劇場公開日 2021年2月19日

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「またもや韓国からクライムサスペンスの名作が誕生した」藁にもすがる獣たち kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0またもや韓国からクライムサスペンスの名作が誕生した

2021年2月19日
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鑑賞方法:映画館

原作は未読。借金を抱えて首が回らなくなった人たちが一発逆転を狙う群像劇。
出てくる人たちが苦悩し恐怖しながら徐々に絡み合っていく展開は、奥田英朗や伊坂幸太郎の小説を読んでいるみたいな感覚。個人的にこういうクライムサスペンスの群像劇が大好きなので思いっきり楽しませてもらった。
派手なアクションはないが、代わりにヒリヒリと乾いた暴力シーンがちょいちょい繰り出される。結構ドギツイことをサラッと描いてて、怖いシーンのはずなのになんならちょっと笑えるシーンもあったりして。原作は日本の小説だが、ここまで面白くなったのは韓国映画ならではなんじゃないだろうか。脚本が素晴らしいからアクションの物足りなさなんて全く気にならなかった。韓国映画のクライムサスペンスの名作がまた生まれた。
ちなみに冒頭出てくるホテル内のサウナの従業員がピエール瀧にしか見えなかった(いろんな映画に出てる俳優さんなんだけど)。どうでもいい話ですみません。

kenshuchu
kenshuchuさんのコメント
2021年4月20日

意外とバランスのいい配役になってますね
でも本当に日本での映画化に挑戦してみてほしいです

kenshuchu
iwaozさんのコメント
2021年4月14日

ピエール瀧、似てましたね!
他にもちょっと似てるメンバーで日本でやるなら、ヨンヒ=大塚寧々、テヨン=中村雅俊、婆ちゃん=高畑淳子、闇金屋=山口智充、デメキン=やべきょうすけ、ミラン=有村架純、ジンテ=菅田将暉、支配人=谷原章介、変な刑事=きたろう、というのはどうでしょう。f^_^;

iwaoz