藁にもすがる獣たちのレビュー・感想・評価
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案外やさしめの韓国映画
どぎつい感じの韓国映画が多いので、この映画はその上を行くのだろう・・・
と思いきや、(韓国映画にしては)案外抑えた感じ。
後から知ったのですが、原作は日本、そのためかと
どうなるのか?どうなっているのか?
映画を観ている間、引き込まれます
案外コミカル的なところもあり良かったのですが、期待外れもあったので減点
まくられ、ちぎられ、おいてけぼり
日本の漫画が原作で、韓流のクライムサスペンス。こう聞いただけでゾクゾクしたものですが、お見事!期待通りの韓流ノワールでした。これが、日本で今流行りの面子揃えてやりましたよ♪みたいな作りだったら、ションボリだったんだろうなぁ。いつからそうなってしまったのだろう。
作り手も役者も幾らでも良さげな方々は思い付くけれども、日本のエンタメ界の構造なんですかねぇ、求める所には辿り着かない感じは。残念でならない。
まぁ、とにもかくにも「どーしようもねぇ奴ら」の足掻きをエグ綺麗に描ききっていますので、何かパンチが足りないなぁ、なんて時にオススメです。
どぎつい
全員、金に切羽詰まった人間たちが、金の詰まったバッグで連環していくブラック・コメディ。どぎつい殺人をいとも簡単に繰り返すのが僕の好みではないが、芸達者な俳優陣と飽きさせないストーリーで楽しめる作品ではある。
#17 日本の小説が原作と思えないほど
実に韓国っぽい。
あんなに狭い範囲に借金だらけの人たちが沢山いる?
あんなに人を簡単に殺す人たちが身近にいる?
原作ではホテルの中にあるチムジルバンは何だったんだろう?サウナ?
色んな意味で人の物は取っちゃダメだね。
なかなか面白かった。
韓国映画だからもう少しグロいかと思ってたけど、全然グロく無かった。
まぁ年齢制限無い映画だからね。
でもグロいのが観たかったな。
でも内容は面白かった。
最初は解らなかった人間関係が、後半に進むにつれてだんだん繋がっていくのが面白い。
やっぱり韓国映画は邦画より面白いなぁ。
面白いんだけど、もう一段階ギアが欲しい
もう韓国映画というだけで期待値が上がってしまう訳です。最近当たり連発なので尚更。
という点において、もっと欲しい、もっと行ける、と思ってしまうわけです。いやもう充分面白いんですけども。ほんとに。
惜しむらくは、少し展開に淡白さが見られること。
複雑な構造に見えて、展開は比較的一本道でシンプル。後半の畳み掛けにかけて、もう少しテンポやテンションが上がってくると、また違うとは思うのですが。
章分けなんかは結構好みなんですが、それとは別に少し場面ごとにぶつ切り感があるんですよね。都度都度「チャンチャン」としてしまう、音楽の影響がかなり大きいかと。
この辺が突き抜ければ傑作に行き着いたかと思うのですが、まぁでももう満足感ありありの良作です。全然面白いです。安心して見に行って大丈夫です。
ちなみにラッキーストライクのネタって、山ほど見てきた気がしますけど、元祖は何なんでしょうね。
映画好きこそ観るべき映画
曽根圭介さんの同名小説を韓国で映画化
いやはや面白かった、そして映画としてとても上質
バッグに詰まったカネを巡っていろんな人間の欲望が絡まり合う話、伏線の置き方が明瞭だけど自然だからサクサクした感覚が心地よい
またその金額がはちゃめちゃにデカいって訳ではなく、ある人にとっては一取引、だけどある人にとっては人生を根こそぎ変えてしまえるあたり、だから、それぞれの人物から溢れだす汚さの質が違う、ってところの描写が絶妙
最後の、あの歩みは果たしてどこに向かうのか
人間の悪意、そしてその裏側にある葛藤の幅をそれまでに見せつけられてるから、いくつもの可能性が描きうる、この余韻がまた素晴らしくて
底辺vsクズ共の蠱毒
特に情報を入れずに観てゲッソリ。
騙し騙され、蹴落とし蹴落とされ人の本性丸出しドロドロドラマが好きな人はツボだと思う。
最初は無関係な家族や組織が大金に引き寄せられるのを章に分けて説明される。
誰が? 何のために?
それが本当にテンポ良く前後の時系列が変わっても観客に受け入れさせる。
後半に行くほど繫がる点と点。
個人的には章の模様があのシーンに繫がったときは「コレかぁ!」と上映中手を叩いて喜びそうになった。
そして蠱毒はまだ続くのか?
それとも……。
横分けとおかっぱ
小躍りする嬉しい着地でした
チョンマンシクにパクジファンの横分けもじゃもじゃ気になる髪型が揃い、チョンガラムの横刈り上げ長襟足パツキンも役立たずチンピラ感を盛り上げていました
お初にお目にかかりますペジヌン!このおヒトに至っては、髪型が気にならないくらいの顔面力と存在感でほぼ主演でした カラオケボックスの無敵さで腕一本、スパッと取るところ観たかったです
横分けとおかっぱほんま好き❤︎
期待しすぎ?いや。ハズレでしょ?ただの。
いまひとつ、、いや、ふたつ、、みっつ!
期待してたのなー。予定ひとつ変更して観た甲斐が全くなかった。
小説未読で鑑賞。原作ってこんななんだろか?なんだか、違う気するなぁ、ってか違って欲しい。切に。はい。
うーむ、この映画、詰め甘いんです。演出も脚本も。これ、何を描きたかったのでしょうか?
エンタメ?だったら何エンタメ?
謎解き?だったら何を解かせる?
メッセージ?それはラストのあれ?
なんだかなーです。
色々と前半はこちらを食いつかせてくれます。いろいろ散りばめてる感は、まぁ良しとして。なんだろな、ゴール前提の丁寧じゃない展開と、途中から結末読めちゃうので答え合わせ映像見せられてる気がしてくるのです。
それに、藁にもすがる程に切羽詰まっているのに、間抜けが、多すぎるんです。だから、より結果ありきの展開に見えて来ます。ちょっ、それポカすぎない?って。
ストーリーは、なるほどねー感はありますが、こんな展開の連べ打ちだから説得力ないのです。故に、原作はこうじゃないこと祈りたくなるのです。
章立て構成の題名、大体展開読めちゃうから止めればいいのに、、、とか、
エンドロールを観ると、え?それが描きたかったの?と、ガッカリに拍車がかかり何ともこじんまりとした作品だなーと。もっとどうにも料理できたはずです、韓国映画の力があれば。あーハラハラしたかった、怖がりたかった。とにかく感情を乱して欲しかったです。
力とお金と時間を抜いた韓国映画って感じですね。
作り手に失礼ですかね?
でも、期待外れは確か。残念賞です。
飽きないけど、難しくもないストーリー展開
映画館で予告を見て、気になったので鑑賞。
サスペンスものなのかなぁと思っていたら、コメディ?サイコパス?色々な要素が入ってる。いくつかのストリートが並行して進むのだが、終盤に近づくにつれ一つまとまってくる。おもしろ〜い!
獣は人間のことなのね、藁って人の金、命もかな?
ひーとり、ふーたり、さんにん…🎶
面白かった!笑えたし、音楽と時系列とテレビニュースが効いていて、サパサパと殺すけど細部は見せないし、顔芸ないし、役者さんみんな上手いし、無駄なく淡々と。姑と嫁の関係も実はさっぱり。章立てもエンディング・クレジットもかっこよかった。歌詞のある主題歌が無かったのもいい。観客の脳みその中の想像力にまかせてくれてありがとう‼️大袈裟なことしないで「でも、このあと、どうなるんでしょうね!」といった終わり方がいいオチで、ほとんど落語でした。
大文字の「主・人・公」が不在のこういう群像劇っていいですね。ワイワイガヤガヤ、それぞれに事情があって。
このストーリーを日本で映画化したら見るも無残な、というのが失礼であれば、この映画のような出来にはならないと「私は確信する」。
ラッキーストライク!
完成図が見えないパズルが徐々に組み上がっていく気持ち良さ。最後のピースで得られるカタルシス。
藁にもすがる獣たち(切羽詰まって犯罪に手を染める人たち)各々のドラマにそれぞれ感情移入が出来て複数の緊張感を同時に味わえました。
見事な因果応報が展開され、唯一悪に手を染めず健気に家庭を守る女性に最後…⁉︎
中でもチョン・ドヨン演じるヨンヒが清々しいくらいの悪女で最高でした。
大好きな韓国映画の良さを改めて噛み締めていたら原作が日本人と知り驚き。最高です。
チョン・ドヨンに岸田今日子化の萌芽。
タラの系譜にして、何処か端整さに欠け噛み合わずダレる。
そのダレにこそ不意に癖のある物語が差し込まれ、強い韓流臭が放たれる。
それを新味と評す。
悪事を端から断罪する作り手の当り前の誠意も良し。
驚異的に可愛く、こんな役だからこそ寧ろ全編の品格を保ってしまうチョン・ドヨン、岸田今日子化の萌芽を祝す。
支持。
伏線回収は上手いが....
軽快にコメディタッチで人が殺されていくので、韓国映画なのにタランティーノみを感じさせられて、殺害シーンで思わず何度か吹き出しました。
ストーリーのテンポが良く伏線回収がしっかりとできている傍ら、人物一人一人の描写が薄いのが残念という印象でした。もう少し登場人物のバックグラウンドが繊細に描かれていたら、観賞後に共有できるものがもっとあったかもしれません。
やっぱり面白い!容赦なき韓国ノワール
大金を目の前にし獣と化して豹変する人たちを、韓国の社会問題と絡めて描いている。
構成と伏線の張り方がお見事!冒頭シーンとラストが繋がってなかなか面白くて見応えたっぷりだった。
物語の中盤で伏線が回収されていき、あるところで一つに繋がる。思わず膝をつき、なるほど、こうきたか。と唸ってしまう。
テヨンの徹底的な性悪女っぷりはあっぱれだが、最後の最後でスッキリ(あれで逃げられていたら、観ているこっちが気分が悪い)。
テヨンを殺した男の俳優もいい感じに気持ち悪く怖く演じていて(あの刺青気持ち悪すぎ)韓国映画のスリリングさは見たくないのに見てみたい気持ちにさせてしまうところ、さすがである。
さらにラストシーン、ジュンマンの妻があの大金をどうしたのか、獣に豹変したのか、気になるところである。
えぐいシーンも多く、何度も手で目を覆いながらもついつい観てしまう癖になる面白さ。よかった!
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