「ボラットの娘が秀逸。ボラットパワーが2倍状態」続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画 駒井尚文(映画.com編集長)さんの映画レビュー(感想・評価)
ボラットの娘が秀逸。ボラットパワーが2倍状態
14年ぶりの「ボラット」の続編です。この14年で、映画製作や映画の内容をめぐるコンプライアンスが大幅にアップデートされてしまい、パワハラはNGだ、セクハラはもってのほかだという風潮のいま鑑賞すると、かなり微妙な感じがします。しかし、ボラットの娘トゥーターがスーパークレイジーな演技を見せてくれるので、そこら辺は行ってこいですかね。ボラットが2人になって、パワーが2倍になってる感じ。
1作目に比べ、ガチなどっきりカメラは少なくなり、演出パートが多くなっている印象は受けました。そんな中、一番面白かったのは、赤ん坊のフィギュアが乗っかったケーキを食べた後、産婦人科に行くくだりですね。「一般市民をおちょくるのもいい加減にしろよ」と思いつつ、爆笑が止まらないというね。やっぱ、ボラットは最高ですね。
コメントする