ザ・スイッチのレビュー・感想・評価
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予測できる以上のことは起こらない
…と見せてチョイチョイHDD/2Uの2部作レベルをを期待しちゃうと、ちょっと、いやかなり物足りなさが残るが。
とはいえ、ヴィンス・ヴォーンのちゃんと、いやもしかするとニュートンよりもかわいい演技が下支えしているから、それなりに面白く観ることができた。
やっぱり○的蹴り最強!
ザ・スイッチ
入れ替わりものとしてはなかなか。
「君の名は」と「チャイルド・プレイ」を足した感じでした。キャスリン・ニュートンさんがすごい。役者としての振り幅というか、迫力というか。赤い口紅めちゃ似合ってました。
仮に友達が誰かと入れ替わってたとして、自分はそれを見抜けるか。自信がない。パニックに陥った状況下だと余計に。
普段ありえないことを信じてもらうのってめちゃくちゃ大変なことだし信じるのも大変だと思う。ふとそんな事を思いました。
話のテンポはいいし、ホラーよりかはコメディ寄りだから観やすい映画だと思います。
入れ替わり映画でも斬新な設定だった。
ちょっと何か物足りなさを感じた。もう一捻りあればおぉ!ってなった。
※批評には個人の価値観がふくまれています。ご了承ください。
ねらいどおり
Kathryn Newtonでググったら、子役からのひとで、人気者らしく、セレブでもあった。日本ではPokemon Detective Pikachu(2019)での認知度が高いと思われるが見ていなかった。わたしは日本人だがピカチュウのことをまったく知らない。
昨年(2020)、原題「Freaky」でトレーラーがで出回ったときから、この映画を見たかった。女の子と殺人鬼のたましいが入れ替われる──たんじゅんだが、心躍る設定だった。
3ビルボードにも出ていたらしいがあまり記憶しておらず、今年に入ってアマゾンオリジナルの明日への地図を探して、でKathryn Newtonを見ることができた。
魅力的なひとだった。いちばん思ったのは目が据わっていること。とんでもない落ち着きぶりだった。わたしは倍生きているが彼女ほど落ち着いてはいなかった。そして大抵の人類が、彼女ほど落ち着いてはいない。──と思わせる据わり方だった。
誰かを見るとき、これだけバシッと据わるならば、人間社会も楽勝だろう──と思わせた。それにプラス、面相の健全性がある。わたしは観相学を知らないが、そういう見地から、最高値をとれる顔──のような気がした。
わたしは明日への地図を探してのレビューにこう書いている。
『やはりKathryn Newtonの落ち着いたおもむきが20代ではなくFreakyの配役が完全に理解できた。ふつうに殺し屋ができそうな眼光の据わり方はむしろ異常。コバルトブルーの瞳とゲジゲジ眉とざんばら髪と豚足みたいな二の腕をした華やかな人なだった。』
おそらく製作初動の段階ではVince Vaughnの女の子が、見せどころだったはずである。じっさい大男で強面なVince Vaughnが演じるティーンの女の子は、巧いし楽しい。ところが、それにスポイルされなかったKathryn Newtonの殺し屋が、この映画のすごさだった。負けていないどころか、むしろそっちに焦点がきていた。
たましいが入れ替わっているとは知らずに、いつもの気弱でぽんこつなミリーだと思って関わってくる生徒や家族とのシーンが楽しかった。
つまり、言うまでもないが、これはKathryn Newtonが殺し屋っぽい演技をした──ってだけのことじゃなかった。
殺し屋すら思わせるほど目が据わっているKathryn Newtonだからこそ、コミカルなシークエンスにリアリティが備わった──わけである。
個人的な着眼としてはジョンヒューズのFerris Bueller's Day Off(1986)の懐かしいアランラック。木材加工実習の嫌な感じ教員役。
教員や、アルファな子たちや、いじめっ子に虐げられているミリーが反転してしまう展開が映画の白眉だった──と言える。よって、見た目もさることながら、その強弱を演じ分けるKathryn Newtonが、やっぱり凄かった。楽しかった。
監督はHappy Death Day(2017)のChristopher Landon。
日本ではHappy Death Dayおよびその続編の評価が高い。なんでだろう。楽しい映画だったけれど、日本の評価は異様に高かった。Groundhog Day世代の支持ってわけでもなく、タイムループが新鮮だったのか、Jessica Rotheが日本人好みだったのか、若い人にウケていた感じがする。
ところで今さっき知った豆知識だがChristopher Landonのお父さんは大草原の小さな家のお父さん=チャールズインガルス役のマイケルランドンだそうである。
今さっき知った知識ついでに、監督よりもすごかったのはプロデューサーのJason Blum。セッショングリーンインフェルノザギフトアンフレンデットゲットアウトスプリットハッピーデスデイUsアップグレード透明人間ザハント・・・。
すべてが半端ない話題作なうえクオリティもたかい。映画のプロデューサーってものが、なにをするのか知らないが、映画のクレジットのなかで、だてに監督のまえに出てくるわけじゃない──と思った。
邦題は内容がわかりやすいが、あざとい。
つまりVince VaughnとKathryn Newtonを並べてSwitchと書かれていたら「あーね」になってしまうわけで、とうぜんこれはわざとFreakyにしたわけである。が、知ってのとおり邦題はあたま空っぽのひとたちがつけています。
駄作ホラー
気弱な女子高生と連続殺人鬼の身体が入れ替わってしまったことから巻き起こる恐怖を描いた異色ホラー。
アイデアは面白そうだが、せいぜい女子中学生止まりが、やっと楽しめる程度、どうせやるならアンソニー・ホプキンスを主役で血の色を本格的に作ってもらいたかった。いずれホラーブームがまた来るかも知れませんが、この映画じゃ無理です。
後世に残らない、すぐに忘れてさられる映画です。「死霊のはらわた」のように何十年も語り継がれるホラーには絶対なれません。
見る価値なし。
自分的にはイマイチだったかな
女子高生と殺人鬼の身体が入れ替わってしまったことから起こるドタバタ。ホラーというよりエンターテイメント。
それなりに楽しめたのだが、同じスタッフの作品ならタイムループものの『ハッピー・デス・デイ』&『ハッピー・デス・デイ 2U』の方が好きかも。
王道にして傑作
延期に次ぐ延期で内心ネット配信になるかと心配していましたが、ようやく映画館で観れてすっきりしました。
殺人鬼のおっさんと地味な女子高生が入れ替わった13日の金曜日に時間内に元の体に入れ替われないと元の体に戻れない事実を知った、中身が女子高生の強面おっさんが友達と一緒に元の体に戻るために中身殺人鬼女子高生を追いかけるシンプルな映画。
この映画、一人で観るよりかは友達と観るのが最高の一本ではないでしょうか。テロップで「13日の金曜日」ってでかい文字で出てきた時のビンス・ボーンのリアクション芸はその時私一人で大笑いしていました。しかもコメディだけでなく友情や家族愛についても作中で取り上げられているので友人でも家族でも楽しめる一本になっていると思います。
日本語字幕のみだったので、吹き替え版だと誰が担当するのか楽しみです。
異常なまでにメイクとファッションのセンスが完璧な中年殺人鬼が大暴れする一作。
ジャンルとしての「入れ替わりもの映画」とホラー映画、この両方のお約束的な要素をこれでもか、というほど混ぜ込んだ作品。いじめられキャラ的な女子高生と殺人鬼という、『ジュマンジ』(2017)以上にハードな組み合わせの入れ替わりという、ウケとアイデア勝負で一点突破を図った作品かと思っていました。
しかし殺人鬼の凶刃にかかる犠牲者の描写など、ホラー映画の定番要素を悪ノリとも言える勢いで連発する一方、社会における女性の生きづらさといった最先端の要素も織り込むなど、意外に作りが真面目だったりします(ビンズ・ボーンが女子高生の立ち振る舞いでこうした問題について名言をつぶやくあたり、笑ったり演出の絶妙さに感心したり)。
呪いの時間設定が…、とかちょっと不思議な設定になっているところもあったけど、やはり一番のツッコミどころは殺人鬼が宿ったキャスリン・ニュートンのファッションもメイクも完璧なところ。正体はごつい中年男性なのに、どこでそんな知識を仕入れたんだよ!という。
男女の心が入れ替わった後に、男が最初に行う仕草の演出は、洋の東西問わず共通なんだなー、ということを知ったのも収穫かも。
いい意味でB級映画
ひさびさにただただ馬鹿馬鹿しい映画みた~!と感動さえ覚えるB級感!
スラッシャー部分はちょっと目を閉じてしまう本格的さだけどその他のコメディ部分がおもしろい!かわいい!楽しい!
予告もストーリーも知らず、ただ殺人鬼とJKが入れ替わるってことにひかれて見に行った自分えらいww
ずっと面白いしラストの女達の強さもいい!
すっと気持ちが元気になる映画でしたw
馬鹿大喜び(褒めてます)
似たようなドラマが最近有ったよねえ。
あちらも面白かったけど、馬鹿が喜ぶのは断然コッチです。(褒めてますってば)
公開がこの御時世で2ヶ月遅れたけど、そのお陰かいろんな劇場で公開されたようで、結果オーライなのかな?
地元の劇場はファミリー層が多くて滅多にホラーが掛らないんだが、近場で観れて良かった。
うん、やはり悪い事ばかりじゃない。
わりと昔から入れ替わりモノって有ったけど、こんなに強烈な映画はちょっと無かったよなあ。
もっとコメディ寄りの映画かと思っていたが、ガッツリとゴア描写が用意されていてホラー好きは大満足。大林宣彦監督は天国で怒ってるかも知れないが。(笑)
、、、。
と、絶賛したいとこなんだが大きな不満点が1つ有る。
ヒロインが可愛過ぎるのだ。
それの何がいけないと思うだろうが、ヒロインはナードやマイノリティ寄りの地味っ娘という設定なのだから、あんなブロンドの美少女じゃイカンだろう。
全然イジメられっ子には見えないよ。これなら開始5分で殺されそうな嫌味なセクシー系女子がヒロインの方が意外性が有って良かったんじゃないかなあ。
同じ理由でリメイク版の「キャリー」はまったく乗れなかったので、映画製作者は学園カースト舐めてるとしか思えません。
(あれ?何故だろう涙が。)
…。
まあ、アレだ。
製作側が良かれとした判断も、観る側にしてみれば全く的外れで白けさせてしまう事が有るって事だ。
映画って難しいね。
実は安心してみられる王道系ホラー
JKと殺人鬼の中身が入れ替わっちゃうホラーコメディ
殺人鬼が盗み出した怪しげなアイテムのせいで意図せずにJKと殺人鬼が入れ替わっちゃう。最初は双方とまどうんだけど結構まんざらでもなさそうで笑えた
お話の展開自体はよくあるホラー映画なんだけど殺人鬼のおっさん(JK)が悲鳴をあげて手足振り回してるだけなのに超怪力だったりJK(殺人鬼)が凄んで見せても素手だと弱かったり外見だけでなく入れ替わりの面白さがうまく表現されていた気がします
殺しの手法自体はけっこう残虐なんだけど肝心のグロシーンははっきり見せないところがホラー初心者でもちょっと安心
ホラー好きだけどグロ苦手の私も大丈夫でした笑笑
家族関係や将来に不安を抱えていた主人公JKが殺人鬼の中に入ることで強さの大切さに気づき人間として成長するってなんかいいなぁと思いました
最後に一言
JK(殺人鬼)メイクバッチリだし、お姉ちゃん?の部屋からイケイケなお洋服借りてきたり絶対女の子を楽しんでたよね笑
ビッチな言語センスといいブッチャー女子力高過ぎぃぃ
いや〜ホラーでした。
予告からなんとなくコメディ要素が強いのかぁと思ってみましたが、しっかり、ホラーとして見れました。
視覚と聴覚でしっかりドキドキして見れました。
重ためのホラーが見たい人には物足りないかもですね。
ビビリな私にはこれ位が丁度良いですね。
評価が分かれる作品
総評 3点にさせて戴きました。
ブッチャー演じるヴィンス・ヴォーンと、ミリー演じるキャスリン・ニュートンの演技が秀逸。
また殺人鬼ブッチャーの殺し方がエグい!
ストーリーも殺人鬼と女子高生が入れ替わるという設定。綾瀬はるかと高橋一生が主演したドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』と被るところがあるものの、24時間というタイムリミットと古代のナイフで相手を刺せば入れ替わるというシンプルな設定。
ホラーコメディとしては4点あげたい。
ただ品性的には少し下品な点(仕方ないか)と、万人受けしないだろうという点から総評3点とさせて戴きました。
総評 3点
※1日3本鑑賞してお尻が痛い。
当初この後コナン君を見ようと思っていたが、これにて断念。
2021/4/24 13:20-15:15
ホラー入門に最適、スラッシャーホラー映画へのオマージュに忠実な青春学園ラブコメディ
洋服屋に勤める母と警官の姉と3人暮らしの女子高生ミリーはいわゆるいじめられっ子。親友のナイラとジョシュ以外に心を打ち明けられず、開催が迫っている高校のホームカミングパーティにも出る気なし。そんな毎日を過ごしているミリーが住む街の話題は“ブリスフィールド・ブッチャー”と呼ばれる連続殺人鬼。ある日母校のアメフト部の応援の帰りに独りで母の迎えを待っていたミリーは得体の知れない男に突然襲われる。誰もいないスタジアムで短剣を肩に突き立てられたその瞬間に雷鳴が轟き、ミリーは意識を失ってしまう。翌朝ミリーが見知らぬ廃墟で目を覚ますとその身体は見知らぬおっさんの体。その頃ミリーの寝室で目覚めたのはもちろんブリスフィールド・ブッチャー。彼は新しく手に入れた体で心機一転更なる生贄を求めてブリスフィールド高校に向かう。
去年予告を観た時から楽しみにしていた学園スラッシャーホラーコメディ。監督は『ゾンビーワールドへようこそ』、『ハッピー・デス・デイ』、『〜2U』と学園を舞台にしたホラーコメディで傑作を連発しているクリストファー・ランドンなので、実に安心して身を委ねられる演出。今回全面的にオマージュを捧げられているのは『13日の金曜日』に代表されるスラッシャーホラーなので、危機管理意識が乏しいクズみたいな連中ばかりが次々に惨殺される様はとにかく爽快。ミリーが大好きな映画が『ピッチ・パーフェクト2』だとか、ミリーの体を手に入れたブッチャーが登校するシーンに『ケ・セラ・セラ』を流すとか時折放り込まれるシャレにもニヤリとさせられます。あくまでもベースがスラッシャーホラーなので『転校生』や『君の名は。』的な甘酸っぱさは控えめですが、とりあえず胸と股間を確認するというお約束はちゃんとやりますしそれ以上のオチもしっかり用意されています。体が入れ替わってからのサスペンスは意外と『フェイス/オフ』に似たテイスト、さりげない目配せでミリーの家庭が抱える問題も浮き彫りにしつつ、典型的な学園ヒエラルキーを鮮血に染めながら破壊するゴジラのようなブッチャーとミリーの対決にはちゃんとスラッシャーホラーに欠かせないオチがつく安心仕様。普通想像する結末とはちょっとテイストの違うエンディングにお腹いっぱいです。正直どんなにイヤな奴でも現実では誰一人死んで欲しくはないわけですが、映画の中なら話は別。死ねばいいのにと思った奴がキッチリ殺される映画がもたらすカタルシスのおかげで明日も頑張ろうという気力が湧いてきます。なんか最近気が滅入るなと思っている人には断然オススメの作品です。グロさも控え目ですのでホラー入門としても最適かと。
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