ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価
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感想の箇条書き
・長さ
時間を感じさせない、なんてことはない。しっかり3時間を感じる。
退屈はしない。
・内容
読んでから時間があいているが、だいたい8割は映画オリジナルという印象。
原作の通りになぞるより、これくらいの方がいい。面白くなるのであれば。
付け加えられた箇所からも村上春樹のにおいを感じた。ような気がする。
雰囲気(便利な言葉)など村上春樹の映像化、にぴったりだった印象
直感ではゴダール映画のよう、という印象(説明はできない。多分違う)。
・演技
西島秀俊は芝居に対する思いも見た目もかなり好き。が、はっきり言ってかなりの大根役者だと思う。今回でもそれは変わらず。
サイコパス感というか、闇が見え隠れする役では、棒読み大根芝居もマッチするような気がする(『クリーピー』でもそう感じた)。
そういう意味では、西島さんでぴったりのような気もする。
でも……「演技が上手い賞」を受賞するには違和感がある。少なくとも主演男優賞は他作品でいいのでは? と。判断基準も良し悪しもわからないが。
岡田将生も同様。すこぶる男前だが演技がちょっと……
演技どうこうは好みの問題なのかもしれない。
二人ともスクリーン映えするのは間違いないし、美しいから不快感は皆無。
西島秀俊の肉体美というサービスも。
女優さんは初見。演技に対する印象はあまりない。
・劇場で観るのが一番だが、ちょうどいい上映時間を見つけるのは難儀だった
退屈はしなかったが面白かったかと言われるとうーむといった感じ。 自...
退屈はしなかったが面白かったかと言われるとうーむといった感じ。
自分が理解し切れてない部分はあるが、何か上質だなとは思った。
刺さってはいないけど余韻はのこっている。
私にはつかみ所のない風が吹きました。
個人的感想
人と人は必ずすれ違うものだ、という諦観と、だけどやっぱり相手に抜き難い愛情を抱いて、どうしても離れたくないという執着。その間で揺れ動く。もうこれは、理屈では説明できないし、当事者以外は理解できない。時に当事者すらも…。
なんか新しい形の愛情、感情を観させてくれるのかな、と途中まで思って観ていたけど…。
映画の表現としては、私はとても好きでした。3時間退屈しなかった。赤い車が走るところを、遠目から追っていく。そこに主人公の感情を感じることも出来た。長すぎるんじゃないか、と思ってたけど、長い理由、表現の積み重ね方も自分なりによくわかった気がする。
だけど、しっくりこなかった。「後悔」を観せられても、そこから「観てよかった」と思える何かを得ることは出来なかったなぁ…。
感情移入不可
ノミネートを知り、原作村上春樹、苦手だったことを思い出しながら映画館に来ていた。
ともあれ、やはりセックスにこじつけるストーリーに「またか」、そして鍵となる「魅力的な」主人公の妻役の声にも人にも全く魅了されず、限らず、ほかの登場人物にもほぼ魅力を感じられず、感情移入できないまま終盤を待つ、ラスト観客の大拍手のインパクトに違和感を感じつつ、やはり不愉快な気持ちはぬぐい切れないまま、場所をあとにした。ヒューマンドラマには、引き込まれる人物像(演者の演技)が存在してなんぼの私の映画好きさなので、受賞があっても同意できない感は払い切れないだろう。
残された者の贖罪
物語の序盤までは、亡くなった妻が最期に言い残したことや妻の紡ぐ脚本をめぐるストーリー展開かと思っていたが最終的には違った。これは失った人を懐古するのではなく、残された側がどう生きていくかの物語だ。
広島での仕事で出会ったドライバーとの、家族の喪失という共通点の発覚によりストーリーの展開と主人公である家福の感情変化が加速する。
タクシードライバーの渡利と手話で芝居をする韓国人女性が演じる役との共通性が作品を通じて印象に残った。心の中にある思いを手話を通じて伝える表現には感嘆した。
亡くなった人が生前に何を思い、何を残したかを探ることが故人を弔うのではない。残された人が故人を思い後悔し生き続け、自分が命を落とした時に初めて贖罪となるのだ。
生と死、その見えないものをどこまで描けるか。
見逃してたのが今回の再上映で観れた☆すごく好きかも。静かな物語で3時間あるけど、引き込まれて長さは感じなかった。現在、劇中劇、録音された戯曲の台詞が絡み合い、生きてる人、死んだ人…その言葉や会話の思わぬ効果にハッとさせられるのが村上作品らしさ。とても美しい物語。
西島秀俊も、岡田将生も、三浦透子も、めちゃくちゃ上手かった。静かな作品ほどその俳優の表情ひとつ、佇まいひとつで雰囲気が左右される。
こういう繊細で静かな描き方って日本の真骨頂というか、ともすれば「地味」と捉えられがちなアプローチだけど、それが世界に認められたことは本当にうれしいね(この時点ではノミネートが決まっていました)
意味がわかったようでわからない退屈な映画
アカデミー賞にノミネートされている
期待して鑑賞しましたが
??まず長すぎる
西島秀俊と岡田将暉以外の俳優は知らない方ばかり
意味がわかったようで意味不明
もう一度鑑賞しようかな?とも考えましたが
175分は長すぎてあまりに退屈な作品なので
多分観ないな
アカデミーノミネートでパラサイトが凄く面白く
ハマった作品だったのでアカデミーノミネートという言葉だけで期待して映画館に行ったのがあさはかだった!!
ドライブマイカーは私的にはウケなかった
つまらなかった
SEX描写が多くてげんなりしました
劇場のあちこちで居眠りしているイビキも
聞こえてきてうるさかった
絶賛してる人がいるけど本当に面白かった?
退屈でしかなかった作品です
大体村上春樹の作品って映像化すると
退屈でしかない
わけわからないの多い
時間と金の無駄でした
せめて奥様役の女優を有名な人でやってほしかった
インパクトなし
低予算の映画だったのかな?
感動
主人公の日常を写しながら
その一つ一つの出来事に
私の心がワサワサ、揺さぶられる
登場人物のエピソードは
村上春樹っぽいが
それよりも
それぞれのひとの
温かみが感じられ
それがベースとなり
心温まるストーリーに
身を委ねられる
多様性
生きる
内省
一度観た現時点での星の数
原作未読
村上春樹の小説の雰囲気がよく表現されている
人の心の広大さを表しているようで、一度観ただけでは全てを理解出来ない
展開を知った上で各場面がどう繋がるかをもう一度観て確認してみたい
一度目と違う見方をすることで気付くことがありそう
解けない映画の魔法
終わった後、長丁場からの解放と、深い感動、そして体力の消耗で、駐車場の車に戻った時、しばらく動けなくなっていました。
去年見逃してしまい、アカデミー賞ノミネートということで、どこかでやってくれるかと探したら、近くで見ることができました。空席は多いものの田舎なのでお客さんの入りは良い方でした。3時間もあるとは知らず、けどずっと引き込まれっぱなしでした。
映画には2種類あると思うのですが、1つは現実から離れた世界を見せてくれるものと、もう1つは現実の見えていなかった世界を見せてくれるものと。この作品は後者だと思いますが、それって見ないようにしている現実でもあるので、向き合うとツラい時もあります。映画の中の事と、自分の現実世界の出来事と妙にシンクロしているところがあって…
この映画の魔法にかかった状態がしばらく続きそうです。
今更のレビューですが
昨年見た映画でもう一度見たくなった中の1本。年始休暇の最終日に視聴。
初回にはそれほど意識しなかった演劇風景やカセットテープの音声など、心象とのリンクが素晴らしい。2回目でラストの展開まで分かってはいても一気に見れました。
1ヶ月たって、アカデミー賞効果もあり公開館も増えているので、もう一度くらいは見に行きたい。
多言語の劇中劇が輝く美しい瞬間
全編、素晴らしい映画である。大人の鑑賞に耐える、夫婦や恋人など最も親密な人と見たい映画である。チェーホフの『ワーニャ伯父さん』を演じる多言語・多国籍の俳優たちの劇中劇(オーディション、稽古、本番)が輝く美しい瞬間は永遠に見たくなる。「ワーニャ伯父さん」の台詞がなぜか映画を見ている人間の心にまでシンクロする。人が理解し合うことの難しさ、大切さを深く感じさせる。最後のシーンだけ、なぜだろうと疑問を残したが、その理由を考えるのも楽しい。
最後もマイカー?
2022年2月12日
映画 #ドライブ・マイ・カー (2021年)鑑賞
アカデミー賞ノミネートを受けて劇場公開されてましたので行ってきました。
まずは3時間を超える長編で、しかも人間の内面にフォーカスされた内容で、派手なシーンもまったくない、この作品が作品賞にノミネートされたことに驚きます。
濱口監督の会話劇は、舞台慣れしている人には好きなタイプでしょうが、ハリウッドの映画関係者が本当に見たのかな?と疑ってしまいます。
構成と脚色は素晴らしいので、そこがやはり評価されたのと、#村上春樹 のネームバリューもあったんだろうな。
#三浦透子 は着実にステップアップしてるね
エンタメを期待して行ってしまった。。
賞レースの快進撃のみの前知識で、期待値高く
全くの予習なしで鑑賞。
呆然となって劇場を出ました。
監督ファン、村上春樹の原作が好きな方は
評価が高いのでしょう!
監督の過去作品などをみて、好きな方は是非!という感じでしょうか。
ドンデン返しやエンタメ性を期待していくと全く駄目です。
サーブ900はカッコよかった。。位しか頭に残りませんでした。恥ずかしい。。。
令和版、不器用な男たち
西島秀俊を陰とするなら岡田将生は陽なのか。いずれにしても彼等のやりとりに引き込まれた。
芝居演出に没頭するあまり自分の感情を出せずにいる家福こと西島秀俊、対して自分の感情のままに突っ走る高槻こと岡田将生。2人の男がそれぞれ違ったタイプの不器用さを絡ませながら、映画は179分進んでいく。
例えば「Wの悲劇」(劇中劇作品というだけで恐縮だが)が179分あったら、不器用な女たちをもっと分かりやすく見せていて違う評価になっていただろうか。そんな事を考えていた。長尺の問題では無いけれど、本作は長いだけの中身がある作品だった。
ここ1年観た映画でベスト。 春樹の小説の様に、淡々と時間が過ぎる。...
ここ1年観た映画でベスト。
春樹の小説の様に、淡々と時間が過ぎる。
人が知るのは、物事の一つの側面でしかなく、全体を知ることは無い。
皆 何かを抱えながら生きる。
乗り越えられることもあるし、何時までも引きずることも有る。
しかし時間は流れる。
なるほど海外ウケ
ある評論家が「3時間があっという間にの極上のエンターテイメント作品!」とべた褒めしていたので、ハードルが上がってしまったのかもしれない。
自分的には正直それ程ではなかった。
話の内容としてチェーホフというちょっと難しい演劇が分かっていれば、なお楽しめたんだろうけど一般ウケではないと思ってしまった。
静かに淡々と進む村上春樹節、こういうのが好きな方にはたまらないんだろう。
この辺のところが海外ではウケてて、カンヌで受賞した要因のように思います。
とはいえアカデミー賞で作品賞とか受賞したら快挙だけど、果たして「パラサイト」に続き海外作品にとらせるだろうか?とうがった見方をしてしまうのは自分だけでしょうか。
良い作品だと思う
海外で評価された作品です
私的には普通に良い作品と思いました
また見たいとは思わないかも…
この映画を見て色々感じ考えると思います
私はこの映画で元気がもらえるとは思わないです
辛さだけはもらえたかなと思います
そこがこの作品の売りだと思えば良いのだと思います
この作品を見て特した気分になれることを祈ります
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