エターナルズのレビュー・感想・評価
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確かにちょっと長い
とにかく長い!
しかも序盤はほぼキャラ紹介の為の日常パート、ラブシーンに相当な時間取られてます。
登場キャラが多いのでその分キャラの掘り下げが必要で監督も全然時間が足らなかったと言ってたようですが
序盤はこのシーンいる?と言いたくなるくらい無駄と思えるシーン満載でかなり退屈です。
また
アイアンマンとかのように比較的普通?というか超わかりやすい名前じゃないので、キャラの名前を覚えるのが大変なんてもんじゃない
恐らくそこも考慮されててとにかく誰かしらが誰かしらの名前呼んでる感じです。
イカリスはもう初見の印象が
あれ?これホームランダーやんって思いましたが
終盤の裏切りでその印象は間違いじゃなかったことに少し驚きました。
チーム物だと必ず裏切りものがいて、だいたい1番便利なキャラか1番強いのは鉄板なので今更マーベルがそれやるのはちょっとガッカリです。
似たような話の流れキャプテンマーベルで既にやってますしね
エターナルズの事前情報あまり存じなかったので
全員神に近い全能なキャラの集まりなのかと思ってましたが、思ったよりみんな弱いです。
話題にもあがりましたがソーの方が全然強そうな印象に見えました。
正直全員弱そうに見えてしまったのは作品としてはかなり失敗だと思います。
アンジェリーナジョリーはさすがの存在感というか
いい意味で異質でした。
ただエンドゲームのソーのように制約付けられててこちらもさほど役に立たないというか
最後も敵が弱かったのか、セナが強かったのかイマイチわかりずらかったです。
セルシはあれほどの力が実はありましたって設定でいいんですかね?
正直序盤に時間割きすぎて
みんなの力が突然結集したのもエイジャクのおかげ?みたいに言ってた気がしますが
よくわからなかったです。
ファストスはすごく良いキャラだったのですが
わざわざ同性愛者にしたのは必然性もなく
近年のディズニーの流行りの流れで
正直引きました
キャラじゃなくわざわざそういう設定を入れるディズニーに引きました
各々キャラはある程度印象に残ったので
最終的には序盤のキャラ紹介パートは成功だったのかな
ラブシーンとかセルシとイカリスのシーンめちゃくちゃしつこかったですけど
まぁあれだか入れないと最後の改心に繋がらないということでしょう
あの改心をやりたいから序盤にたくさんシーン入れたという感じで
全体的に満足ではありますし、頑張ってキャラは覚えられるように作られてはいたんですが
あまり上手な作りの作品とは感じませんでした。
映画としての出来はイマイチと言えばいいのか
新キャラを紹介する為の映画という括りならまぁ正解かなという感じで
ストーリーだとか脚本的にはかなり稚拙かな?
あとマーベルの悪い癖なんですが
あれだけ後の公開予定の作品ズラッと並べておいて
この期に及んでまだエンドロールで新キャラばっかやるのはガッカリというか
とりあえずあれだけの状況なのにアベンジャーズ誰一人来なかったわけですから
誰かしらチョロっと出しとけばいいのに
シャンチーとかそこは上手かった
それこそシャンチー出しとけば良かったのでは?
デインのくだりとかしつこいですよ
思わせぶり過ぎてちょっと不快でした。
まとめとしては
・アンジーは本当に脇役
・エンドロール2つもしつこく新キャラの紹介だけ
・新キャラエターナルズの紹介という映画で映画としてはそこまで面白くはない
・アベンジャーズは地球規模の問題でしたが誰一人来ません
麻生久美子が脳裏にちらつく主人公
ボリウッドスターの秘書役で海洋堂のセンム激似が。
主人公が地味で微妙な中国系。
目からビームを筆頭にかめはめはやCGエフェクト満載の全身タイツコスプレ大会。
ゲイのカップル。聾唖者。
社会的マイノリティこんなに配慮しました、というかんじで全く感心しなかった。
(よく考えたら人造(神?)人間(人工生命体)で聾唖ってまったく意味わからないですよね?)
アンジェリーナジョリー美しいコスプレさすがですがキャラクターとしての魅力がいまひとつなので無駄遣い感がハンパナイです。
戦闘シーンも単調で2度寝そうになった。
シャンチー以降顕著な中華スポンサーへの忖度はもうやめたほうが良いと思う。
【人類史⇔アベンジャーズの歴史】 エターナルズはこれまでの人類史を...
【人類史⇔アベンジャーズの歴史】
エターナルズはこれまでの人類史を振り返り人類の歴史の裏に実は人知を超えた存在がいて隣人のように古代の人類と共存していた事実が判明する。
しかしよくよく見ていくとこのシナリオの流れやエターナルズの行動の描き方はこれまでのアベンジャーズが描いていたことをもう一度なぞりこれまでのシリーズ要素を再構成して一本の作品に落とし込んだように見えた。
劇中で人類の愚かな争いを見て仲間割れをするシーンや終盤のビーチでの戦闘はシビルウォーでのアベンジャーズ内のキャプテンアメリカとスタークの衝突、アベンジャーズの事実上の崩壊と重なるし、エンドゲームでのガントレット争奪戦は出現を止めるための鍵であるセルシチーム(アベンジャーズ)と与えられた指示を守りセレスティアルズ生誕を守ろうとするイカリスチーム(サノス)の争いにも置き換えられると思った。
また、自らの記憶が実は改ざんされていたとわかるシーンはキャプテンマーベルの記憶の事実の相違とも重なるしセレスティアルズが地球に種を植え付けたのもGotG2のエゴを彷彿とさせる。
【数々の神話要素】
もしかして海外の古典や歴史を知っているともしかしたら味わい深くなるかもしれない。イカリスが最後太陽に向かって上昇していったのはイカロス伝説をなぞっているのだと思ったし、自らを地球に派遣した主の指示を待つが一向に次の指令が来ないのは「ゴトーを待ちながら」をなぞっているのかなと思う。スプライトの成長できずに苦しみ一方で恋愛をしていたセルシに対する嫉妬心、自らのエターナルズの力を捨てて最後人間になるところは永遠の生命という楽園を捨て去る「失楽園」における人間なのかもしれない。
【人間の複雑さをキャラクターにトレースした人物像系】
人間という存在は中身を空けてみれば複雑な生き物でそれをエターナルズ一人一人に反映させていた。セナは戦いの女神であり兵士をイメージしていると思うがそれは戦場でPTSDにかかり突然苦しみだす苦悩を表していると思ったし、核兵器という最悪の兵器を作り出し嘆くがそれでも愛する人を見つけ人間との生活を捨てられないファストス、自らの考えを捨てられず仲間を殺すも最後は愛する人であるセルシは殺せなかったイカルス。キャラ造形のエッセンスが上手く反映されておりなかなか良かった。
【パワー描写が少し物足りなかった】
見る前は神々の戦いが見れると思ったがそこらへんは物足りなく感じた。というのも昨今のスーパーヒーローものを見ているとやはりどこかで見たような技に見えてしまいもっとド迫力のパワーバランスが見れるかと思ったがそこら辺の味付けが足りない。アメコミ映画の乱立によりそこら辺の技量が成熟しきってしまっているせいかもしれないがもっと試行錯誤を増やしてほしいと思った。
ディズニー+のドラマでやってくれ
めちゃ眠かった。
いろんな人間模様を描きたいならドラマでやってくれ。中途半端。アンジェリーナジョリーはアクション映画より、チェンジリングのようなヒューマンドラマを演じてほしい。
殴るしか能力のない、マドンソクを途中で殺さないでー。
動くか動かないかぐらいのファックシーン、びっくりした。
ゲイで子持ちのヒーローもびっくりした。
多様性ってすごい。
サノスに弟なんていたっけ?
後出しジャンケンじゃね?
スケールの大きなザ・エンターテイメント
「アベンジャーズ」シリーズに続くマーヴェルの新シリーズ。
太古の昔から7千年もの間、人類を見守ってきた「エターナルズ」と呼ばれる者たち(人間ではないので何と表現したらよいかは?)の活躍を描いたザ・エンターテイメント。
アンチ・コマーシャルな「ノマドランド」でオスカーを手にしたクロエ・ジャオ監督のキャパシティの大きさに驚くばかり。
これは楽しかった。アジアンな美女ジェンマ・チェンに萌えた。
ただし自分的には先月観た『DUNE デューン 砂の惑星』の方が上かな。
いい意味で裏切られた!
本編を見た方ならわかるかと思いますが、今回すっごいサスペンスチックでいい意味で予告詐欺された感じですね。クロエジャオ監督の世界観はとてもよく、脚本も素晴らしい!単体映画だったらMCU歴代1位と言っていいほどの内容ですね。神話的で万人受け、また、MCU初心者には横文字ばかりで分からないこともあるかと思いますが、個人的にはとても良かったと思います。
新たな世界へ
MCU最新作をIMAXで鑑賞。
前評判を聞いて、心配しながら観ましたが…
評判を気にしてごめんなさい。
文句なしの良さでした !
それぞれのキャラが個性的であり、それぞれの思いにも感情移入できた。
スーパーパワーが全てではなく、皆の心が大事! という事で「シャンチー」筆頭にMCUは新たな世界へ向かう!
壮大な設定
面白かった。長くて見応えもある。
この作品で特徴的なのは、かなり多様性を意識しているということ。
10人のエターナルズたちはさまざまな人種だし、同性愛者や障害者もいる。そしてそれらの属性はストーリーにほとんど関係しない。つまり、多様なことは普通なんだよ、ということなんだろう。
あと、設定がとても壮大だということ。
主人公たちは7000年前から人類を影から守り、文明の進歩をうながしてきた、永遠の寿命をもつ存在である。
非常にSF的…。エターナルズの創造主であるセルスティアルズは「幼年期の終わり」のオーバーロードを思わせる。
壮大すぎるSFは神話的だったりするが、人類を守るエターナルズが天使、人類を害するディビィアンツが悪魔としたら、その両者を創ったアリシェムは神ということになる。
アリシェムが人類にとって善い神とはいえないところなど、グノーシス主義を思わせる。アリシェムは人類を導いてきた親のような存在だが、その親の支配から自由になっても良いのか、という深いテーマにつながってくる。
全体的にどこか「サイボーグ009」を連想した。彼らがロボットであること、人の姿で戦うこと、人間的な葛藤をかかえていること、人数が近いこと、多様な属性と性格であること、能力の内容が似ていること、設定が神話を思わせるところなど…。
無理にアベンジャーズの世界とつなげないで単体の作品にすればいいのに…、と思ったが、アベンジャーズの世界の宇宙史を掘り下げる展開になっていくなら、ちょっと面白そう。
これもマーベル!新しいマーベルの始まり❗️
なんだかんだという事なかれ、マーベルファンタジーワールドへようこそ。
eternalsとは、Wikipediaによると、
In Confucianism, 'humanity,' 'justice,' 'courtesy,' 'wisdom,' and 'faith' are considered as five eternal virtues, and they are also referred to as Gojo (five eternals).
儒教においては「仁」「義」「礼」「知」「信」の五つの徳をいい、たんに五常ともいう。
今回のエターナルズは、humanityがテーマだ。なんと奥深いことか、アクションにも勝る新しいマーベルが我々の心に迫る、このシリーズが儒教に匹敵する五徳を真のマーベルファンの心に刻んでいく。
ヒーロー映画というより、ヒューマンドラマ
映画館にて前情報なしで鑑賞!!
ヒーロー映画ってよりかはマジでヒューマンドラマ
それぞれの想いとか、俯瞰的に観たときの正しさのあり方とかそういう内面的なものが沢山描かれてる映画だった。
今までのmarvel作品とは違うテイストがビシバシ伝わって来ましたよね。
面白かったねー。
唐突なメタ発言もてんこ盛りでクスって来たりもしたね。
どんどん風呂敷が広げられていくフェイズ4、、、
一体どうなるんだろうか、、、
最初の情報一気に羅列はFF13のオープニング見てる気分になった。
混乱するよね、、笑笑
ギルガメッシュ好きだったなー、、、
82/100
アベンジャーズという鎖に縛られた作品
監督の技量は感じるのだが、物語が途方もなく地に根を生やしてない感じがしました。
彼らが地球に来た理由や各々の行動については理解や共感でき、この物語だけで完結してるのであれば気にならないんですが、どうしてもアベンジャーズの話がチラホラ出て来ることで違和感を感じてしまいます。
また伏線をこの作品内で結ぶのではなく次回以降に持っていこうとしてる点が目につき入り込めませんでした。
またディヴィアンツに現代社会の人間がいままで気づいてなかったってことや、これほどの現象が起こりつつあるのに島にアベンジャーズの面子が現れないことに同一世界の進行形で描くことに違和感を感じました。
やはりこの世界は一度リセットするべきなんじゃないかと。
エターナルズの世界観を知ってもらうには仕方ない
エターナルズの世界をよく知らずに鑑賞。アベンジャーズの世界観と同じと考えるとあまりにもスケールが大き過ぎて、最初は混乱しましたが、初心者にもわかりやすいように、説明も兼ねての進行で、なんとなく名前や新しく出てくる言葉も終わる頃には覚えていました。この映画から様々な続編が出るのかと思うと伏線がたくさん散りばめられていて楽しくなりそうです。
多様性の玉手箱!
多様性の玉手箱で、現代世相をよく表してるなーという印象。
最後は壮大な仲間割れを延々と見せられた感が否めない。エターナルズはもっと圧倒的に強いものかと思えばそうでもないし、設定にアレ?アレ?となる点も多かったなぁ。
現地撮影やマジックアワーにこだわって0〜5時の早朝まで待機して撮影した美しい風景を堪能したな…という感じで終わってしまった…なんだったんだろうか、エターナルズ。
監督は、幼い頃「幽遊白書」を観て影響を受けたので今回「霊銃」を実装できて嬉しかった、ってインタビューで話してるのが可愛かったなー。
キャストもGOTの兄弟でてるやん!とか聖なる鹿殺しの子!とかマ・ドンソクはやっぱりビンタだよね!!とか、見慣れた方々でウフウフしながらも、ここまでVODの有名所だすなら、個人的にはエリザベス・モスも出して欲しかった…!とか余計なことを考えてしまったよね。
あと、マ・ドンソクとアンジーはいつみても役ってよりかは本人にしか見えないw
自分にとってのフォーマットの重み
どうせIMAXで見るなら最大で、てことでグランドシネマサンシャインまで。結果、大きな画角は迫力も音も良いのは間違いないんだけど、自分はやはりストーリー至上主義なんだなと今日も振り返る。今後はまず近場で見てからにしよかな。
筋については奴の行為に納得ができなかったままなので全体にスッキリしてません。だからフォーマットがどうであっても評価は上がりません。もしかしたら大事なところでウトウトしてたかもしれませんが。あと、シャンチー同様CGモンスター相手だともう画面構成のバリエーション無くない?筋で盛り上げてくれー!toケビン様。
ザ・ライダー、ノマドランドのクロエ・ジャオによるMCUと言う事が最大の興味だった。人種構成やLGBTQ+的な要素を盛り込んだところはもちろん監督によるものも多いんだろうが、アクション特撮場面多数のMCUではどこまでが采配の範囲なのかわかりませんが、プロ俳優陣を前に誰が撮っても的な物を感じたのは事実。
役者ではジョリ姐は衣装こそ特別扱い感があったけどアンサンブルにすぎず気が入る見せ場も少なかったな。
全編打合せ。何じゃこりゃ。
全編打合せ。
大味の極み。
米映画は未だこれを続ける気か。
人類そっち退けで神様とアンチ神様が人知れず力比べするって何じゃこりや。
人類の技術進歩が偶然(即ち神)に拠った時代は終り、今後は覇権国の正しい(原爆も一応反省)リーダーが担います、て怖いね。
要はツマラン。
人間の男性が良い
人知を超えた存在であるエターナルズ。
強大な力を持つが、心は繊細なエターナルズのそばに、
人間の男性が、彼氏・相棒・夫・息子として寄り添います。
彼らは特別なパワーを持たない普通の人(セルシの彼氏は?だけど)。でもエターナルズの心を支えている事が良くわかる。
今までのMCUでは、あまりいなかったタイプの良い男たち。
女性監督である事も関係しているかも知れないけど、
マッチョイズムとは違う男の良さが描かれています。
PS
「無理矢理LGBTや障碍者を入れて多様性を演出した」という意見もあるけど、私はストーリー上整合していると感じました。
一度人類に絶望したエターナルズが家族を持って再び希望を見い出すとしても、人間とエターナルズでは子供が出来ないので、性別や血の繋がりを超えた家族を持つのが当たり前。
また、耳が聞こえないのも、生身で音速を超えるので、ソニックブームに耐えられる様に進化(デザイン?)したから
予想以上のクオリティと面白さ。
最近は、2時間30分程の長い映画が多い。
「DUNE」は、長く感じたけど本作はそんなことは無かった。
予想以上の迫力と面白さ。満足です。
確かに途中途中、少し納得できないところも無くはないですが、いきなりのオープニングからの大迫力のバトルシーンでテンション上がります。
監督が監督だけに、少し心配していたのですが、いやいや心配御無用。逆に見事なカメラワークとスピード感溢れる展開で感服しました。
そして、余談。途中見ていてこのシリーズ、きっと何年も続くんだろーな。でもスプライトは、子供。映画製作に何年もかかるだろうから大きくなって困るやん。
と、思っていたら映画のラスト。人間のように年を取ることを受ける……。
なーるほど、それならエターナルズ2とか3でも実際に成長してもまるで違和感無く、いや辻褄合うということね。と納得したのでありました。
次作が待ち遠しいです。
新展開、面白い!
MCU版ヒューマンドラマなんでしょうか。面白いけどクロエじゃなくともこれくらいは作れたのではないでしょうか。最近のディズニー系はポリコレ要素ありすぎて逆にリアリティを感じないし。イカリスは見た目も能力もホームランダーにしか見えず。ケープを羽織ってなかったのは正解。
でも、キャスティングは良かったと思います。ジェンマ、アンジー、マ、バリー•コーガンはハマっていたと思います。
さりげなくアベンジャーズとストーリーをクロスさせ、匂わせ方も悪くなかった。セリフもところどころ、心に残るセリフもありました。アッサリ何人かのエターナルズが退場し、ちょっともったいない感じもしました。
セレスティアルズの宇宙の秩序や、頂点捕食システムもちょっと幼稚な感じもしましたが、アメコミなのでよしと。
伏線もバッチリ貼っての終了で今後のアベンジャーズとの絡みが楽しみで更なる深みを持たせてもらいたいところです。
アベンジャーズとは違う世界観
アベンジャーズの後の世界を次ぐ者達、という宣伝文句だったが、アベンジャーズとは、全く違う世界観。正直、期待していたものとは違ったが、いい意味で裏切られた作品であった。
アベンジャーズが現れる何千年も前から、地球を守る事を使命としてきたエターナルズ。サノスとアベンジャーズとの壮絶な闘いも、目的が違うという事で、あれだけの地球の大ピンチに手を貸さないで、傍観していた。しかしその時の、人類の復活エネルギーによって、滅んだはずの新たな脅威も復活し、地球に襲いかかる。
その敵というのが、捕食者の最上位に居る怪物ディバイアンツ。この怪物から人類を守り、滅ぼす使命に燃えて、7000年もの間、地球で闘い続けてきたエターナルズ。しかし展開は、それだけには留まらず、更にその上の支配者によって、エターナルズ自身とディバイアンツが存在する重大な秘密も明らかになっていく。
今回、監督を務めたのが、アカデミー賞作品の『ノマドランド』を監督したクロエ・ジャオというのも驚き。作品を通してみると、広がる大地や大自然を背景にしたロケーションが多く使われていてるし、アベンジャーズのように、やたらと街やビルを壊す荒々しい破壊映像は少なく、『ノマドランド』を撮った監督らしい、自然を大切にしたアングルで描写されていく。大人感覚のSF映像とも言える。
最初、出演者を見た時、てっきりアンジェリーナ・ジョリーが主役かと思いきや、彼女は確かに重要なエターナルズの一員であるが、セシル役のジェンマ・チャンが主役。東洋系の女性がヒーローと言うのも、現代の世相に沿い、その中に何千年もの続く、セシルとイカリスのラブ・ストーリーを入れ込んだのも、ジャオ監督らしさなのかもしれない。
そして個人的には、大ファンであった『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演していた、リチャード・マッデンとキット・ハリントンが出演していたのは、嬉しい限り。それから、観間違えていたのは、ギルガメッシュ役のマ・ドンソク。てっきり、『ドクター・ストレンジ』のベネディクト・ウォンだと思っていて、ストレンジに仕える前はエターナルズだったの…?と勘違いしていたら、別人だったんですね…(笑)それにしても、よく似てると思いませんか?
総括的には、アベンジャーズを期待していくと、評価は低くなる人もいると思いますが、別の作品とみれば、それはそれで新たな叙事詩の始まりとも思える。当然、マーベルですから、お決まりのエンドロールの後のオマケ付きで、to be continued。2作目の展開が、どうなるのか楽しみなところ。
全398件中、261~280件目を表示