「ラスト10分、想いと繋がりが温もりを宿す」ミッドナイト・スカイ 室木雄太さんの映画レビュー(感想・評価)
ラスト10分、想いと繋がりが温もりを宿す
自滅の惑星と化した人類の故郷、極寒の地より意志を託し、粛々と可能性に懸け、最後の任務に従事する姿… 極めて対話の少ない演出では、そうした佇まいや醸し出す感情表現が作品の評価を分けてしまうところ。過去との対話、冷静な覚悟を表情に宿すジョージ・クルーニーの役どころこそ、鑑賞の大きな動機であった。葛藤と苦難の先で、希望に触れた男の表情が忘れられない。
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