すくってごらんのレビュー・感想・評価
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新たな試み
新たな試みと書いたが大まかに言うとミュージカル映画です。
えぇ。
ですが、一曲一曲が非常に良い。
某オタ恋とは違い、ミュージカルシーンを作品に馴染ませようと言う努力が見えるし、歌詞もきちんと登場人物の心情に寄り添ったものになっていて香芝が一人で黄昏で歌うところなどまるでオペラのアリアのよう。
ちなみに僕のお気に入りナンバーはすれ違いの恋。
作品自体も金魚掬いと恋など色々な要素を掛けていてかなり日本的。
歌舞伎役者の尾上松也さんを使うだけの事はある。
その上で、その上での話だが。
曲があまりにも良すぎて間のストーリーとの出来の差が凄い。
あくまで曲がメインでストーリーはその繋ぎの為ですよといった感じが強かった。
それも、企画が先にありきで出来た映画ならまぁまだ納得もできよう。
エンドロールを見てビックリしたのだが、どうやらこの作品は漫画の実写化だそうだ。
不勉強故原作は見終わった後に調べたが、あらすじだけ読んでもなかなかにドラマチック・・というか展開が多い。
その原作の展開を曲の繋ぎの為だけに薄めるのは如何なものかと思った。
原作ファンの方はこの映画を見てどう感じたのだろう?
ですが、香芝が頭の中で感じる不満なんかがラップとして韻を踏んで表現されてるのはなかなかに面白く新たな表現方法の模索映画としてとても素晴らしかった。
演技は松也さん一強といったところ。
他には石田ニコルさんが美しい。
百田夏菜子さんは、登場は人を惹きつける不思議な魅力に溢れていて良かったものの、ミステリアスな雰囲気を纏おうとしてかその後の演技は棒気味。
そうそう、すれ違いの恋の曲がすごい好きだったので明日香の恋の行方もきちんと描いてほしかった。
劇中で使われたナンバーのCD化希望。
不思議と何回でも観に行きたくなるスルメ映画かも。
クセになる一作
観た後に劇中歌がずっと頭から離れず、この後どうなるのか?と想像・妄想が止まらないような一作となります。
金魚を題材にしている史上初の映画で、今まで金魚に対して深く考えた事がなかったので、この作品のストーリーが金魚と重なったとき、心がキュンとそして笑顔になれるような思いになりました。
映像がとても綺麗なので是非映画館で見て頂きたいなと思いました!
癒されたい方は是非ご覧ください。
ずっと記憶に残りそうな印象的な作品(´▽`)
金魚とヒロインの「赤」が鮮やかで幻想的。
周囲から浮きまくった主人公の
ひとりよがりな思考回路と突飛な言動が笑える。
滑稽なラップから、ちょっとイイ曲まで、
なんちゃってミュージカルっぽさも楽しい。
金魚の煌びやかと儚さを同居させた
ミステリアスなヒロイン役の百田夏菜子ちゃん。
とてもよい人選だったと思います。
個人的にかなり好きなタイプの作品でした♪
金魚すくってごらん。
家も金魚がいます。子供が小さい頃夜店で。すくえなかったのですが金魚を2匹もらって育て今は一匹になってしまったけど。手入れは水草を替えるぐらい。水も時々水道水で20年以上生きています。意外と長生きします。
一応ミュージカルなのかな。踊りはないけどstoryに合った歌詞で尾上松也と柿沢が唄う歌が上手い。そして石田ニコルもとても歌が上手。百田のピアノもバンドの演奏もよかった。尾上の心の声も可笑しくて。(笑)
でも同じ人達だけで歌っているので少し眠気が…
心地よかったのかも。
尾上松也が深夜にテレビドラマでスイーツ好きな役で食べ歩くドラマを見たことがある。
そんなコメディの入ったミュージカル。
尾上松也は声もいいし歌も上手いのでこの役にピッタリだと思う。おもしろかった。(笑っ)
金魚の朱色とくちびるの赤
事前情報無しだった為、いきなり歌い出して驚き歌唱力に更に驚く。なんと次から次へと気持ち良く上手い。
心の声を言葉遊び的なラップ調にした歌詞も面白く、訳もわからないままに世界観に引き込まれてしまった。
そして、鮮やかな金魚達の朱色が際立つ水槽に囲まれてる可愛らしい浴衣とくちびるの赤。このアトラクションの様な異空間も、目も楽しませてくれる。
本音を引き出す様な展開のラブストーリーは取り立てて突飛でもないけど。充分楽しめるエンタメ性の高い作品に満足感に満たされた。
電話ボックスの演出は裁判沙汰にもなったあれを意識したのだろうか?
以外にも・・・大変良かった!
原作は見たことありませんでした。予備知識なしで鑑賞しましたが、まさかのミュージカル映画⁈
ですが、歌も心地よく、画像や俳優さんも綺麗でいい映画でした。
特に吉乃さんの独特の雰囲気には心をつかまれました。
たまにはこういった映画もいいですね。
映画初主演の尾上の宣伝作品?
彼の事はよく知らんけど星野源みたいな3枚目キャラの売り込み的な作品 百田は美女なのでもっと映画 ドラマに出て欲しいが昨年不評だった高畑充希の映画みたいな感じで尾上の今後に期待!
ミュージカル嫌いな人は合わない映画
元ミュージカル嫌い人だったので
あーそれやっちゃうかーと確かに思う場面もありました
歌でしか伝えられないことも無いし
歌わないと届かないことも無いんだけど
歌でしか表現出来ないことはあると思うんですよね
だからこそ音楽が生まれる訳ですし
んでメインが歌で表現してきた人達でしょ
そりゃーはまるよね
特にラップが良かったんじゃないでしょうか
ブラック校則の時も思いましたけどラップはちゃんとやれば映画でも格好いい表現になりますよ
あの画面もたぶんヒプノシスマイクでそれやっていいんだってなったのも大きかったと思います
原作未読で恐縮ですが
平成マインドディスる癖に女性をトロフィー扱いする主人公に割といらつきましたが、それがあの着地に効いてとても良かったと感じました
たまには趣の違った映画を見るのも良いのでは・・
日本製のミュージカル映画です。
物語の中身がそれほどあるわけではありません(まあ、ないです)。
高名な方が出演するわけでもないです。
些細な望みのために、最後、主人公は金魚すくいの勝負を挑みます。
あえていえば、LA・LA・LANDの世界観を二回りほど小さくした作品でしょうか。
でも、個人的に嫌いじゃないです。
たまにはいつもと趣の違った映画を見るのも良いのではないでしょうか・・
美女たちの可憐な浴衣姿を楽しめ
この映画は金魚掬いを題材にした作品なんだけど主人公のキモいラップ調の独語やらいきなり歌い出したり中途半端なミュージカル感がなかなか面白い
挫折した男が恋に仕事に金魚掬いに頑張るゆる〜い感じの映画を予想していたが後半急に熱い展開になるのが良かった。
『お前の人生の3分間俺にくれよ!!』
思わずグッときたよ
見どころは吉乃と明日香の浴衣姿
タイプの違う美女の浴衣はとてもよかった
個人的には明日香のほうが好みだ
思わずグッときたよ(意味が違う)
終わり方に賛否あるかもしれないが歪んだプライドの塊だった主人公の成長が感じられて個人的には悪くないと思っている
金魚は掬えなくても人の心は救う
主人公は無駄に韻を踏んでいたのではなかった笑
全くノーマークだったけど非常に面白い映画だった
最後に一言
エリートを気取っているが主人公の言動表情がなかなかに気持ち悪いのがツボだ笑
救ってごらん、敗れたとしても
予告を見て面白そうだったので鑑賞。
主演の人、なんか見たことあるな〜と思っていたら半沢直樹のスパイラルの社長じゃないですか。
予想よりもかなり面白かったです!
かなり独特で新しい映画。ミュージカルなのに見飽きることも無く、すごく楽しい100分間でした。
些細なことで左遷となってしまったエリート銀行員の香芝(尾上松也)は、左遷先の田舎で出会った金魚すくいのお店を経営している生駒(百田夏菜子)に出会い一目惚れしてしまう。
金魚すくい×恋愛×ミュージカルと一見見応えのなさそうなストーリーですけど、見事に素晴らしい作品に仕上げている。中身は正直薄く感動するとかはないけど、エンタメとしてはかなり上出来。
最近、苦手なはずなのにミュージカル映画を多く見るのだが、今作は最近見た中でもトップクラス。
「ヲタクに恋は難しい」はこれを見習って欲しかった。
歌いたくなって、体を動かしたくなって、テンポもよく、丁度いいタイミングで一曲が終わる。
非常に上品。日本の良さが詰め込まれていて、日本人でも外国人でも楽しめる映画。
初っ端は「おっと?大丈夫か?」と不安になった尾上松也のコメディ演技だが、直ぐに慣れ結構笑えた。
ももいろクローバーZの百田夏菜子もアイドルですから、演技はどんなもんかと心配していたがそんな考えはご無用。演技も歌声もピアノも美しく、適役でした。
尾上と百田のすれ違いや後半の会話は面白くなかったが、石田ニコルとの会話はとても良かった。
数多くある音楽の中でも個人的には「Number」が1番好きでした。テンポ良すぎてリズムも良くて、あれは笑っちゃうしテンション上がっちゃうでしょ笑
"すくって"と"やぶれる"の掛詞は上手い。
何を救ったのか、結局なんだったのかはあやふやで分からずじまいだったけどね。あの男は何者?
結構好きな作品でした。
こういう映画はちょっと埋もれがちですが、当たりが多い気がします。「鬼ガール!」とか「ジオラマボーイ・パノラマガール」とかね。
ミュージカルコメディ
上司に悪態をつき東京本社から田舎の支店へ左遷された大手銀行のエリート銀行員・香芝(尾上松也)が左遷先で金魚すくい店の吉乃(百田夏菜子)と出会い、一目ぼれし、仲良くなりたいと思い・・・という話。
ヒロイン吉乃役の百田夏菜子はももクロのボーカルだから歌が上手くても不思議じゃないが、ピアノも弾けるのは知らなかった。
主役・香芝役の尾上松也、金魚売り役の柿澤勇人、明日香役の石田ニコルとみんな歌が上手くて驚いた。
見応たえあるミュージカルコメディだった。
音楽要素もさる事ながら
映像がめっちゃ綺麗。
超幻想的。
日本映画のコメディーって某監督作品に代表されるように、映像は超ショボくて、それがサイコーに嫌だったのですが、これは映像美+コメディー がうまくハマった特殊な映画。
不思議な世界観
ミュージカルが好きなのもあって、ぼーっと見るには悪くない映画でしたよ。中身はほぼないけど、笑。
尾上松也がよかったすね。変なキャラで。おもしろかった、笑。心の中ってあんな感じかもね。口に出ちゃったらやばいけど。最近はリモート仕事なので口に出しまくってますが、笑。
石田ニコルも結構好き、笑。ブランチのイメージしかないけど、毎週見てるので愛着が、笑。スタイル良くて歌上手くて口悪い感じも上手(というか普段からああいうこともありそう、笑)。
金魚すくいしたくなったーピアノ弾きたくなったーそんだけかな、笑
新感覚ポップエンターテイメント!!
何回も原作を読んでいたのですが、とてもいい意味で「あの原作がこんな作品に仕上がるとは!」と驚かされました。
大筋のストーリーを踏まえつつも、感情の表現として歌を入れて、金魚と古い町並みのビジュアルを生かすことを考えて、とても丁寧に練りこまれたものだと思い、感動しました。
主人公の松也さん、ヒロインの夏菜子ちゃんの歌はもちろん、柿澤さん、石田さんの歌も素晴らしく、この映画のためにすべて書き下ろしのオリジナルということで、すごく贅沢だなぁと思いながら鑑賞しました。
一度だけではもったいない、何回も劇場で観たくなるし、舞台化して劇場で生で観れたらもっと楽しいんじゃないかな、とも思います!
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