「残業はイヤだ!」燃えよデブゴン TOKYO MISSION kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
残業はイヤだ!
ドニー・イェンのアクション炸裂。ヌンチャク、棒術、ボクシング風パンチ、そしてレスリング(プロレスも)の俵返しやバックドロップまで使っちゃう。回想シーンが二つあったけど、もしかすると『導火線 FLASH POINT(2007)』のシーンだったかな?あの映画も色んな格闘技の技が使われていました。
デブゴンといえばサモ・ハン・キンポーの代表作でもありますが、主人公は同じくブルース・リーを敬愛してるし、タイトルも借用している。ブルース・リー主演作品のDVDが山積みにされていたのは垂涎ものだ。
日本へ向かってからは呆れるほどつまらないストーリーでしたが、そのいい加減さもかつての香港映画へのオマージュなのだろうか。さらに音楽も『ドラゴンへの道』や『燃えよドラゴン』に似てる雰囲気。音楽に関しては日本っぽさが全くなくて、ただ歌舞伎町の街並みや東京タワーの美術セットが素晴らしいのに違和感たっぷり。
太ってもキレッキレのドニー・イェンはもちろん、コメディ部分では竹中直人が久しぶりにバカっぽさを丸出しにしてくれた。女性陣では婚約者のニキ・チョウよりも、通訳マギー役のジェシカ・ジャンが良かった。
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