「岩手の沿岸県民にはたまらない作品」岬のマヨイガ zem_movie_reviewさんの映画レビュー(感想・評価)
岩手の沿岸県民にはたまらない作品
大槌町は「風の電話」に続き、いい映画作品の舞台となっているなあ、と隣町出身としては軽く嫉妬w とても面白い映画でした。映画というよりも新しい昔話というか童話というか、素敵な物語が生まれた瞬間に立ち会えたような気がしました。吉田玲子さん、さすがの脚本です。
見慣れた場所ばかりで、「ああ、これはマストだ」とか、「この川べりで爺さんが畑を(無許可で)耕してたなあ」とか、「蓬莱島と北山崎のコラボかな?」とか遠野駅とかお約束的にカッパ淵だったり、釜石駅がちらりと登場したり、そこからバスで大槌へ動く様とか、狐舞ってあったっけ?どうせなら虎舞にすれば実際とクロスオーバーになるのになあ。などと要らんことが頭の中を過ぎりながら鑑賞。
なお、狐崎は架空の地名ということですが、大槌町の隣、釜石市には狐崎城跡というものがありますので、狐崎という地名から釜石市が舞台か?地元民でも知ってる人少ないのにマニアックだなあとも思ってました。
キワばあちゃん、井上ひさしのお母さん、井上マスさんがモデルかな? マスさんもいろいろと各地を転々として苦労なされ、とても思慮深い方でしたのでダブって見えました。
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