「枕元のジュラルミンボックスの中身がみた~い」MISS ミス・フランスになりたい! カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
枕元のジュラルミンボックスの中身がみた~い
主演の彼(彼女)はとってもクールでした。最後、決勝進出でカミングアウトしたときの上半身はきれいで、一瞬でしたが、お乳(微乳)もお豆もとてもきれいだったので、オイラからしたら全然女性でした。ホルモン注射はしてるみたい。腰から脚がきれいですごくセクシー。ミスコン出場者の中でも群を抜いていました。
ミスコン出場を支援する謎の女王様が欧陽菲菲 or 渡辺真知子似でしたw
ヨランダ(下宿屋のおばさん)が助演女優賞でした。彼女の沁みるセリフや母親役を引き受けていながらも、ミスコンには批判的な頑固さがとてもよかったです。しかし、土壇場で出場を諦めかけたアレックスに彼女も苦労人なので、人に裏切られ、人を心から信じられなくなって、無頼の生活を続けて来たけど、今は後悔していると告げる。アレックスには同じ過ちをして欲しくない。自分の価値を他人に決めさせるなと励ますのだった。しかし、その直後・・・・。
インド系、イラン系や中年のコテコテのおネエ(FUJIWARAの原西似)のローラなどの個性的な下宿人たち。ボクシングジムで久しぶりに出逢う児童養護施設での親友エリアス(ボクシングフランス代表)、ミスコンで同室のパカ(すきっ歯のアフリカ系ジャンボアフロねえさん)との友情や清掃会社の仲間など、みんなアレックス(アレクサンドリア)をテレビの前で応援します。
一番、辛抱強く支えてくれたのは、地区予選(イル・デ・フランス)から支援してくれるミスコン協会職員のアマンダ。厳しいことも言いますが、彼女(彼)の素性を見抜いていながら、会長には黙っていたなんて。遅刻ばかりで、すっぽかしてばかりのアレックスを見放さない惚れ込み様。アレックスもヨランダに言われて、アマンダを裏切れないと思ったのでしょう。
テンポよく進み、ほろっとさせられたり、にゃっとさせられたりしながら、あっという間でした。なんか、フランス映画らしくなく、短いボリウッド映画のようでした。元気でました。
昔、六本木のゲイバーにいた、とてもきれいな彼女(昼間は大手製薬会社勤務のルナさん)を久々に思い出してしまいましたw