「いろいろ意見はあると思いますが。」日本独立 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろ意見はあると思いますが。
色々意見はあるだろう。押しつけ憲法論。戦力の不保持が行き過ぎという意見は確かに正論です。前の安部さんじゃ無いけどそろそろ多少の軌道修正が必要と思う人がいてもおかしくはない。
ただ、映画にも出ていたように当時の状況考えてください。大見栄切って喧嘩売っといて、壊滅的かつぶざまな大敗北。正直終戦の詔勅なくとも敗戦は必至だった。そう言う時に焦土と化した日本は意見言う立場にないでしょう。敗戦とはそう言うこと。属国にされても何一つ文句言う立場にない。実際、属国だし。
色々スクリーン上、憲法調査会?の大臣松本烝治や吉田茂、そして「ミルクボーイ」白洲次郎が少しでも自主性を持たせた憲法制定に折衝努力するが、当時の状況ではアメリカ製の憲法も致し方ないだろう。徹夜で作った憲法みたいだが、おかげで極東委員会でのソ連の言いがかり、そして北海道占領更に南への進出を阻止できた点は大きい。ソ連占領なんて地獄の悪夢だよ。
ただプログラムパンフレットもないこの映画、同じような背景の場面の連続、海戦の描写の貧弱さ等で少し寝てしまいました。それにしても吉田茂役の小林薫太ったし、老けてない?
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