変しつつもスネ夫の葛藤やパピの大統領たる姿、何よりしずかちゃんの牛乳風呂のシーンをより高画質に堪能できたことである。
正直、パピのお姉さんの要素は、パピの感傷的な人間ぽさを見せたかっただけに思えたが、そこまで内容に干渉してくるわけでもなく違和感なく見れた。
また、過去作のファンとしては武田鉄矢の「少年期」やジャイアンが戦艦を服で落として、戦艦が鯨のように潮を吹くシーンを見たかった気持ちもあるが、それでもリメイクとして恥ずかしくない良い作品であった。
喜ぶ子どもとスネる父
ドラえもんの中でもトップクラスの名作!
1985年版を観てから、今回のリメイクを観に行きました。当然、1985年のドラえもんは作画や声優さんだって今とは違っていますが、基本的にストーリーは同じで、ちょっと変えている部分はあったものの、正当なリメイクでした。そして、最高に面白かったです。一年延期になってしまってたのですごい待ちわびてました。
現在高校2年生で、今度3年生になる僕ですが、ドラえもんへの愛は変わりません。人生で初めてのドラえもんは、5歳の時に観た2010年公開の「のび太の人魚大海戦」でした。それ以来毎年観てきました。宇宙小戦争の醍醐味は、何といっても宇宙と、地球から遠く離れた見知らぬ惑星で繰り広げられる大きな冒険です。遠い宇宙から突然やってきた小さな宇宙人と出会って、聞いたこともない星の危機を救うために宇宙へ飛び立つんです。観終わった後、やっぱりドラえもんはどの話も夢がいっぱいだなとしみじみ感じました。高校生になっても純粋な気持ちでドラえもんを楽しめている自分が割と誇らしく思えます。40年以上続いてるドラえもんの映画は全てが不朽です。
基本的には子供向けなのでストーリー自体は単純ですが、それでも深く考えさせられる部分はあります。友情というものに、壁や境目はありません。どれだけ遠く離れていても変わらないものです。のび太やドラえもんとパピくんのように、人間と宇宙人が繋がり合うという素敵なテーマを描いてるんです。いつ何が起きても友達を助けに行く。ジャイアンの一つのモットーでもありますね。ドラえもんだからこそ描ける物語というのが、この「宇宙小戦争」には詰まってると思います。
気が早いですが、2023年はどんな映画なんでしょうね~(笑)
リメイクの域を超えた良作
大人から子どもまで楽しめる内容
制作の苦労が垣間見えた気がした。
約1年半のインターバルを経て、久しぶりの映画ドラえもん!
冒頭のドラえもん登場シーンでは、タケコプターで飛ぶその影を見せてから登場するという演出がとても良かった。
「ドラえもんが来てくれた!」と、きっとのび太と同じ様にホッと安心して涙が出そうでした。
内容としては概ね良い出来だったと思います。印象に残ったのは作画の良さ。
戦闘シーンがとても迫力がありましたね。
そこだけなら別の映画のよう!
あとはしずかちゃんの作画に過去一気合いが入っていたような...?
いつもより5割増で可愛いく見えました。
そしてタイトルにもした「制作の苦労が垣間見えた」部分とは、脚本と演出。
これは非常に難しい部分だったんだろうと思えます。
まず重苦しいテーマをどう扱うかという事です。
クーデターを起因とする惑星規模の国での内戦に巻き込まれる、という一見子供向け作品とは相容れそうもないテーマが軸となりストーリーが進んでいきます。
これをどこまで細かく描くのかが難しい。
大雑把過ぎると脚本の説得力がなくなってしまう。
しかし細すぎると子供向けでなくなってしまうし、尺も足りなくなる。
ちょうどいいバランスを保つのに苦労しただろうな...と感じられました。
恐らくその苦労の結果が主要キャラクター全員の深堀り。
もう全員主人公かの如くフォーカスが当てられていましたね。
戦争映画になってしまい得るようなシーンは進行に必要な部分以外はナシ。
上手く出来ていました。
しかし個人的には、映画ドラえもんとは時に子供に現実的な世界観を突きつけて成長させてくれる物だと思っています。
なのでもう少し内戦をリアルに描いても良かったかな、と思わなくもないかも...。
旧作もそうでしたが、ピリカ星に向かうまでが少し長いですよね。
早々に向かってしまうとリアルな描写を増やさざるを得なくなるのを回避するためなのかな?
非現実的な世界を大冒険する作品が好きな身としては、そういう意味でも少し物足りない部分もありましたが、やはりキャラクターの深堀りが良過ぎたのもあって満足でした!
来年は延期にならないといいな。
楽しみです。
全106件中、21~40件目を表示