ステージ・マザーのレビュー・感想・評価
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愛のカタチ
評価が高く、時間に余裕が出来たので鑑賞。
エヴァンゲリオンは...すいません。パチンコのエヴァの知識しかないので、劇場版はパスします。
中々面白かったです。
素晴らしい音楽と素晴らしい役者。映画館で洋画はあまり見ないですが、たまにはいいですね。
家出をしてから長い間疎遠になっていた息子が急死したと聞いた母親のメイベリンは、息子が経営していた破綻寸前のゲイバーを再建することになる。
93分と短めだったのが凄く良かった。
テンポがよく、ほどよいタイミングで歌唱が入る。
軸が全くブレず、綺麗に終わりまで突っ走っていた。おかげで見た後まで心地良いです。
ミュージカル映画が苦手なので大丈夫かなと懸念していたが、素晴らしい音楽の連続で魅了された。
音楽を通して息子のリッキーがどれだけ愛されていたのかとか、愛する人への想いだとかがしんみりと伝わってきてホッコリした。
主人公のメイベリンに加えて、ゲイバーで働く人達全員とてもいい演技をしていた。ゲイバーで働く大柄な人...名前忘れちゃったけどすごく良かったな〜。
ただ、捻りが全くなく少々退屈。
大きな出来事が一切なく、ずーっと同じ感じ。
それもあって、面白味に欠けるかなと。
これも繋がるんですけど、ガツンと来るものが欲しかった。全体的に薄くて、物足りなかった。
話は面白いし、音楽もいいんだけどあまり印象に残るものが無かった気がした。
でも、面白かったです。
こういった映画も悪くないね。
春・ラララなちょいミュージカル🎵
元気がでました!
出来すぎ
魔法の場所
離れていた息子の訃報を受けた母のメイベリン。しかし、向かった先で待っていたのはまるでミュージカルのような葬儀と経営不振のゲイバー。
亡き息子の為、悩むキャスト達の為に、バーの再建、そして皆の問題に寄り添っていくママの物語。
軽快なテンポとお下品な笑いでサクッと観られる本作。
「新人のドラァグクイーン」のくだりには声を出して笑いそうになった(笑)
それでいてしっかりとグッとこさせられるのは良いですね。
個人的にはエリックの母親とのシーンがベスト。
その他、良くなっていく皆のパフォーマンスがグッド。これなら普通に店に行って充分楽しめそうなレベルですね。
もうちょっと各々の問題を深く掘り下げても良いような気もしたけど、重くなりすぎないのが本作の良さでもありますかね。
あとはお父さんの気持ち。こちらはこちらでよくわかるんだよなぁ~。
それと、この作品の本筋じゃないけど、よくゲイバーに悩み相談をする人がいると聞きますが、なんかその気持ちもわかる気がしましたね。
多くの悩みに負けずに明るく生きる人達の姿には元気がもらえますもんね。歌声も気持ちが入って素晴らしかった。
とにかく、息子を失って悲しみに暮れているハズのメイベリンが、残されたバーに取り組む姿や、皆の本当のママのように接する優しさにホッコリさせられた作品だった。
人生はキャバレーかも
【マイノリティは呼び方だけの問題】
日本よりも数段、LGBTQに対する理解が進んでいるはずのアメリカでさえ、実は、こうした葛藤が重くのしかかっているのだと改めて感じた。
社会通念より、血の繋がる子供のセクシャル・オリエンテーションやジェンダー・アイデンティティの方が大切ではないのかと単純に考えてしまう。
ストーリーは亡くなった息子に想いを馳せながら、メイベリンがゲイたちをリードし、きわもの扱いから、ブラッシュアップされたエンターテイメントに磨き上げるもので、メイベリンは大活躍だ。
痛快であると同時に、ゲイだからきわもの芸にとどまるのではなく、メインストリームを目指すことだって十分可能だと思わせるのがメッセージだと思う。
多様性のなかでマイノリティとカテゴリーされ、それがいつのまにか、社会の隅っこで縮こまって生きなさいと云うようなことであれば、おかしいだろう。
多様性は当たり前で、マイノリティを憐れむことではないはずだ。
ルーシー・リュー、久々にイカしてたね。
母なる愛は息子だけに留まらない。
性的マイノリティーを描いた映画
なんだけど何か話に入っていけなかったな
何故だろう?自分でも理由がよくわからないけど
昔はあまり描かれなかったLGBTな人達も
今では事あるごとに描かれる様になってる
それはいいんだけどさ
観てる人大半がLGBTじゃないの忘れてない?
同意求めても得られないのよ、普通な人には
俺はわかった様な理解した様な素振りするの嫌だから
わかりたくないんだよなぁ
逆に理解できないからこうゆう映画見るのかもしれないね
個人的にはLGBTなんて性的嗜好の話でしょ?
俺が俺の性的嗜好の話する?しないよね??
性的嗜好は他人は理解できないんだよなぁ
ま、それはおいといて
映画の内容は普通な感じ
息子がドラッグクイーンだと知った母親がゲイバーを相続
そのゲイバーを存続させる為に奮闘する...
脇役にルーシー姉さんが居たりして注意を引く...割りにあまりそっちの物語は膨らまない
危ぶまれたゲイバーも母親が聖歌隊の指導してる人で指導したらすぐに良くなる
薬やってる仲間が居れば行って世話をしてやり
乱暴者にルーシー姉さんがぶたれていれば拳銃を突きつけもう来るなクソ野郎と言ってやる
なんか予定調和を見守る感じで波乱がないそんな脚本だった
現実のマイノリティーが置かれる状況から飛び出して
ゲイって楽しいよねって言いたいような映画で
映画の本分、物事や人間の関係性を物語を通じて洗い出す様な
逃げられない現実を提示する様な部分が皆無な映画だったな
現実味のない夢って感じでした
悪くはない
もちろん
良くもないが
絶妙な距離感で創られた映画
映画は場所と時を越える夢の浮橋だけど
あっさり解決するのには理由がある?
コメディでありながら、込められたメッセージも含めて面白かった。
そもそも予告編だと『がんばれベアーズ』のゲイバー篇みたいに見えたし。
本編を観はじめると、なんでこんなに複雑な問題を、ママがいるくらいでひょいっと解決できるのかと疑問にも思い、底の浅い話に思えなくもないのですが。
最期まで観てみたら全然違いました。
重要なことは、ママがテキサスの老女ってことなんだと思いました。
南部なまりの白人で、旦那の命令に絶対、ゲイを毛嫌いする典型的な南部の60~70代女性として登場します。
テキサスといえば、12〜3年くらい前まではバリバリの保守地盤。
カウボーイ思想というか脳筋のバカが多いイメージで映画はつくられことが多く、共和党・トランプ支持、キリスト教右派原理主義者の巣窟「バイブル・ベルト」の一つでした。
ところが、ここ10年ほどは移民やビジネスに成功したアフリカ系黒人・ヒスパニック系が増加し、人口と税収が増え、「明るいアメリカ」「成功したアメリカ」みたいなイメージが増してきて、民主党支持の割合が半数近くなってきた。
その結果、昨年の大統領選挙では超僅差でバイデンが勝利しました。
とはいえ依然として保守派の声も大きく、トランプが勝たないのはおかしいと、バイデンの不正疑惑を叫び、選挙の無効を訴えたのもテキサス州。
舞台はサンフランシスコではあるのですが、そこで奮闘するステージ・マザーがテキサスの人。
テキサスの女性が、亡くなった息子の店に関わるスタッフや、息子の恋人など、すべてゲイ(男性)で、非白人で様々なマイノリティ人種を前にして、心を入れかえる。
多様性をすべて肯定する姿勢を示した。
それがまず大きい。
そしてママがやったことは、直接的な経営再建ではなく、スタッフに寄り添って、それぞれが抱えた問題の解決にほんの少し力を貸しただけ。
「寄り添う」
これも大事。
元々才能がある人間が、他人とのかかわりの中で失った自信を取り戻せば、事態は好転するのである。
しかし、勇気が出ない。
傷つくのではないかと一歩が踏み出せない。
あくまでも問題は、本人たち本来の力で解決していく必要がある。
だから、ママは自分のスキルで具体的に何もしちゃいけないのです。
せいぜい、子守をしたり、同じ母親としてスタッフの母親と話したりする程度。虐げられてきたマイノリティの心を母性で包み、見守ってあげる。
それが都合よくひょいっと解決しちゃうように見えるのだろうと思うのです。
そんなママの対極の存在として、ママの旦那がいます。
典型的テキサスの旧い保守の男性です。
このキャラがどういう扱いになるのかも、この映画の肝になります。
つまりこの映画には、
「テキサスにはまだ古くこりかたまったダメな人間もいるけど、新しく誰でも住み良いアメリカへ変わっていくよ」という決意と、
「だから旧い世代も若い世代を信じて見守り、時に寄り添い、時に協力してほしい」というお願い、
そんなメッセージたちが込められていた気がしました。
制作がカナダなのもあって、(リアリティが少々欠けていて)こうだといいなというファンタジーが入っていて、また現実はそんな状況でないからこそ、コメディとして面白く成立しているのですけれど。
また、そんなテーマに説得力を持たせる、心の内側を表した、とびきり上手い歌の存在は大きかったです。
チームマネジメント、親子愛、そして女性の自立も絡んだ感動作
長い間連絡をとっていなかった息子の訃報を聞き、ドラァグクイーンだった息子が遺したゲイバーを立て直すことにした母親を描いた物語。
ドラッグクイーンたちのショーを改善していく中で息子の仲間たちと交流していく姿がベタなんだけどいい。曲もいいし、歌声とハーモニーもよかった。お店を立て直すチームマネジメントの話として面白い。そして、自分が知らなかった息子の人柄や交友関係を知っていくことで親子の愛情を再確認していくという流れもいい。こうなるんだねって予想のつく伏線が予想通りの展開になったとしても何の問題もない。
少し意外だったのは、最後に母親の自立問題が絡んでいたこと。もう、こういう映画では単純な親子愛だけで終わらせないんだな。実はそこも含めて最後のショーがとてもよかった。しかもかかる曲がボニー・タイラーの「愛のかげり」(Total Eclipse Of The Heart)。アメリカのおじさんおばさんは大好きなんだろうね。ショーの最中に客席で歌ってる人も多かったし。ジョニー・キャッシュが好きな父親は好きじゃないんだな。なるほど!と笑ってしまった。もちろん私はいいよねこの曲!って思いながらものすごく共感してたタイプ。気づいたら結構泣いてしまってたし。あまり期待していなかっただけにものすごく得した気分。いい映画鑑賞だった。
文字通りゲイ達者な役者陣が楽しい
世界的な少子高齢化のせいか、ここ数年は高齢者が活躍する洋画をたくさん観た気がする。「また、あなたとブッククラブで」や「チア・アップ!」はダイアン・キートンが可愛らしいおばあちゃんを好演。スウェーデン映画の「ブリット=マリーの幸せなひとりだち」やイギリス映画「イーディ、83歳 はじめての山登り」は孤独な高齢女性が若者たちと触れ合うことで人生を取り戻す話だった。邦画でも田中裕子の「おらおらでひとりいぐも」があった。邦画らしく静かな作品ながら、生と死を力強く肯定する良作だった。こうして並べてみると主役は女性ばかりである。
さて本作品はメイベリンという化粧品会社みたいな名前のおばあちゃんが主人公である。主人公にテレビCMなどで聞き覚えのある名前をつけるのはいいアイデアだ。とても覚えやすい。もしかしたらロレアルがスポンサーとして参加しているのかもしれない。
名前はともかく、本作品もやはり女性が主人公で、旦那はスクエアな精神性の代表みたいな扱いになっている。旧来の精神性から脱却して自由を得るのは、やはり虐げられてきた女性の方が相応しいのだろうか。
何事も見ているよりも自分で参加するほうが楽しい。コンサートでプロ歌手の美声を聞くのもいいが、下手でもカラオケで自分で歌うほうが楽しい。プロ野球選手のファインプレーを見るのも楽しいが、自分たちで下手な野球をするのも楽しい。一度自分で参加してその楽しさを知った人には、見るだけの生活はつまらない筈だ。
メイベリンはまさにその典型で、サンフランシスコでのショービジネスに自分で参加したら、その楽しさにハマってしまった。テキサスでの夫との味気ない生活は退屈極まりない。テキサスという土地柄も夫も、両方とも考え方が古くて自由がない。サンフランシスコの店でなら自分の音楽の才能を存分に活かせる。ステージデザイナーとして脚光を浴びることも、ステージでスポットライトを浴びることも、テキサスでは考えられないほど楽しいことだ。自分に商売上手の才があることも分かった。
主演のジャッキー・ウィーバーはこの役にぴったりで、楽しさとつまらなさと自由と退屈をわかりやすく演じていてとてもよかった。サンフランシスコには危険や無関心もあるが、兎に角自由がある。異文化やジェンダーフリーを認めないスクエアな夫とテキサスはブルシットだ。そこには何もない。
観ていて非常に楽しい作品だと思う。ゲイたちを演じた役者陣はみんな歌も踊りも上手くて、文字通りゲイ達者だった。
自分好みの作品でとてもよかった!
集客率はほぼ100%。
この時期なのに密度は濃い目!
人気作だったんですね。
サンフランシスコで潰れかけのゲイバーを経営するリッキーが急死。
テキサスに住む母親、メイベリンがそのゲイバーを立て直していくストーリー。
お店の立て直しに四苦八苦すると思ってたけど、周りの人達がとても良い人であっという間に利益の出るお店に変身(笑)
普通のオバサンのメイベリンがお店の企画や営業までして活動的。
これに加えお店のタレントの親にも気遣う優しさもとても良かった!
素晴らしい経営手腕(笑)
ゲイバーのステージで歌われる曲や詩がとても良い!
本作のジャケットからテンポの良い曲が流れると期待してたけどバラード調の曲が多目。
だけどその時のシーンに合う詩がとても良い。
後半にメイベリンがステージで歌うんだけど息子を想う歌詞と、白いドレスに映される映像に大感動。
因みに歌も上手い(笑)
気になるのはホテルのコンシェルジュとのこの先の展開です( ´∀`)
ちょっとテンポが良すぎる
見る人を選ぶ作品
全69件中、41~60件目を表示
















