新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」

解説

宮崎駿の漫画版「風の谷のナウシカ」全7巻を歌舞伎化し、新橋演舞場で2019年12月6~25日に上演されて話題を集めた「新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』」を映像収録。序幕「青き衣の者、金色の野に立つ」、二幕目「悪魔の法の復活」、三幕目「白き魔女、血の道を征く」を前編(約171分)、四幕目「大海嘯」、五幕目「浄化の森」、六幕目「巨神兵の覚醒」、大詰「シュワの墓所の秘密」を後編(約192分)として収録した。主人公ナウシカを尾上菊之助、ナウシカと対する皇女クシャナを中村七之助が演じ、脚本には「ゲド戦記」「借りぐらしのアリエッティ」などスタジオジブリ作品を数多く手がける丹羽圭子が参加。演出は「新作歌舞伎『NARUTO ナルト』」を手がけたG2が担当した。「火の7日間」と呼ばれる戦争によって産業文明が滅び、大地のほとんどが、巨大な蟲と有害な瘴気を発する森=「腐海」に覆われた世界。風を操る民が暮らす小国「風の谷」の族長の娘ナウシカは、人々が恐れる腐海や蟲とも親しみ、腐海が生じた謎を解き明かそうと思っていた。そんなとき、火の7日間で世界を焼き尽くした「巨神兵」を復活させる力を秘めた石が小国ペジテで発見され、その秘石を手にしようと大国トルメキアが動き出す。

2020年製作/363分/日本

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映画レビュー

4.0戦争は弱い者程ひどい目に合う

2022年10月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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When I am 75♥️

3.0今の話でも通じる

2021年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2019年の公演で、ナウシカは尾上菊之助が演じる。 映画版とは異なり、宮崎駿の漫画全7巻を舞台化している。 恐ろしい最終戦争のあと、人類は汚れてしまった地球で、反省の日々を過ごしていると思いきや、相変わらず領土争奪戦に明け暮れていた。 風の谷のナウシカが、オームや巨神兵とどのように対峙していくのか、地球に未来はあるのか、など6時間の歌舞伎で見せてくれる。 これだけの大作を作った松竹に敬意を評す。

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いやよセブン

3.5歌舞伎初心者でも安心な、見所満載のエンターテイメント! 6時間超えのランタイムの為、鑑賞には覚悟が必要な〜り〜。

2021年1月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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興奮

知的

アニメ映画として有名な作品『風の谷のナウシカ』を、全7巻の原作漫画に即してまさかの歌舞伎化。 文明が崩壊し、毒の瘴気を吐き出す森である「腐海」が地表を覆う混沌とした未来世界を舞台に、小国「風の谷」の王女ナウシカが、世界の命運を分ける戦いに身を投じていく様を描き出す。 原作はアニメ映画『風の谷のナウシカ』では監督/脚本も務めたアニメ界のレジェンド、宮崎駿。 どうやってレビューしようか…。何を書いていいのかよく分からん💦 というのも、自分は歌舞伎初心者。一つの演目を通して観たのは今回が初めて。 以前、中村勘九郎&七之助兄弟の地方公演を鑑賞したことがあるので、全く観たことがないというわけではないのだが、その時は舞台半分トーク半分の軽い巡業イベントだった。なので、やはり今回の鑑賞が初歌舞伎なんだと思います。 ちなみに『風の谷のナウシカ』は大好き💕お正月にテレビ放送していたから観てみようと思った次第でございます。 まぁ何とかレビューしてみよう。 本公演は昼の部と夜の部に分けて行われた、合わせて6時間を超える超大作。 というのも、全7巻の原作を初めから終わりまで再現することを試みているため、必然的にランタイムが長くなる。これでもかなり原作を端折ってはいるが。 まず思ったこと、 歌舞伎役者って凄えぇぇぇえ!!!✨ 6時間を超える超大作を、当たり前だがドラマや映画のようにカット出来ないため、お客さんを前にして一発勝負。当然セリフや振り付けも覚えなければいけない。 これだけでもう凄い。素人では到底不可能。 その上、役者陣の表現力が凄過ぎる。皇弟ミラルパやヴ王の睨みつけるような眼光の鋭さ。女形の役者の発声やたおやかな仕草。ユパ様やアスベルの立ち回りの迫力、etc…。 歌舞伎役者が芸能の世界で大物として扱われている理由がわかりました。ちょっと凄過ぎる…。 素晴らしい歌舞伎役者をたくさん知ることが出来ましたが、一番凄かったのはクシャナ殿下を演じた中村七之助さんでしょ。これは満場一致なのでは? 登場した瞬間から華がありすぎてビビった! 声のオーラも凄い!普段の喋り声と全然違う。動きの所作と相まって、本当に女の人が話しているよう。 登場した時から、クシャナにしか見えなかった。 もう一つ思ったこと。 『風の谷のナウシカ』のお話面白えぇぇぇえ! 天才・宮崎駿にも雌伏の時があった。『ルパン三世 カリオストロの城』は今でこそ名作と名高いが、興行収入的には失敗に終わる。その結果、宮崎駿は業界から干されてしまう。 1982年、起死回生のチャンスを狙い「アニメージュ」で連載を開始した漫画こそが『風の谷のナウシカ』だった訳です。 ここから10年以上にわたり、宮崎駿は『ナウシカ』を描き続けることになる。 映画でお馴染みのお話は原作では2巻相当。それも、アニメ化にあたりかなり分かりやすく構成し直されている。 なので、映画しか知らない人が漫画版を読んだらビックリするはず。 壮大な戦記物語が浮き彫りにするのは、人間の業の深さと生きることの苦しみ。そして重苦しく複雑な物語の奥に、生命への賛歌が顔を覗かせる。 1人の人間が生み出したとは思えない圧巻の物語は、間違いなく日本SF界の極北。これ以上の物語は存在しないし、今後登場するとも思えない。オーバーな表現ではなく、1000年は語り継がれるであろうマスターピースである。 端折られているとはいえ、かなり忠実に物語をなぞっている今回の歌舞伎を観て、改めて『風の谷のナウシカ』という作品の面白さを思い出しました。 ブンブン頭を振り回す「獅子物」。ワイヤーで宙を舞う「宙乗り」。本物の水を使っての立ち回り「本水」。一瞬で衣装が変わる「引抜」など、歌舞伎特有の演出をふんだんに見せてくれるので、自分のような初心者が歌舞伎を知る導入としては最適だと思う。 実際、自分もこれまで持っていた歌舞伎のイメージがかなり覆された。もっと退屈で地味なお芝居だと思っていたので、迫力のある舞台にビックリした。 テトやトリウマ、蟲たちもちゃんと登場する。凄くハンドメイドな感じでほっこりする。テトのマペット欲しい。 ただ、ヒドラの造詣は流石に適当すぎなんじゃないのと思った。あれは正直笑っちゃった😅客席からなら、あのくらいのクオリティでも気にならないのかな? 初めは『風の谷のナウシカ』を歌舞伎で表現できる訳ないだろ😤とか思っていたけど、思いの外楽しめた。 ただ、やはり6時間超は長い…。3日くらいに分けて鑑賞しました。 素人向けの内容だとは思うが、かなりの覚悟を持って挑まないと途中で挫折すると思う。 あと…、尾上菊之助さんがナウシカを演じておられました。 超現実的なヒロイン、ナウシカを演じるということがどれだけ難しいかは理解できるのだが、やはりあれをナウシカだと思って見るのは厳しかった💦 クシャナが完璧だったのに比べると、どうしてもうーむ、と思ってしまう。まぁ仕方ないんだけどさ。 気楽にお勧めできる作品ではないが、ちょっとでも興味のある人には挑戦してみて欲しい。 『ナウシカ』サイコー!歌舞伎カッケー!ってなることは請け合いです。

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たなかなかなか

5.0アニメ映画の続きが見られる

2021年1月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

スタジオジブリの「風の谷のナウシカ」を歌舞伎にしたもの。宮崎駿がアニメージュに連載していた漫画の方を基にしている。なので、登場人物も多く、かなり物語が複雑になっている。 作り物は凝っているので、よく見てもらいたい。幕も衣装も虫も、歌舞伎の技術を駆使した渾身の作。ミラルパとナムリスの早替わりや、宙乗りなども、昔からある技。BGMは和楽器。新作としてチームが総力をあげて一から作った作品なので、多くの人に見て欲しい。 2020年3月頃、舞台収録のディレイビューイングを鑑賞

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ぷにゃぷにゃ

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