劇場公開日 2021年8月20日

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ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価

全593件中、301~320件目を表示

4.0話題の映画なので

2022年2月16日
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物語は大きな変化がなく、どこかの誰でもありそうな日常生活が淡々と進んでいく。
3時間ありましたが、飽きさせることなく鑑賞できました。
何人かの方の感想を見て、なるほどなるほどと映画のシーンを思い出させてくれました。
西島さんはアクションものより今回のようなおとなしい男が似合う。
平日昼からの上映でしたが、120人定員の一席開けた状態で満席でした。
アカデミー賞とったらまた盛り上がりますね。

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リックマクギャレット

4.5ただ走り続ければいい

2022年2月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

久々に映画の世界に没入するという感覚を味わった。
気づけばわたしも赤いサーブに乗り込んでいた。

とても繊細な映画だった。役者さんたちの声のトーンが心地良かった。そして所作。中でも手話の動作は本当に美しかった。

「静と動」がテーマのような気がする。
緩急の付け方が素晴らしかった。

物語の重さが静的なら、走る車は動。
走り続けるからこそ、見えてくる景色がある。
だから生きていこう、と背中を押された気がした。

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Ao

5.0「言葉が通じないってわたしには当たり前の事ですから」

2022年2月16日
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鑑賞方法:映画館

·

①「言葉が通じないってわたしには当たり前の事ですから」

「あなたはいま幸せなの?」

ドキッとする決め台詞をろうあ者のユナに言わせて、僕に揺さぶりをかけてくる映画でした。

オスカーノミネートで、急遽、当地でもリバイバル上映しています。

“観せる側と観る側、半々で一方通行の言葉を受け取って完成をさせる”
―そんな作品だったと思います。

日本語
韓国語
英語
北京語
タガログ語
韓国手話
インナーチャイルドの多重人格の幻聴の声
そして字幕。

通じることの起こらないたくさんの一方通行の台詞が、この「実際の舞台化には(あまりにも実験的すぎて)現実的ではない原作」を、映画の形に止揚していく有り様が実に見ものなのです。

そしてもうひとつ、
通奏低音として流れるのが死んだ妻のカセットテープの声でした。
空白・無録音の《pause》部分に西島が声を入れても、それは相手は既に存在しておらず それは虚空に向かって放つ言葉。返事をもらうことはもう出来ない
=「舞台」としても「男女の会話」としても、意志の疎通も感情の交流も成立が果たせない、
人間関係の断絶がそこに。

結婚は稽古。
結婚は舞台。
言葉の通じない赤の他人と暮らすためには、練習と、通訳の助けと、字幕の補完によって、通じ合えない共演者を知ろうとする稽古が不可欠なのだと言っているようで。
これは象徴的ですね。

・・・・・・・・・・・・

②「対話が足りなかった」と
北海道でめそめそしていた西島のくだりは陳腐で浮いていたが、読者サービスだろう。

自分事としては、
妻との離婚は、あれはどうだったのかと、いまだに頭に浮かぶこともある。
でも舞台ごと(結婚ごと)に、オーディションは行われるのだ。役者の人選の当落は演出家がその都度決める。
力のない俳優ならば次の仕事はないし、岡田将生のように自分から転落もしていくことだろう。
お互いに一公演を終え、お互いにダメ出しを出して“共演”をやめたのだから、僕たちの終演・解散・契約解除は、それで良かったのではないかと思っている。

西島は自分の車を自分で運転している。
みさきも自分の車を自分で運転する。
そして
家福音も、彼女は自分の人生という車を彼女自身の意志で運転し、彼女が若い男をその助手席に呼んだのだ。
急死した妻のこと、心残りはあるのだろうが夫西島が妻の生き方について何か自分の責任であるかのように思うのであれば、それは違う。

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

③ラスト、
不思議な展開を見せてエンディングへ、

喋らなかった運転手が韓国語を学んで話すようになっていましたよね !
(コロナのマスクをしていたので後日談として数年後のシーンだな)。
生まれと育ちの桎梏を突破して、ついに外国に飛び出し、外国語を話している運転手の彼女=みさきへの驚き。
言葉が通じたときに人間の心身に起こる奇跡の出来事を、あれは表していたのだろうなあ。
恐らくは西島が仕事をする韓国へ、オブザーバーの韓国人夫妻と犬も連れて、心通じた者たちを詰め込んで、ちょっと狭めだけど、赤いSAABは世界を走り始めたのだと思う。

🚗

さて、
オスカーのゆくえはどうなるだろうか、
あるいはもしかしてこれは「脚色賞」とか行くのではないかと考えながら映画館をあとにした。

開演1時間後にタイトルが出てくるところとか、濱口監督、やるね。
もう一回観たくなった。

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きりん

5.0素晴らしい

2022年2月15日
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久々に始まっても喋る反応するじい様連中が居たんだけど
30分以降くらいからシーンと見入ってた 分かるよ。ただ最初から黙れっての

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G列は貸し切り

3.0言語化できない焦燥感

2022年2月15日
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鑑賞方法:映画館

 短くまとめると舞台脚本家の主人公は交通事故で片目が緑内障を患ってしまい、さらに奥さんが他の男と肉体関係を持ってしまい、その後くも膜下出血で亡くなってしまった。そんな不幸な連続の中、広島で舞台を講演することが決定し、さらに、プロデューサーの計らいで劇場から宿までの運転を20代の女性に運転を任せることになった。不愛想な女性であったが運転を任せるたびに彼女の過去が明らかになってゆく。
 この映画を観たのは一か月前くらいでした。この作品は映画といえば映画なんですけどドキュメンタリーのような雰囲気で「ノマドランド」のような主人公が愛する車がキーアイテムで、車を通じてお互いを知るヒューマンドラマだと捉えました。
 ドラマティックの要素はないように思えますが、難しいセリフはないし、不思議と退屈しなかったです。

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keyton

4.5西島秀俊は映画でこそ輝く。映画館で観てよかった!

2022年2月15日
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鑑賞方法:映画館

あまり小説を読まない私は村上春樹氏はあまり得意ではない。でもこの映画を観た人と感想を言いたいです。余韻が一日以上残る、そんな映画。あとは岡田将生の彼自身が脱皮するような演技に目を見張りました。

ただラストは、要ります?。濱口監督の「スパイの妻」もラストがアレっ?ってなったの思い出しました。

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ハマー

4.5西島さんがいい

2022年2月14日
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ただ西島さんマニアのワシは西島さんのラブシーンはいらない。妻役も好きではないがドライバーの子良かった‼️最近の映画ではないくらい長い、お尻痛い。だが西島さん見たさに見たさ。多国籍会話で賞取れたんかなあ、手話もあったし。でも西島さん最高です

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岐阜じん

4.0長いのには訳があるのでしょう

2022年2月14日
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知的

難しい

約三時間、たしかに長いけど退屈はしない映画でした。

そしてその長さを受け止めるだけのラストのモチーフはありました。
また、その長さを受け止めるだけのカタルシスもありましたが、その勢いは弱く描かれているようでした。

映画では悲しみや苦悩に絡め捕られたどん底の精神状態を描いてませんが、低位安定の凪ぎの状態をずっと描いている構成はなかなか緊張感があって良かったです。
というより、彼らは無意識か意識的にかはわかりませんが、直面した不幸から回避し続けることを選んだがために、低位安定の精神状態だったのかもしれません。

その状態を反転(再生)するにはじわじわとした時間が必要であったし、反転(再生)するにしてもじわじわとしたカタルシスになるのでしょう。

あのラストにはあの長さが必要であったのだとおもいます。

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マツナミコ

3.0感想の箇条書き

2022年2月14日
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・長さ
時間を感じさせない、なんてことはない。しっかり3時間を感じる。
退屈はしない。

・内容
読んでから時間があいているが、だいたい8割は映画オリジナルという印象。
原作の通りになぞるより、これくらいの方がいい。面白くなるのであれば。
付け加えられた箇所からも村上春樹のにおいを感じた。ような気がする。
雰囲気(便利な言葉)など村上春樹の映像化、にぴったりだった印象
直感ではゴダール映画のよう、という印象(説明はできない。多分違う)。

・演技
西島秀俊は芝居に対する思いも見た目もかなり好き。が、はっきり言ってかなりの大根役者だと思う。今回でもそれは変わらず。
サイコパス感というか、闇が見え隠れする役では、棒読み大根芝居もマッチするような気がする(『クリーピー』でもそう感じた)。
そういう意味では、西島さんでぴったりのような気もする。
でも……「演技が上手い賞」を受賞するには違和感がある。少なくとも主演男優賞は他作品でいいのでは? と。判断基準も良し悪しもわからないが。
岡田将生も同様。すこぶる男前だが演技がちょっと……
演技どうこうは好みの問題なのかもしれない。
二人ともスクリーン映えするのは間違いないし、美しいから不快感は皆無。
西島秀俊の肉体美というサービスも。
女優さんは初見。演技に対する印象はあまりない。

・劇場で観るのが一番だが、ちょうどいい上映時間を見つけるのは難儀だった

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774

2.5退屈はしなかったが面白かったかと言われるとうーむといった感じ。 自...

tさん
2022年2月14日
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退屈はしなかったが面白かったかと言われるとうーむといった感じ。
自分が理解し切れてない部分はあるが、何か上質だなとは思った。
刺さってはいないけど余韻はのこっている。
私にはつかみ所のない風が吹きました。

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t

5.0タイトルなし

2022年2月13日
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知的

体感30分

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nia

3.0個人的感想

2022年2月13日
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人と人は必ずすれ違うものだ、という諦観と、だけどやっぱり相手に抜き難い愛情を抱いて、どうしても離れたくないという執着。その間で揺れ動く。もうこれは、理屈では説明できないし、当事者以外は理解できない。時に当事者すらも…。
なんか新しい形の愛情、感情を観させてくれるのかな、と途中まで思って観ていたけど…。
映画の表現としては、私はとても好きでした。3時間退屈しなかった。赤い車が走るところを、遠目から追っていく。そこに主人公の感情を感じることも出来た。長すぎるんじゃないか、と思ってたけど、長い理由、表現の積み重ね方も自分なりによくわかった気がする。
だけど、しっくりこなかった。「後悔」を観せられても、そこから「観てよかった」と思える何かを得ることは出来なかったなぁ…。

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哲也

3.5感情移入不可

2022年2月13日
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ノミネートを知り、原作村上春樹、苦手だったことを思い出しながら映画館に来ていた。
ともあれ、やはりセックスにこじつけるストーリーに「またか」、そして鍵となる「魅力的な」主人公の妻役の声にも人にも全く魅了されず、限らず、ほかの登場人物にもほぼ魅力を感じられず、感情移入できないまま終盤を待つ、ラスト観客の大拍手のインパクトに違和感を感じつつ、やはり不愉快な気持ちはぬぐい切れないまま、場所をあとにした。ヒューマンドラマには、引き込まれる人物像(演者の演技)が存在してなんぼの私の映画好きさなので、受賞があっても同意できない感は払い切れないだろう。

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metoe ruri

4.0残された者の贖罪

2022年2月13日
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物語の序盤までは、亡くなった妻が最期に言い残したことや妻の紡ぐ脚本をめぐるストーリー展開かと思っていたが最終的には違った。これは失った人を懐古するのではなく、残された側がどう生きていくかの物語だ。
広島での仕事で出会ったドライバーとの、家族の喪失という共通点の発覚によりストーリーの展開と主人公である家福の感情変化が加速する。

タクシードライバーの渡利と手話で芝居をする韓国人女性が演じる役との共通性が作品を通じて印象に残った。心の中にある思いを手話を通じて伝える表現には感嘆した。

亡くなった人が生前に何を思い、何を残したかを探ることが故人を弔うのではない。残された人が故人を思い後悔し生き続け、自分が命を落とした時に初めて贖罪となるのだ。

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チキンリトル

4.0生と死、その見えないものをどこまで描けるか。

2022年2月13日
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見逃してたのが今回の再上映で観れた☆すごく好きかも。静かな物語で3時間あるけど、引き込まれて長さは感じなかった。現在、劇中劇、録音された戯曲の台詞が絡み合い、生きてる人、死んだ人…その言葉や会話の思わぬ効果にハッとさせられるのが村上作品らしさ。とても美しい物語。

西島秀俊も、岡田将生も、三浦透子も、めちゃくちゃ上手かった。静かな作品ほどその俳優の表情ひとつ、佇まいひとつで雰囲気が左右される。
こういう繊細で静かな描き方って日本の真骨頂というか、ともすれば「地味」と捉えられがちなアプローチだけど、それが世界に認められたことは本当にうれしいね(この時点ではノミネートが決まっていました)

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mami

1.0ただのよくある駄作

2022年2月13日
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村上春樹の原作をそのまま朗読してるみたいな作品。
映画としての魅力とカタルシスがない。
自意識過剰の中二病の作文。

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かとし

1.0意味がわかったようでわからない退屈な映画

2022年2月13日
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鑑賞方法:映画館

難しい

アカデミー賞にノミネートされている
期待して鑑賞しましたが
??まず長すぎる
西島秀俊と岡田将暉以外の俳優は知らない方ばかり
意味がわかったようで意味不明
もう一度鑑賞しようかな?とも考えましたが
175分は長すぎてあまりに退屈な作品なので
多分観ないな
アカデミーノミネートでパラサイトが凄く面白く
ハマった作品だったのでアカデミーノミネートという言葉だけで期待して映画館に行ったのがあさはかだった!!
ドライブマイカーは私的にはウケなかった
つまらなかった
SEX描写が多くてげんなりしました
劇場のあちこちで居眠りしているイビキも
聞こえてきてうるさかった
絶賛してる人がいるけど本当に面白かった?
退屈でしかなかった作品です
大体村上春樹の作品って映像化すると
退屈でしかない
わけわからないの多い
時間と金の無駄でした
せめて奥様役の女優を有名な人でやってほしかった
インパクトなし
低予算の映画だったのかな?

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えりりん

5.0感動

2022年2月13日
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鑑賞方法:映画館

主人公の日常を写しながら
その一つ一つの出来事に
私の心がワサワサ、揺さぶられる
登場人物のエピソードは
村上春樹っぽいが
それよりも
それぞれのひとの
温かみが感じられ
それがベースとなり
心温まるストーリーに
身を委ねられる

多様性
生きる
内省

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Hello,sorrow

3.5一度観た現時点での星の数

2022年2月13日
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鑑賞方法:映画館

原作未読
村上春樹の小説の雰囲気がよく表現されている
人の心の広大さを表しているようで、一度観ただけでは全てを理解出来ない
展開を知った上で各場面がどう繋がるかをもう一度観て確認してみたい
一度目と違う見方をすることで気付くことがありそう

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Daiki Sugiyama

4.5解けない映画の魔法

2022年2月13日
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終わった後、長丁場からの解放と、深い感動、そして体力の消耗で、駐車場の車に戻った時、しばらく動けなくなっていました。
去年見逃してしまい、アカデミー賞ノミネートということで、どこかでやってくれるかと探したら、近くで見ることができました。空席は多いものの田舎なのでお客さんの入りは良い方でした。3時間もあるとは知らず、けどずっと引き込まれっぱなしでした。
映画には2種類あると思うのですが、1つは現実から離れた世界を見せてくれるものと、もう1つは現実の見えていなかった世界を見せてくれるものと。この作品は後者だと思いますが、それって見ないようにしている現実でもあるので、向き合うとツラい時もあります。映画の中の事と、自分の現実世界の出来事と妙にシンクロしているところがあって…
この映画の魔法にかかった状態がしばらく続きそうです。

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marumen
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