「設定の穴が多すぎてマーベルはもう終わりかも」エターナルズ ntakさんの映画レビュー(感想・評価)
設定の穴が多すぎてマーベルはもう終わりかも
マーベルとディズニーの悪いところを煮詰めたような作品。キャラの深掘りがなく誰にも感情移入できないので物語に入り込めない。超人集団みたいな描き方してるくせに最後は結局色恋で解決。設定を詰め込みすぎてずっと世界観と設定について説明されてるような感じで萎える。
ポリコレとLGBT推しにはもううんざりです。超人集団に言葉が話せず手話で話す黒人とゲイの黒人は必要なんでしょうか?アジア系もやけに多く、情けない役は全て男、強く優しく活躍するのは全て女。
怪物を退治するためにエターナルズを作ったのだとしたら人型にする意味はあったのでしょうか?宇宙や人を作れるくらいの存在がなぜわざわざ能力を制限して感情を持つ人間型を選んだのでしょうか?さらになぜコミュニケーションが不便になるような話せない人を作ったのでしょうか?動きにくいデブにする意味はなんですか?その星の中でランダムに選ばれた人達を改造するみたいな設定なら無理がなかったと思うんですが流石に0から作られたとなると障害者を出したり感情を持たせる意味が分かりません。
配役の必然性がなさすぎてあーこれは配役ありきで設定のこととか何も考えてないんだろうなって感じです。
途中でこんなんがオシャレでしょ?みたいな感じでウケ狙いの場面も数多く出てくるが話全体のテンポ悪くしてるだけで寒い。
無理矢理ユニバース化するためにアベンジャーズとかサノスの話とかするけどサラッとしかしないから、はぁ?って感じ。そのくせエンドクレジット後にはサノス関係の登場人物がでてきてまた???となる。ボス(敵キャラ?)も規模が大きい割にやってることがショボくて設定の穴が多すぎます。
そして最も許せなかったのは広島のシーンです。エターナルズがいなければ広島はなかったんだよ〜とでも言いたいんですか?
まだ苦しむ人がいる近年の史実をSFネタにするってどういう神経してるんでしょうか?このシーンだけで星1つは確定です。
最近のマーベルはカッコつけて科学的な話(マルチバースとか量子論とか)を出そうとしすぎてかえってツッコミどころを作ってしまっています。アメコミのヒーローものなら細かい所は大目に見るんですが、SFチックにすればするほど設定の穴が出できて冷めてしまいます。
この感じでマーベルユニバースが進んだら間違いなくオワコン化するでしょうね。
マーベルは一旦エンドゲームで終わらせておけばよかったと改めて感じました。
近年稀に見る駄作です。