劇場公開日 2020年12月18日

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「【ふうっ】」クローゼット ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【ふうっ】

2020年12月20日
iPhoneアプリから投稿

サスペンスだと思ってたら…違った。

僕は、子供の頃、親に狭い納戸や押し入れに閉じ込められたことはないけど、かくれんぼで押し入れの中の布団の裏側に隠れて、誰も見つけてくれなくて、本当に怖かったのを覚えている。

先般のブラタモリの「白川郷」で、屋根裏といえば何を思い出しますか?という問いに、浅野アナが、屋根裏部屋に入れられてお仕置き!みたいなことを言ってて、そりゃ怖いよとテレビに向かって独り言を言った。

この映画のストーリーの背景には、ネグレクトとか、虐待なんかがあるのだけれど、昔、子供の頃、親にどんなお仕置きをされたかという話を友達としたことがあって、友達が、押し入れや納戸に閉じ込められたとか、庭のなんかの木に縛り付けられたとか、実は、庭はまだ良い方で、裏山の木に縛られたとかいうのもあって、ひっくり返りそうになったのも思い出した。

僕は、家から出て行けと怒鳴られて、本当に出て行って、親が探しに来たのを見つけて、心配させてやろうと思って、路上駐車していた車の下に潜り込んで、息を潜めて、夜中に何時間も隠れて、心配させて仕返ししたことがある。

それにしても、拘束されるのは、考えただけでいやだ。

もし、僕がクローゼットや納戸に閉じ込められたら、トラウマになるというか、本当に親を恨むと思う。

それに、そんなことをされた子供が、大人になったら、似たようなことを子供にする可能性もあるんだから、絶対にやめた方が良いとも思う。

因みに、この映画は、れっきとしたホラーだ。

まあ、収まるところに収まるのだけど、単なるサスペンスと思って臨んだら、びっくりしますよ。

ワンコ