「どこにでも行ける!」あの夏のルカ とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
どこにでも行ける!
世の中には変わった自分のことを受け入れてくれない人もたくさんいるけど、受け入れてくれる人もいる。そんな仲間を大事に思いながらも、また明日へと踏み出すんだ。いついつまでも同じ魚の下、互いにがんばっては、心の中にいるから。ベスパのために海の上へ。何かニオう?モンスターや腕がないという設定描写。周囲になじめない象徴として。本当の多様性って?
最初の方からまっすぐな行動原理で、次第に引き込まれていく自分がいた。知らない世界が広がる。知ってるつもりだったことも新鮮に響く、見えてくる。そう、ディズニーやとりわけピクサー作品なんかは冒頭の方での主人公の望みなんかは本当に大切なもの=作品のテーマに至る前フリ・過程みたいな感じで、見る側としては予期せぬ方向へと転がっていくのに、見終わる頃にはそこに、それしかあり得ないくらいの必然性を感じるからすごい。
だから、今回も無条件におもしろく心温まる。本当に大事なことを教えてくれるみたい。うまく言えないけどやっぱり色々とうまくて子供から大人まで全世代楽しめる、等しく刺さるはず。これだけ美しい映像世界がTVで見られるなんて。と思う一方で、だからこそやっぱり映画館でも見てみたい気もする。ほんとにどうかしてる、マンマミ〜ア。同じ海の下からという意味で『リトル・マーメイド』(←ルッキズム)や『ファインディング・ニモ』なんかを勝手に思い出す瞬間もあった。涙腺崩壊鳥肌?負け犬バンザイ!行けルカ〜がんばれ〜〜 Fine
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