エターナルズのレビュー・感想・評価
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マ・ドンソク!
「ノマドランド」の期待もあって、コミックの映像化の手腕を期待したのだが、色々と内容を詰め込み過ぎた結果、どっち付かずの散漫な印象だけが残った。この監督の詩的なストーリーと映像の良さが上手く機能していなかったのが残念だ。多様な人種によるキャスティングや各人物の設定等は興味深いものがあったが、作品自体の出来は有り勝ちで、金を掛けた割には大して面白味もない代物に終わってしまった。
しかし、我らが兄貴、マブリーことマ・ドンソクはこの作品に於ける一番のハイライトかもしれない。マブリーの演出には間違いがなく、拳で相手を叩きのめす爽快感はこの作品でも十二分に発揮されていた。マブリー史上最強の怪物を相手に強烈なパンチを繰り出す映像はコミック風の演出も手伝って圧巻だった。この作品は密かにマブリーのハリウッドに於ける名刺代わりの作品なのかもしれないと個人的には感じた。ブルース・リーに次ぐタフなアジア系スターがハリウッドスターとして認められる日が近いのではないかと実感する。そのスターとは「マ・ドンソク」その人だと私は思う。
まあね。。
思っていたより飽きさせない内容だった。MCUはあまり相性がよくないから本作も観るつもりはなかったけど監督がクロエ・ジャオさんだから観ることにした。しかしこういう映画って監督の意図がどこまで反映されるかよう分からんねー。しかしジャオ監督は脚本にも加わっているし、美しい自然の描写において彼女の個性は感じられた。とはいえこの手の映画は決まった型から抜け出せないのだろう。映画を観た、というよりアトラクションを体験した、かのようだ。感動・恐怖・憎悪・喜びなどの感情の起伏はほぼなく映像とサウンドだけの体験にとどまった。でも、もともと期待していなかったから落胆することはないしほどほど楽しんだから良かったんだろう笑。怪獣のデザインは予告で見たヴェノムのそれと似ていて今の流行りなんだなぁ、ヤケに慌しいなぁ、と思った。それにしてもマ・ドンソク兄貴が思ったより早目に出番がなくなってしまったことがいちばん残念でした。
評価が難しい
キンゴはぶっちゃけ、「男性上司の元でしか働きたくありません」という意見に見えたけど、私の勘違いだろうか。その認識の元にあーこういう人もたまに居るよなと思ってしまったが、作品としては断罪も特にしない、という不思議なバランスに見えた。それ以外でも「男のハグは嫌いだよな」→ハグで外堀を埋めて必ずしも男性同士の接触を好まない態度を一度アウティングしてから男性同士のハグを描くのがとても不思議だ。
5000年も生きていてセックスするモチベーション沸くのか。繁殖しなさそうに見える。5000年も生きていたらセックスも仕事も人間関係も全体的に落ち着きすぎて、諦観してしまいそうだ。大して生きていない私でもそう思ってしまうことは度々あるのに。SPA!とか週刊現代に年寄り向けのエロ特集がたまにされているけれど、そういうことか。会話のなかで「彼氏が生きている間には一緒に暮らしてあげなよ」とあったけれど、そこはユーモア混じりの本音か。
彼らの最後の判断が正しかったのかは疑問だ。余りに大風呂敷だと、人類視点からの正義も懐疑的になってしまう。宇宙を含めて改めて爆発が必要なら、仕方ない。
ポリコレ的に観るべきところが多いのは解るが、ゴジラVSコングの方が聴覚障害のキャラクターを映画的魅力に活かしていたように思える。もちろんこれに障害を映画に従事させるなと批判はできる。聴覚障害のキャラクターが人類と離れて地下で何千年も暮らしているのは、虚しく思えてしまう。ポリコレも次のステージに行ったのかなと思えるぐらい不思議なバランスが散りばめられている。
ド配慮がアダに…
マーベル大好物の自分が相当贔屓目にみてもイマイチ感が残りました、特殊能力やその使い方もネタ切れ、またそもそもの設定で 人智を超えた存在なのだから造形が敵よりはるかに小粒な人間である必要がもはやあるのか、しかもそのうえで 肌の色 歳の差 ジェンダーと嗜好 障碍をシブシブ(語弊)配慮しちゃったりなんかしてる感が拭えないまま 結局ただの人間にしかみえず。。。
キャラクターも それぞれがいろいろな思いをもちながら 長年の仲間とは思えないほど瑣末なところでお互いを分かり合えておらず。。。
コンプレックスて瑣末なんです。 他人からみれば針の穴ぐらいどうでもいいようなことが 自分自身にはブラックホールの穴ほどに感じるからこそコンプレックスだと思ってます。 彼らはその点で人間臭い 人間臭さは親近感をもてますが でもそれがエターナルズ?て首傾げちゃいました。
アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ソーやハルクやMCUスパイダーマンは地球人(とそれに近い感覚)だから人間臭いのがいいんです、というかそれが一貫したテーマのひとつだと思ってました。 キャプテン・マーベルだけ超然としてたのもわかります。 でも エンドゲーム終えて いまさら役者総替えで人間臭いのもね。。
エンドロールの中間や終わりの小ネタもしょぼくて 最近余計長尺気味のエンドロール辛抱した甲斐がなかった・てのもプチ不満でしたw
次のリーダーは誰がやるの?
スケールが余りにも大きかった!
まさか紀元前5000年から話が始まるとは、、、
アクションシーンはマーベルらしく派手で面白かったけど、10人もヒーロー出てきたら名前が覚えきれない(T_T)
エターナルズが食事してるシーンで、キャプテンアメリカとアイアンマンがいなくなって次のリーダーは誰がやるの?
俺がやっちゃおうかなー!ってシーンが笑えたw
てかサノスに弟なんているの、、、?
クロエ監督の特有の美しい風景をバックにマ・ドンソクが敵をパンチで倒す場面があるのでとりあえず満足できる?でもね
『守護教師』を観て、ご贔屓になったマ・ドンソクのアメリカ映画初出演作なのと『ノマドランド』がとても素晴らしかったクロエ・ジャオ監督のマリアージュ度を探る為に御祝儀鑑賞。
マ・ドンソクは期待どうりパンチ🤜で敵を撃退してアンジーと絡む儲け役だが、個人的にはクロエ監督の資質とアメコミの合体は、食い合わせがちと違うと思ったりしたのは、ノマドランド』や『ザ・ライダー』粘って撮る場面でもカットを割ってテンポアップするのには違和感があるを覚えた。
ただし映画初登場のマーベルキャラクター10人ものアンサンブルを的確に奏で魅せる手腕はやはり凄い。普通ならダイジェスト感が出てくる。
正直に言うと鑑賞前は156分もあるのか・・と気持ちが重かったが、観ると156分だとカット割りが早くてモノ足りないと感じて、監督の持ち味を出すなら4時間位必要だと思う。
ただし途中に15分くらい休憩は必須だが。
もっと気になるところは劇中のコスチュームデザインや質感も含めた造形や目から派手なビームとか空飛ぶぞ!足が速いぞ!な能力の見せ方も判り易く記号的で、そろそろ新しい見せ方ないの?と疑問でやはり背景の現実感から安い感じ浮いてのが目に付き、後半に多くなる背景と役者の合成のアラを際立たせている。
正直、本作はロケ撮影やスケジュールの都合なのかマーベルの作品にしては、背景と役者の合成などに撮影とポストプロダクションが雑に見えた。
キャラクターの割り振りも目配せが効いていて今日的な問題にも対応しているように見えるが、今度はエターナル達自身にある神の如き上から目線での俯瞰図はあれ?ヒーローモノなのか?とアメコミ弱者の自分には見える。
でも普通に観れば良作で石ノ森章太郎のマンガ009シリーズや幻魔大戦(マンガ版)が好きな自分として悪くなく機会が有れば再見したい。
そういえば最後の凍結描写はアニメの幻魔大戦を彷彿させる。あと全体的にアニメ版『うろつき童子』もちと感じる
最近のインタビューや記事を読むとクロエ監督は、シネフィルでもあるが、かなりの確率でミーハー的な資質もあり意外とBLとかもいけるクチかも。(妄想ですが)
マブリーがまんまマブリーなMCU版『キャビン』
絶対的存在セレスティアルズ の命を受けて紀元前5000年頃メソポタミアの地に突如現れた10名のエターナルズ。邪悪な存在であるディヴィアンツから人類を守りながら人類の進化を見守ってきた彼らは500年前にディヴィアンツを殲滅した後世界中に散らばってそれぞれひっそりと暮らしていた。現代のロンドン、セルシとスプライトは殲滅したはずのディヴィアンツに遭遇、そこに現れたイカリスとともに何とか排除するが、新たな脅威が世界に迫っていることを知り、リーダーであるエイジャックに会うためにサウスダコタへ向かうが・・・。
『ノマドランド』のクロエ・ジャオが監督ということで、人間ドラマを重視しているのだろうと勝手に予想していましたが、こちらの想像を遥かに上回るレベルの分厚いドラマが展開。7000年に渡り人類を守ってきたエターナルズが真の目的を知らされる展開が2012年のホラー映画『キャビン』と酷似していることにビックリしました。
キャストの多様性もエゲツないくらい気を配っていてとにかく多彩。主役級のカリスマを放つアンジェリーナ・ジョリーはむしろ脇役で、ほぼ主人公であるセルシを演じているのが中国系イギリス人のジェンマ・チェン。エターナルズのリーダーであるエイジャックを演じているのがメキシコ人のサルマ・ハエック。先日観た『Hitman’s Wife’s Bodyguard』での豪快な肝っ玉母ちゃんぶりとは全く異次元の母性を発揮しています。個人的に嬉しかったのは、人の心を操ることが出来るドルイグ役のバリー・コーガンの好演。鋭い眼光が印象的な彼が滲ませるのは、無駄な争いをしないように人類を導く能力があるにもかかわらず人類の進化に直接関与することが許されない苦悩を抱えて、アマゾンの奥地で小さなコミューンを形成しているという『地獄の黙示録』のカーツ大佐のような複雑なキャラクターを見事に体現。そしてなんといっても我らがマ・ドンソク。巨大なディヴィアンツに対して張り手をかますという怪力キャラだけど料理好きで心優しいギルガメッシュといういかにもマブリーなキャラで安心感がハンパないです。
そしてエンドロールを導くナンバーがあのバンドのあの曲。映画のテーマにもしっかり寄り添う歌詞なので、そこはちゃんと字幕もつけて欲しかったなということは脇に置いて、最近の大作映画が執拗に醸す70’sオマージュがここにも刻まれていて嬉しかったです。当然のことですが、エンドロール明けまで席は立てませんのでご注意下さい。
映画代返して欲しいぐらいつまらない
比べてはならぬとは思ったけど
一人一人の能力者が弱すぎた。
目からビームだす男の人もビームが弱いのか
1匹の怪物すら倒せず、
なら皆でと切りかかったり能力で倒してやっと
倒すみたいな。
MARVEL史上最弱だと思った。
内容も面白くない。
最先端
ドルビーアトモスで観賞
手フェチにはたまらない。
手の動きがとてもエロいです。
ストーリーも映像もとても良かったです。
同性愛や障害者とさまざまなヒーローがいてみんなカッコいいです。
この映画の影響で手話を習う人も増えたみたいです。
marvel映画観たことない人でも楽しめると思います。
別世界に行けますよ。
今までのマーベル作品とテイストが違い、ゆったりとした話運びと雄大な...
今までのマーベル作品とテイストが違い、ゆったりとした話運びと雄大な風景を主に置くことで、話のスケール感を出すあたり、この監督らしい作りでゆったりと見ることが出来た。
壮大なスケールと哲学的テーマが織りなす野心作
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の第26作目として公開された『エターナルズ』。
本作は、オスカー受賞監督クロエ・ジャオが手掛けた野心的な作品である。この映画は、従来のスーパーヒーロー映画の枠を超えようとする試みと、マーベルファンの期待との間で揺れ動く、賛否両論を呼ぶ作品となった。
●映画の強み
1. 視覚的な美しさ:自然の壮大さと最先端のCGIを見事に融合させ、視覚的な傑作と呼ぶにふさわしかった。クロエ・ジャオ監督の特徴である自然光を活かした撮影手法が、壮大な宇宙の風景から地球上の多様な環境まで、息をのむような美しさで描き出している。
特筆すべきは冒頭の戦闘シーンで、古代メソポタミアの砂漠を舞台に繰り広げられる超人的な戦いは、観る者を圧倒する迫力と美しさを兼ね備えている。イカリスの眼光が放つ青い光線、セルシの指先から広がる金色の変容エネルギーなど、各キャラクターの能力表現も繊細かつ壮麗である。これらの視覚効果は単なる派手さを追求するのではなく、一種の芸術性を持ち合わせており、マーベル作品の中でも特に視覚的な魅力をもった作品といえるだろう。
2. 多様性:人種、性別、障害の有無など、多様なキャラクターが起用されており、現代の社会を反映している。
3. 複雑なキャラクター設定:各キャラクターの性格や葛藤が丁寧に描かれており、多面的な人物像が展開されている。
4. 哲学的なテーマ:「人類は救う価値があるのか」という重いテーマを扱い、鑑賞者に思索を促している。
5. 音楽:ラミン・ジャワディによる壮大なスコアが物語を彩り、ピンク・フロイドの「Time」など、印象的な楽曲も使用されている。
●課題点
1. 複雑な設定:MCUに馴染みのない観客には理解が難しい部分がある。
2. 映画の長さ:2時間37分という長尺の中で、映画の物語の進行や構成に関して展開にムラがあると感じた。
3. アクションシーン:静的な対話シーンと派手なアクションシーンの切り替えがあるため、人によっては従来のMCU作品と比べてアクションが物足りないと感じるかもしれない。
●物語の構成や進行に対するメモと感想
・時間軸の飛躍:映画は7000年にわたる物語を扱っており、過去と現在を行き来する構成になっている。この時間の行き来が唐突で、物語の流れを掴みにくくしている。
・キャラクター紹介の不均衡:10人もの新キャラクターを紹介する必要があるため、一部のキャラクターの描写が薄くなっている。重要な登場人物とそうでない人物の描写に差があり、物語の焦点が定まりにくくなっている。
・説明的なシーンの多さ:新しい概念や設定を説明するシーンが多く、物語の進行が停滞する箇所がある。また、物語の重要な展開や説明が後半に集中しており、前半と後半でペースが大きく異なると感じた。
これらの要因により、2時間37分という長い上映時間の中で、観客が物語に没入しづらい場面があったり、逆に情報過多で消化不良を起こしたりする可能性がある。
●総評
『エターナルズ』は、人類の起源から現代まで7000年にわたる壮大な物語を描き、従来のスーパーヒーロー映画の枠を超えた試みとして評価されている。しかし、その野心的なアプローチは、同時に従来のファンの期待とのギャップも生み出した。
マーベル作品を見慣れている人は期待値が高く、他のマーベル作品との違いも分かるため、アクションの程度などを比較して見てしまう。その一方で、マーベルを見慣れていない人からすると、内容が複雑だったり、純粋に映像美を楽しんだりすることもある。
この映画は、感情移入して涙を流すというより、大迫力の映像とスケールの壮大さを楽しむ映画という印象である。自分が知っている世界など、この世界のほんの一部なのだと気付かされ、旅に出たくなるような感覚を覚える。
キャラクターについては、光線を放つイカリスが最強のように描かれていたが、一撃が弱くてあまり役に立っていなかったように感じた。視覚的には映えるのだが…
また、永遠に子供の姿で生きることを強いられていたスプライトが、人間として成長できるようにした展開は、俳優の成長という現実的な問題に対する「天才的な」解決策といえる。
『エターナルズ』は、その壮大なスケールと圧倒的な映像美によって新鮮な体験をもたらしてくれた。しかし、同時にその野心的なアプローチが、従来のマーベルファンの期待とのギャップを生み出したとも考えられる。この映画は、MCUの新たな方向性を示す作品として、今後も議論を呼び続けるであろう。
最後に、この作品は映画館での鑑賞がおすすめである。大スクリーンで楽しむことで、その壮大なスケールと美しい映像をより深く味わうことができるであろう。
遠い人から僕ら自身に
神として崇められる存在として始まるエターナルズが、自分たちの出自を辿り、そして真の敵、真の目的に気づく物語
その頃には、神であったエターナルズが僕ら自身と同じであることに気づき、そして彼らを応援するようになるはず
この映画のように視点の移り変わりがある物語はおもしろいですね
面白かったけど
映像美、先頭のアクションシーン、ちょっと意外な展開は良かった。
予告編からアベンジャーズと関係深いのかと思ったらそんなことなかった。
もうアベンジャーズと別の世界線で良くない?
マーベル作品、毎回アベンジャーズがどーたらこーたら言うシーン無駄に入れるのそろそろ鬱陶しい(笑)
でも低評価の1番の理由は広島への原爆投下のシーン。
あんなワンシーンに軽々しく入れることでは無い。
かなり嫌悪感を感じた。
それが無ければ星3〜4ぐらい。
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