「現在を形作った過去の1ページが見れる。まさに「その時歴史は動いた」」日本独立 hiroさんの映画レビュー(感想・評価)
現在を形作った過去の1ページが見れる。まさに「その時歴史は動いた」
日本国憲法がどのように作られたのか歴史の1ページが、リアルに絵が描かれる。
アメリカの都合で、短い時間で、専門家でも無い人を集めて作られた憲法。
それを日本は飲むしかなかった。
特に、条項の中で、軍は持ってはいけないという部分。
軍がなくて国家として機能するのか。
これは当時の日本としては屈辱的であったことが理解できる。
今となっては、表面的かも知れないが、アメリカと協力することによって、抑止力が働きなんとか自衛につながっている。
そこで作られた日本国憲法が今もなお日本を作っている。
そういう意味では、意外とよくできている憲法なのかもしれない。
ただ、与党の自民党は日本国憲法を改正することが一番の目的である党である。
その自民党内で現在重鎮の麻生太郎。その祖父である吉田茂がこの映画の主人公の1人であるし、その娘の和子(麻生太郎の母)がよく出てくるのも興味深い。
良い悪いは置いておいて、その当時の歴史が今もなお健在で、こうやって現在が形作られてきたということが理解できる映画だった。
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