ドラッグ・チェイサーのレビュー・感想・評価
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目を背けたくなるシーンも
品質管理の為に麻薬密輸にと同行した仲介人と、姉妹を麻薬に殺され復讐を誓う捜査官の物語。
ニコラス・ケイジとローレン・フィッシュバーンが共演するクライム・サスペンス。B級映画への出演が多くなったニコラス・ケイジですし、wikkiにも情報が乗っていない映画。期待せずに鑑賞したのですが、思いのほかしっかりとしたクライムサスペンスでした。
コカインの流通ルートを辿る道程を活写。そこにある人間の残虐さと命の軽さを、しっかりと映し出します。
女性捜査官の執念も、その理由をしっかりと明示してくれているので、しっかりと腑に落ちるものでした。
比較的リアルに進んでいた中、後半からディティールが落ち始めたのは残念。ラストも、某映画(ディカプリオとマットデイモンが共演した)に似たシチュですが・・・本作では落としどころが見つからず、雑に放り投げた印象を持ってしまいました。
中盤迄は私好みでしたので、私的評価は普通にしました。
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なるほど…
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コロンビアの山奥からコカインの1キロ当たりの末端価格が運び屋を経るごとにどんどん値上がっていく様が面白かった。そりゃそれぞれ命懸けだし、当然か。各シーンにおいて緊張感ありながらも、ローレンス・フィッシュバーンは単なる変態エロ親父。何でこいつに任せてるんだろう。ボスは別として、運び屋もニコラス・ケイジも表では家庭があり、普通の暮らしをしている。ニコラス・ケイジの人物背景が描かれてるともっと深みが出たと思うが、妻もわかってて呆れているという感じか。ラストは礼状も何も無しに、刑事がニコラスを撃っちゃうのは気持ちはわかるが、殺人だろう。それよりボスを仕留めないと終わらない。
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