劇場公開日 2020年12月4日

ザ・プロムのレビュー・感想・評価

全58件中、41~58件目を表示

4.0人生はリハーサルじゃないよね。

2020年12月15日
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始まってすぐに(あーブロードウェイでミュージカルを観るまではあたしゃ死ねないな!)って心から思いました。ずっとNYに行くことが夢なんですよね。
今はブロードウェイも閉鎖してるし当分は簡単に海外に行ける状況にはならないだろうけど、でもそんな時だからこそこんな底抜けにポップでハッピーな作品は本当に嬉しい!

メリル・ストリープ、ニコール・キッドマンにジェームズ・コーデンという超豪華キャストが時にセレブリティ自虐ネタをぶっ込んできて、いろんなミュージカルのパロディ?オマージュ?もたくさんあるからミュージカル好きにはたまらない!

あるがままを受け入れようっていうテーマは王道だし楽曲もキャッチーで歌詞もわかりやすくてすぐに乗れました♫

シンプルなストーリーを嬉々として演じ歌い踊る大御所たちを観てるのは理屈抜きに楽しかった!
Netflix作品だけど映画館で観れて良かったです。

舞台版も観たいな、ブロードウェイで‼︎

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ごーるどとまと

5.0Four thumbs up with my wife!

2020年12月14日
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Four thumbs up with my wife! Great musical ever! This is a movie in theaters more than Netflix.

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YUKI

4.0ミュージカルの醍醐味

2020年12月14日
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楽しい

単純

興奮

初端から、ブロードウェイのミュージカルシーン。ギンギラのステージ衣装で、大勢のアクター達が、スクリーン狭しと歌い踊る。テーマはLGBTと現代風なれど、古き良きミュージカルの香りがプンプンする。

新作舞台がコケて背水の陣のベテラン俳優、チャンスを掴めずクサりぎみの端役。波に乗れない俳優達が目論んだのは、社会活動によるイメージアップ。同性とのプロム参加を認められずにツイッターでバズっていた女子高生を、お手頃案件と見込んで現地へ乗り込むが…。
古風な地方の拒否感は強く、頭ごなしの啓蒙活動は上手くいかない。傷付く女子高生、どうせ自分達もはみ出し者と落ち込む俳優達。
だが、若者は諦めない。時代は変わった。自分らしく生きたいと、傷付きながら闘う人達が世界中に沢山いる。ネットワークは心を繋ぐ。失意に慣れた大人達も勇気付けられ、それぞれが自らの問題に立ち向かう。
最後は全てが好転し、予定調和のハッピーエンド。

ありふれたストーリー、チープな主張、力業の展開、溢れるご都合主義。
だからどうした?これはミュージカルなんだ!
ミュージカルファンの校長先生が言っていた。唐突に歌い出し、踊っている間に全てが解決する世界。うちひしがれた僕達は、夢を求めて劇場に集い、ステージを仰ぎ見ながら癒されるのだと。だから歌い踊り続けてくれと。

エンターテイメントには苦難の時代だ。今必要とされているのかと作り手は苦悩し、今望んでいいのかと受け取り手は躊躇する。
だが、居直るかのように堂々と、力強く、豪華キャスト達が歌い、踊り、演じ上げる。ここが私達の世界、これが私達の使命だと。
それでいい。

現実が甘くも容易でもなく、正義は破れ、弱者が虐げられ、奇跡も殆ど起きない事なんて、私達の誰もが知っている。
だからこそ、ステージの上から虚構の夢と理想を振り撒いて、疲れて蹲まる私達の、ブルーベリーみたいにちっぽけで柔い心に、再び立ち上がって歩き出す勇気と気力を与えてくれ。
ブラボー!

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しずる

4.5映画館で見た方が……

2020年12月14日
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ネットフリックス作品だが、これは劇場で見るべきでしょ。
華やかな色合いでカメラワークを駆使した映像とダイナミックな音楽のミュージカルシーンの連続で心が踊る。
同性愛者ということで、ハイスクールの卒業前のダンスパーティのプロムに出席できない女の子。
その子を応援すべくニューヨークから田舎町のインディアナ州に赴く、落ち目気味のミュージカルスター、メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン達。
オープニングから、ハイテンションで突き進む。
いやあ、ほんとカメラワークが凄いわ。クルクルクルクル回ってダンサー達の躍動感が伝わってくる。
冷静に考えれば王道ストーリーなのだが、そんなことは考えず2転3転していく話で楽しめる。
やっぱり映画は劇場で見るのがいいなぁと思う作品だ。

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ケビタン

4.0歌とダンスで元気になる‼︎

2020年12月13日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

エマ役の方は新人ということですがいやいやこの大御所たちの中で光ってましたね。元気でました。
アリッサの方も素敵でした。
メリルはオーラ出しまくる役なのでもうオーラだだ漏れなのが凄かったー
ニコールキッドマンもキュートでした

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persimmon orange

4.5人生はリハーサルじゃない

2020年12月13日
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キラキラしたミュージカルなんだけど、それだけで終わらせない深さがある。

LGBTQが題材になっているけれど、それだけじゃない、深さが感じられる映画です。

親子だったり、愛だったり、友情だったり、宗教、生き方など。
ホントにいろんなトビックが絡んでいる。

笑いがあったり、ミュージカル特有の唐突な歌があったりだけど、軸がブレずに進んでいるのが、素晴らしい。

何よりメリル・ストリープの歌と踊りがすごい。それに、ニコール・キッドマン、素晴らしいですね。初期のニコールとは、全く違うように見えました。

宗教をこんなふうに、使うのはマジで斬新。

楽しい、笑える、リズムを刻む自分がいるのに、涙が出るのはなぜだろう。
よくできた作品です!

「隣人を愛せ」それだけで十分。
ホント、今のアメリカに必要なメッセージなんでしょうね。
多くの人に見てほしい。
アメリカのティーンエイジャーだけでなく、日本の、ティーンエイジャーも悩んでる。だれを愛そうと、自分は自分、誰でもない自分を、愛せない若者が増えている今だからこそ。

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ミツバチば~や

2.0キャストが好きだけど

2020年12月13日
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鑑賞方法:VOD

キャストが好きだから観たけど、予定調和過ぎてつまらない。

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ボケ山田ひろし

4.5同性愛と差別をテーマとして描き続けたライアン・マーフィの最高潮!!

2020年12月12日
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Netflixとしては2020年年末して、最大級のエンターテイメント作品である。Netflixとライアン・マーフィはパートナー関係を結び、『ハリウッド』『ボーイズ・イン・ザ・バンド』を製作しきたわけだが、これこそが最高潮といってもいいだろう。

Netflixは『ジングル ジャングル ~魔法のクリスマスギフト~』などミュージカルに力を入れてきたわけだが、これで映画同様のクオリティのミュージカルを作ることができるという基盤が強固なものとなり、今後は多くのミュージカルネタを持つDisney+やNBCのミュージカルライブに対抗すべく、ミュージカル映画製作に積極的に着手していくだろう

2016年に初演された比較的新しいミュージカルということもあって、テーマ性は現代的である。舞台版自体が10代の同性愛というテーマ性からして、同様のテーマを扱い、世界中にカミングアウトする勇気をもたせた、ドラマ『glee』に影響を大きく受けた作品でもあるだけに、それを『glee』のクリエイターであるライアン・マーフィが映画化するというこのも不思議なものだ。

今作はもともとアジア系のオークワフィナがキャスティングされていたように、様々な人種のキャラクターが登場し、人種差別という点では、あまり扱われていないように思えるかもしれないが、親世代は正に人種差別を受けてきた世代でもあるのだ。更に遡れば、奴隷制度といった、もっと酷い差別もあっわけであるが、親世代というのが、1970年代なのである。

キング牧師やマルコムXらによって、1950年~60年代にかけて行われた公民権運動によって黒人が人権を得たといっても、それまでにあった差別意識というのは、簡単に消えるようなものではない。世間の動きと人々の意識は必ずしも比例しないということを受けて成長してきたのが現代の親世代なのだ。

今でこそ同性愛への理解はされるようになったものの、まだまだ世間の目は厳しい。それは人種差別も同じで、どんな影響力をもった人物がいたとしても、人々の概念として根付いてしまっているものを取り除くのは難しい。それを知ったうえで、あえて生きづらい環境に飛び込む子供たちに厳しくあたるというのは、わからなくもない。

嫌がらせではなく、子供達のためにという意識という点では、同じ子供を愛する者の立場ではあるのだが、結果的にそれも差別につながってしまって、差別が残ってしまう。

時代の変化と未来への希望を10代、20代に託してみたいという人達がいるのも事実。デリケートな問題ではあるが、このデリケートな互いの境界線を埋めるのが音楽や芸術であり、それが一体化したミュージカルというものが昔からやってきたことである。

またインディアナ州が舞台ということも大きな意味がある。インディアナ州では2015年に新たな法律として、「宗教の自由を回復する法律」というのができたのだ。これによって「宗教上の理由」でと言えば、同性愛者に締め出すことが可能となってしまったのだ。

劇中でも学校内にはキリスト教信仰者の生徒たちが多くいるため、宗教上の理由で同性愛を差別しているという者もいるわけだが、それなら「離婚」「タトゥー」「処女」も教えには反している。都合の良いことだけ、宗教を理由にしていないかという矛盾点も指摘しているのだ。

時代は変わっていくのに、歪んだ価値観や概念が邪魔をしているが、ただ好きなった相手か同性であったというだけのことで、シンプルに人が人を好きになっただけということではないかということを訴えている。

昔から同性愛と偏見、世間の評価と闘ってきた象徴としての役割をミュージカル俳優達が果たしているのもおもしろい設定である。

メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン、ジェームズ・コーデンといったミュージカル映画に多く出演している俳優の起用も見事ではあるが、注目してもらいたいのは、もともと決まっていたアリアナ・グランデの代役としてアリッサ役に選ばれたアリアナ・デボーズだ。

アリアナ・デボーズは、ドナ・サマーの伝記ミュージカルやDisney+で配信された『ハミルトン』にも出演しており、スティーヴン・スピルバーグが監督を務めたリメイク版『ウエストサイド・ストーリー』では、アニータ役を演じなど、今後の活躍が期待できるミュージカル女優である。

ベテラン陣も見事だが、アリアナ・デボーズの存在感と歌唱力にも注目してもらいたい。

今作で残念なことは、これこそ劇場で観るべき作品だということだ。日本では一部の劇場で上映されているし、今後遅れて公開される地域もあったりするが、機会があれば劇場で観てほしい。

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バフィー吉川(Buffys Movie)

4.0It's Time To Dance

2020年12月12日
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誰が誰を愛してもよくて、誰もカレもカノジョもみんな大歓迎!!!!!!! さぁ、ダンスの時間♫きらびやかに豪華絢爛キラキラ。
INCLUSIVE
PROM
FOR ALL
最高のヒットメーカーと歌える豪華キャストが仕掛ける最高のフィナーレが気持ちよすぎた!これは鳥肌……けど主役は彼らじゃない。ボクたちキミたち!! だからパーティーの準備はできてる?何も控えたりしないし、もう自分に嘘つかない!ホモセクシャルのプロム?いや、みんなのためのプロム!
タイトル、あらすじ、キャストを知ってずっと楽しみにしていた本作。思っていたより生徒にスポットが当たる割合が途中後半まで少なめな気もしたけど、作品を彩るノれる強力な楽曲たち。次から次へと話題作を生み出す、お得意のライアン・マーフィー・ワールドとも言えそうな彼らしい世界観ビジュアルといっかんしたメッセージ。つまり大胆に高カロリーケバケバしくも、やっぱり上手くて、LGBTを中心に据えながら誰も拒まない。生きにくい世の中、1年に1回くらいこんな作品が作られてもいい。いや、作られてほしい。生きにくいと思っている人もショー好きも大勢いるはずだから。
うまく行くってこんな感じ?メリル・ストリープ(『マンマ・ミーア』『イントゥ・ザ・ウッズ』) × ジェームズ・コーデン(『イントゥ・ザ・ウッズ』) × ニコール・キッドマン(『ムーラン・ルージュ』) × キーガン=マイケル・キー(『ジングル・ジャングル』)はじめ歌える豪華キャスト。ディーディー役メリル・ストリープがいいキャラしている、『シッツ・クリーク』のキャサリン・オハラも少し彷彿とさせたり案外ケチだったり。ナルシストなのがたまに傷(キャラクターとしては魅力的!)なブロードウェイ・スターたちが観客も住民の人生も変える?酷評されて信頼を回復するために行動開始。一人の女の子を救うという"立派"なことをして立派な人間=活動家になる売名行為。それと人々の意識改革を。普遍の真理が一つ、人生はリハーサルじゃない。良い人になるのは難しい。閉鎖的田舎に象徴される無知と不寛容。飾りじゃない気持ち、自分らしくいたい!そしてあなたと踊りたい

I just wanna dance with you~(It's time to dance!)
I just wanna dance with you~(It's time to dance!)
Dance~! Dance~! Dance~!

Tonight Belongs To You/It's Time to Dance@アップルとビーズ

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とぽとぽ

5.0久々に良い映画を観た〜

2020年12月10日
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泣ける

笑える

楽しい

なんたってメリル・ストリーブとニコール・キッドマンの二大女優が脇を固め、エマ役の子がちょっと美人さんではないけれど、圧倒的な歌唱力。二大女優にも引けを取らない存在感。大女優がトロフィーを持ち歩いているのはうけた。

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Kama

2.0中学生用教育ビデオ

2020年12月10日
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わかりやすいセリフ、ひねりのない展開、ご都合主義の大団円。歌とダンスで飾り付けて、明るく楽しく差別をなくそう!…と。まぁ、いいでしょう。だって中学生用なんだもの。

調子にのって必要以上に有名なキャストにオファーしたら、OKでちゃったもんで、慌てて忖度and忖度。
ミュージカル なのに踊れもしないシルバーシーンがだらだら続き、日本版のポスターに至っては、お婆さんのアップという何の映画か不明な仕上がり。

なんで出演OKしちゃったかね。ニコール・キッドマン。ひどい役。フォッシーダンスを語るならいっそ某米倉の方がマシた。ジェイムス・コーデンとアンドリュー、見せ場不完全燃焼。ライアンマーフィーはgleeの頃から、大御所になるとミュージカル スターの見せ方下手。好き過ぎるのかな。
メリル・ストリープはお婆さんすぎて、ダンスシーンとラブシーンが見ていられない。

ブロードウェイ作品でもこんな感じなのだろうか?
無名で達者なキャストで心静かに語ったら、きっと良い作品になっただろうに。

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ジャム太

3.5希望とは!

2020年12月9日
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「映画は劇場で」と生きてきた私はNetflixには
否定的でした、しかし「ROMA」「マリッジストーリー」「アイリッシュマン」と傑作を連発して
劇場でも公開してくれるとなれば話は別です😁
今回も大きな期待もせずに鑑賞しましたが
良かった、、、
人はそれぞれ、何らかの重荷を背負って生きて
います、でも何が幸いするか判りませんが事態が
動く事があります。
明日はいい事が有るかもしれない、そう思えば
自分の人生はそう悪いもんじゃあないです。
そんな思いを持って劇場を後にしました

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kenjii0809

3.0LGBQとブルーベリーの心

2020年12月8日
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鑑賞方法:映画館

またもやLGBQの話かと、少しうんざり。
2010年に起きた実話にインスパイアされたストーリーなのに、こんなエンタメに変えるのかと驚いてしまう。
LGBQと一言で言っても、人それぞれのはずで、あまりに単純化していないか?
「今夜は必ず自分のものに!」とばかりに、流行のテーマに食いついて、何でもビジネスにしてしまう商魂はさすがだ。
あまり真面目な意図をもつ作品でないことは確かだろう。

インディアナ州がコケにされているが、マーフィ監督の出身地のようだ(笑)。
しかし、監督の“自虐”ではなく、もとの実話はミシシッピ州の事件で、原作者も違う地域の出身らしい。
では、なぜインディアナ?

この映画は、ど派手な色と、大音響と、やり過ぎなカメラワークによって、ひたすら力で押しまくる。
もちろん自分も、溢れかえるパワーを楽しんだし、徹底的にやり切ったところはスゴいと思う。
しかし、脚本はありきたりだし、テレビドラマ的なある種の“下品”さに満ちている。
そして、この映画に独自の価値があるかというと、最近のインド映画には負けている気がするのだ(笑)。

自分は、オリジナル舞台のライブビューイングの方が観たかった。
ミュージカル映画と、ミュージカルは違う。舞台には、舞台でしか実現できない“様式美”がある。

なお、「日本初のカスタムスピーカー『オデッサ』上映 」(@ヒュートラ渋谷)を観たのだが、音響がひどいこと、この上ない。映画館はディスコではない。
音はスクリーン前方からしか来ないし、床から不自然に重低音が響くし、そもそも音が割れている。
こういう刺激を、「スゲー!」と熱狂できる人ならいいだろうが、ミュージカルの楽しみ方ではないだろう。

ところで、「トニー賞は政治的。個人よりブランド」という皮肉は、本当なのだろうか?

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Imperator

4.5寛容と不寛容、都会と田舎、リベラルと保守、リアルとファンタジー・・・

2020年12月6日
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鑑賞方法:映画館

 日本ではあまり馴染みの薄いプロムですが、実はうちの高校にはあったんですよ。男子が女子と手をつなぎ、今ほど激しい音楽ではないものの次々とパートナーを変えていき・・・好きな子がもうすぐ来る!となった途端に音楽が止まってしまうとか、酸っぱい初恋の思い出。音楽はマイムマイムとかオクラホマミクサーとか・・・

それはフォークダンスだよ!

 とにかくキスシーンが最高すぎた!将来キスシーン集がまた作られるだろうけど、この作品のシーンもぜひ入れてほしいと願ったほど。ストーリーは、レズビアンの女子が高校のプロムに参加できない事件から、かつてのブロードウェイスターたちが乗り込んで抗議をしようとするもの。しかし、PTAや州の検事の意向によってプロムそのものを中止にしようということになり・・・

 これがミュージカル!といったシーンが満載で、メリル・ストリープやジェームズ・コーデンがはじけまくる。さらに、今までメイクやCGによって若作りしていたニコール・キッドマンもスッピンに近い。校長のキーガン=マイケル・キーもPTA会長のケリー・ワシントンも良かった。

 そんな中、台詞の中にはヒットしたブロードウェイ・ミュージカルのタイトルが次々と飛び出してくるし、キッドマン演ずるアンジーに至っては『シカゴ』がヒットしてるのに・・・という設定だった。まぁ、タイトルはわかっても、ちょっと知らないのもいっぱい。このプロムという作品だってブロードウェイ・ミュージカルということだ。

 笑えるシーンも多く、特にストリープの開き直ったコメディエンヌぶりは良かったし、トニー賞のネタをあれだけ振りまくのも縁がなかったからだろうか、とにかく面白い。ただ、ジェームズ・コーディンはトニー賞授賞式の司会者をしていたりして、ストリープの架空の夫は彼を投影していたのかもしれません。

 LGBTQ問題もこれだけ楽しく描ければ、きっと世界は変わるはず。とにかく「隣人を愛せよ」だ!ドロドロしたものもないし、エロティックでもない爽やかなミュージカルでした(2対の熊はエロいかも・・・)。フランクリン・ルーズベルトとエレノアの劇も観てみたいなぁ・・・

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kossy

5.0期待以上でした‼️

2020年12月6日
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泣ける

楽しい

幸せ

こんなに泣くとは思ってなかったです。
映画観てこんなに泣いたの久しぶりな気がする。いやぁー良かったです、映画館で観て正解でした。また観たいです。楽しいし、それぞれが抱えている問題もあるけど、私達にはエンターテイメントがあるではないかって感じで、でも今だからこそエンターテイメントがパワーをくれてる事に感謝したいし、大事だなと思った。
日常から離れて夢を観る事も大切な事だとこの映画から感じました。

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バッカス

3.0多勢と無勢

2020年12月6日
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楽しい

単純

レズビアンであるが為にプロムへの参加を拒否された女子高生を、売名目的で助けるべく立ち上がったブロードウェイで燻る女優と仲間たちの話。

レズビアンであるが為に、パートナーとの出席は許可出来ない、しかし参加させないと法的に問題となる為、とプロムは中止すると宣うPTA。
それをSNSで見つけた、ブロードウェイのトップ女優とも言われたが今ではタイム誌で酷評を受けるディーディー率いる5人組が、前時代的田舎の高校を訪れ、プロムを実施させると共に女子高生を参加させるべく奔走する。

若者はディーディーを知らなかったけれど、実はゲイのアイコンとも呼ばれる有名人のディーディー達で、浮世離れした言動もチラホラとあってドタバタ感も折り込んでいく。

突然のトップ女優の登場に、法的処分より、彼女達を恐れてあっさりとプロムの実行を許可するPTAと展開していくけれど…勿論そんなあっさりとはいきませんよね。

単純な話の割にストーリーの波もしっかりあるけれど、ちょっとご都合主義が目立つし、内容的には結構あっさり。楽しいんだけどね。

それと、エマ達高校生サイドだけで無く、ブロードウェイ軍団の登場人物達の変化もしっかりみせてくれるんだけど、アップルビーズから始まるお二人のストーリーはちょっと長くてダレ気味。
無くても通じるし、省いて頂いた方が良かったんじゃないかな。

コミカルだしテンポの良いミュージカル作品で、明るくノリノリだけど、ちょっとストーリー的には物足りなく感じた。

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Bacchus

4.0がっつり ミュージカル

2020年12月6日
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楽しい

単純

幸せ

おなかいっぱい
で げっぷがでてしまう。

楽しいっちゃ楽しい。

体調万全で臨むべし。

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コンブ

4.0みばえはGREE。

2020年12月4日
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久しぶりなミュージカル、楽しかった。自己主張が強いアメリカらしくマイノリティーな人々は常に前進あるのみ。ゲイを認めない人達も主張激しく接点なし。最後はうまくまとめるしきらびやかでノリの良い楽曲が多くて楽しい。メリル・ストリープの唄のうまさをあらためて実感。

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peanuts