藁にもすがる獣たちのレビュー・感想・評価
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群像劇の見事な重なり合い。秀逸なサスペンス!!
【賛否両論チェック】
賛:登場人物それぞれの思惑が見事に交錯し合い、思いもよらぬ伏線や重なり合いを生んでいくのが魅力的。人間の欲深さや浅ましさも、身につまされるよう。
否:グロシーンがかなり多いので、苦手な人には不向き。
お金に困り、追い込まれてしまった者が織り成す、どちらかといえば群像劇チックなお話です。そしてそれ故に、それぞれの思惑や行動が巧みに重なり合い、思いもよらないところで繋がっていくという、群像劇ならではの見事なストーリーが光ります。伏線の回収という意味でも秀逸です。
難点をいえば、直接的な描写こそ少なめですが、それでもグロテスクなシーンはかなり多いので、苦手な人には向かないところかと。
とはいうものの、
「大金を手にした奴は、人を信じない。当然だろ?」
という言葉が身に染みるような、騙し騙され、裏切り裏切られの人間模様が交錯する、濃厚なサスペンスです。是非ご堪能下さい。
エンタメ性は高く、ノアール性は低い
曲者×曲者=曲者過ぎ。
ホームラン。
味方は皆無…人間不信に陥りそう
案外やさしめの韓国映画
まくられ、ちぎられ、おいてけぼり
どぎつい
#17 日本の小説が原作と思えないほど
実に韓国っぽい。
あんなに狭い範囲に借金だらけの人たちが沢山いる?
あんなに人を簡単に殺す人たちが身近にいる?
原作ではホテルの中にあるチムジルバンは何だったんだろう?サウナ?
色んな意味で人の物は取っちゃダメだね。
なかなか面白かった。
面白いんだけど、もう一段階ギアが欲しい
もう韓国映画というだけで期待値が上がってしまう訳です。最近当たり連発なので尚更。
という点において、もっと欲しい、もっと行ける、と思ってしまうわけです。いやもう充分面白いんですけども。ほんとに。
惜しむらくは、少し展開に淡白さが見られること。
複雑な構造に見えて、展開は比較的一本道でシンプル。後半の畳み掛けにかけて、もう少しテンポやテンションが上がってくると、また違うとは思うのですが。
章分けなんかは結構好みなんですが、それとは別に少し場面ごとにぶつ切り感があるんですよね。都度都度「チャンチャン」としてしまう、音楽の影響がかなり大きいかと。
この辺が突き抜ければ傑作に行き着いたかと思うのですが、まぁでももう満足感ありありの良作です。全然面白いです。安心して見に行って大丈夫です。
ちなみにラッキーストライクのネタって、山ほど見てきた気がしますけど、元祖は何なんでしょうね。
映画好きこそ観るべき映画
曽根圭介さんの同名小説を韓国で映画化
いやはや面白かった、そして映画としてとても上質
バッグに詰まったカネを巡っていろんな人間の欲望が絡まり合う話、伏線の置き方が明瞭だけど自然だからサクサクした感覚が心地よい
またその金額がはちゃめちゃにデカいって訳ではなく、ある人にとっては一取引、だけどある人にとっては人生を根こそぎ変えてしまえるあたり、だから、それぞれの人物から溢れだす汚さの質が違う、ってところの描写が絶妙
最後の、あの歩みは果たしてどこに向かうのか
人間の悪意、そしてその裏側にある葛藤の幅をそれまでに見せつけられてるから、いくつもの可能性が描きうる、この余韻がまた素晴らしくて
底辺vsクズ共の蠱毒
横分けとおかっぱ
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