藁にもすがる獣たちのレビュー・感想・評価
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一方通行
今作の見出しや予告から期待していました。一つ懸念があったとしたら、映倫の区分が「G」だったということです…
かなり退屈でした。一方通行で殺した人が殺されるの繰り返しで大きい変化がなく、むしろ想定通りに殺されていく人々の様子を見ながらほくそ笑んでいました。
とりあえず困ったら殺すみたいな単細胞的な考えだらけな奴らが多くて困りました。特に序盤から登場する口より先にナイフの出るサイコが物語を締めやがるので面白くなかったです。もう少し捻った殺し方や思想があれば良かったのに…
金の取り合いと言いつつ、そこまで金に重点を置いていないようなのでストーリーに納得がいきません。ハラハラもしなかったです。
あくまで個人の意見なので悪しからず。
鑑賞日 2/19
鑑賞時間 13:45〜15:40
座席 自由
2021-2
カネは天下の回りもの。
序盤。とにかく아~이씨!な状況に置かれた方々の、とある一日の出来事が並べられていく。
きっとこの出来事(点)が繋がって、ひとつの線となっていくんだろうなぁと思いながら鑑賞。
物語が進むことに、あぁこうなってこうなるのね!という感覚(語彙力追いつかずすみません)、
見ている者を飽きさせないイベントの連続、
そして個性豊かな、けれど決して友達にはなりたくない類いの登場人物たちに魅せられ、あっという間にエンディングでした。
サスペンス好きにはたまらんね。脳のごちそうですた。
個人的にですが、クソなチョン・ウソンさんが好き(笑)
あ、もちろん『私の頭の中の消しゴム』の優しく強い役柄も好きですが、
本作や『アシュラ』のようなクソっぷりが巧すぎて。
ストーリーの緩急やテンポ、役者の巧みな演技はもちろん、音楽のセンスに心持っていかれました。
エンドロールのテロップもおしゃれでしたし、主題歌を有名歌手にあててないのも高評価(全てがそうではありませんが)。
最後の最後まで、色で例えるならダークグレー、湿度や温度で例えるなら湿っていて生ぬるい、作品が持っている「肌ざわり」を伝えていて、
ひとつの作品として完成されていると感じました。
今日のニュースをお知らせします。
あ~めっちゃ面白かった!まだおもろい(笑)
物語の始まりは大金の入ったヴィトンのボストンバッグ。その大金を巡って繰り広げられるあとのない者達の醜悪で壮絶なバトル。
前半は数人の人物が目の前の困難になんとかカタをつけようともがく姿が描かれる。誰が誰と関係あって、一体誰の何の話をしてるんや?ってかこの人誰なん?!と、正直ついていけてなくて借りてきた猫状態でキョトンとして見てました。
そして満を持しての後半戦!点と点が繋がって一気に伏線回収へと驀進します!
時間軸の使い方が絶妙で、あ、ここがこうなってんのか。お、ここそういうことか。ともうわくわくが止まりませんでした。
騙し騙され、時には人を殺めることも躊躇わない。大金を手に入れ人生をひっくり返せ!さもなくば命はない。そして大金を手にしたら最後。もう誰も信じるな。
そもそもこの大金の出所はどこなのか。そして最後にそれを手にするのは誰なのか。
キーポイントは今日のニュース。
景観も含め韓国だからここまでおもしろくできたと言っても過言ではない。本当に痛快でした!役者さんも振り切ってて素晴らしかった。
「ぶっさいくだなー」ってあそこで言えるお姉さんが大好きです(笑)
イケメンもクズ…なかなかすごい。
血みどろの輪舞曲
見事な脚本
大金を巡る殺し合い
恋人が作った借金の取り立てに追われる男、店を潰して風呂屋のアルバイトをしてる男、借金を作り夫からDVされてる女、その人妻を好きになりDV夫を殺そうとする男、自分の身代わりを作り新たな人生を始めようとする女、金の取り立てをしてるヤクザっぽい男、その子分、殺人事件を捜査してる男の刑事、などが登場人物。
風呂屋のロッカーに忘れられてたヴィトンのバッグを発見したアルバイトの男が、中を見ると、10億ウォン(約1億円)が入っていた。
このお金は誰のものか?
そして、みんながこのお金を我が物にしようと奪い合いになり、殺し合いが起こり・・・という話。
誰もが主人公の様で主人公じゃないというところに面白さが有った。
先の読めない展開で、最後は、えっ!、って言うシメも良かった。
あと、認知症のお婆ちゃんが家が燃えてる時に言った「五体満足で生きてるだけでどうにかなる」って言う言葉が1番響いた。
日本の作者が書いた小説らしいが、韓国の監督と役者で違和感なく楽しめた。
個人的には夫からDV受けてた妻役のシン・ヒョンビンが可愛かった。
またもや韓国からクライムサスペンスの名作が誕生した
原作は未読。借金を抱えて首が回らなくなった人たちが一発逆転を狙う群像劇。
出てくる人たちが苦悩し恐怖しながら徐々に絡み合っていく展開は、奥田英朗や伊坂幸太郎の小説を読んでいるみたいな感覚。個人的にこういうクライムサスペンスの群像劇が大好きなので思いっきり楽しませてもらった。
派手なアクションはないが、代わりにヒリヒリと乾いた暴力シーンがちょいちょい繰り出される。結構ドギツイことをサラッと描いてて、怖いシーンのはずなのになんならちょっと笑えるシーンもあったりして。原作は日本の小説だが、ここまで面白くなったのは韓国映画ならではなんじゃないだろうか。脚本が素晴らしいからアクションの物足りなさなんて全く気にならなかった。韓国映画のクライムサスペンスの名作がまた生まれた。
ちなみに冒頭出てくるホテル内のサウナの従業員がピエール瀧にしか見えなかった(いろんな映画に出てる俳優さんなんだけど)。どうでもいい話ですみません。
この得点から1を引きたい駄作
上映開始10分目にして、演出力の凡庸さに気づく。
役者たちはステレオタイプの役柄しか与えられず、ただ役務をこなす。
つまり脚本と演出力が下手なのだ。 今までシネマート新宿で見てきた韓国映画は演技陣の厚みと、皆 水を得た魚のように生き生きとしていた。
名女優・ユン・ヨジョンまで配しておいても、気の利いた台詞も用意しない
エンドロール 一筆書きでキャストが紹介される。 あー、このアイデア1本で観客を面白がせれる、、と自信だろうが、観客は始めのチャプターを見た時に既に結末を予想できてしまうのだよ! と言ってやりたい
試写会で見た批評家は、提灯コメントをサービスせざるをえないのか? この初日前の高評価に、そう疑わざるを得ない
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