「人の思いと表現」シカゴ7裁判 2Gさんの映画レビュー(感想・評価)
人の思いと表現
始まって早々「政治問題やデモか…難しい内容だな…しまったなぁ」と思って少し後悔した。
物語が進むにつれ、そこに一人の人がいて家族がいて仲間がいる事で「何故こうなったのか」がわかるようになって、引き込まれた。
大きな組織に意義を申し立てる時、その大きさに対峙できる思いだけでは何も変えられない。
過去の言葉や人物や文化などを理解して咀嚼して自分の物にして相手に伝わるように発信する。
頭のいい人でなければ難しい。
私も起立してしまう人だと思う。
だけど色々な考えや思いを知って、理解しようとして、咀嚼しようとして、自分の物にしようとした時、自分の揺るがない思いを持てるようになりたい。
世の中は変わり続ける。
人は変わることができる。
生き続ける事が一番大切だ。
この作品を世界中で鑑賞できる時代に生まれて良かった。
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