アイの歌声を聴かせてのレビュー・感想・評価
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超王道青春ミュージカル
ファーストデイで視聴
当初あまり期待せずに行きましたがとてもよかったです
内容はタイトル通り
王道ゆえに先の展開もある程度読めるし、話が強引なところツッコミどころも多々あります
が、それでいい。それがいい。
王道ゆえに安心して見ていられますし、話のテンポがいいので2時間あっという間でした
・・・と思ったら監督イブの時間の方なんですね
ああなるほどと納得
この方の作品は会話の掛け合いのテンポ感がすごくよくて見ていて気持ちいいです
そしてその合間にスポッとギャグを挟むものだから思わずクスリ
いいですね ほっこりします
また、登場人物たちにしっかりとスポットをあてているところも好感もてます
キャラ出すだけだして放置な群像劇も多い中、キャラクターそれぞれの問題を(ミュージカルで割と強引にではありますがw)しっかり解決しそれが最後の話につながっていく、それぞれの短編ミュージカルがつながって大きな話になるみたいな
助けた仲間がラストバトルに逆に助けにきてくれるような まさに王道
すばらしい
そういった構成はイブの時間とも重なりますね
それから土屋さん、いいですね いい棒具合
AI感を出すための演技プランなのかアフレコ時入っていたというガイド音声の声優さんに引きずられたのか分かりませんが、あまり抑揚をつけずに演じられてる風に感じました
(もちろん感情はのっているんですが)
それが声質も相まってキャラクターのポンコツ具合に見事にフィット
最初はちょっと違和感ありましたがすぐに慣れました シオンはこの声しかないってくらい
というかその違和感から慣れるまでを(ロボットが浸透していくように)狙ってやられてるんでしたらすごいですね いやすごいのは土屋さん起用した監督か音響監督さんか
とにかくこれはうまい棒
あと歌うめぇw
そうそれから曲もいいのが多いですね
個人的には柔道編の曲が好きです
さぁ、ステップ ステップ!
自分は結構楽しめましたが、最初に書いたようにツッコミどころも多々ありますのでそういう細かいところまで気になる方やリアリティ重視の方、またシオンの強引なところはちょっと・・・みたいなキャラクターが合わないといった方は見ないほうが吉 自分には合わなかったと思って次の映画へゴー!ですね
AIの愛の歌(出会いの会いもかな?)が心に響くなら幸せになれるかも
頭からっぽにしてぼんやりと見ると2時間後ほんわかした気分で帰れる、そんな映画です
前半がもうひとつ
AI(人工知能)
人間の知的ふるまいの一部をソフトウェアを用いて人工的に再現したもの
経験から学び新たな入力に順応することで柔軟にタスクを実行する
ディープラーニングと自然言語処理による学習を応用すると
大量のデータからパターンを認識させることでビジネスや生活における
様々な難しいタスクをこなせるようトレーニングすることができる
昨今急速に一般化が進むAI
そんなテーマで描かれた映像作品等はこれまでも
枚挙にいとまがないところですが
そんな中公開された今作
コロナ禍により映画も公開時期が前後した
影響もありますが丁度同時期に公開された
ロン・僕のポンコツボットという作品と
日米のAI観が比較されている感じで面白かったです
星間エレクトロニクスの企業城下町にある景部高等学校
そこに転入してきた芦森詩音は初対面の主人公
天野悟美に突然幸せ?と尋ねてきます
悟美の母は星間のAI研究の第一人者で出かける前
それとなく詩音がAIロボットで実験のために
送り込まれてきたことをすぐ察知し
急に歌い始めたりするなどし
周囲の人間にすぐバレますが母のために
秘密にしてもらえるよう頼みます
この導入部分がすっごくモタモタしており
その割に奥行きがなくきつかった
そもそも題名「アイの歌声を~」なら
詩音じゃなくてアイでよくないでしょうか?
設定に凝りすぎてる割にあんまりストーリーに
乗ってこないからすごく見にくいんですよね
それでいて起こるエピソードはどれも浅く
AIがどうこうというより学園ものの
よくあるエピソード感がぬぐえません
主人公の悟美もなんかクラスで嫌われ
いじめを受けているような設定のようですが
徹底しておらずキャラクターがボヤけたままで
言動に重みが感じられません
なんというかシーン一個一個が1クールのアニメの
1エピソードをダイジェストでいきなり
くっつけてる感じでしょうか
それでいて
なぜ詩音は悟美をよく知っていたのかという
点については後半に向けて非常に感動的な
展開を見せます
複線的な回収もしっかり行われていくんですが
やっぱり前半のモタモタした展開を引きずって
いまいち残念な感じでした
歌って踊りながら柔道するシーンとか
部分的にはいいんですけど
前述しましたがこの作品でのAIは
具体的に人間のために何かを為させる感じではなく
ただ友達のように人を幸せにするといった感じで
非常に抽象的な存在意義を与えられています
言い換えれば特に何も決まってない感じ
それに比べるとロンのほうのAIはSNS的に
より具体的に人間の役に立つよう使役的に
働いておりずいぶん違いを感じました
もちろんアメリカのAIロボは無機質な感じ
日本のは美少女という差異もあります
お国柄が出ていると言ってもいいのでしょうか
具体的にどうさせたいかという点において
差があるのは開発競争という点においては
ちょっと心配になるところでもあります
どちらも観てみてそんな比較もしてみるのも面白いかも
しれませんね
ロン???
ロンと同じ日に見たためだろうかロンと似ている事がすごく印象に残った。
話のテーマから構成まで何から何までそっくりなのだ。
ロボットが回収されてロボットのプログラムが消去されるかもしれないという危機に陥るところなんかもうそっくり。
なので、このテーマが僕に深く刺さったことは言うまでもない。
ただ、この映画にしかない特徴ももちろんある。
それがミュージカルだ。
この映画ではシオン、即ちAI(アイ)が歌う。
歌で周りを幸せにするのだ。
ミュージカル映画特有の急に歌い出す不自然さをAIという設定でカバーしてるのも興味深い。
音楽が聞こえたりしているのもシオンがスピーカーだったりをハッキングして流しているからだという一応の理由づけをしていた。
さらにラストの展開は予想だにしなかった展開でびっくりした。
更にその設定に至るまでの伏線も冒頭の映像から張り巡らされていて秀逸。
歌の歌詞にも伏線があったとは・・・
ハートフル
最近ずっとプンプン怒っていて、レビューも少し見てから足を運んだし、演劇が好きだったから気になっていた映画でした。
「貴女には友だちが必要!」ってずっと言い続けるんです。「そんなに言うなよ…」って思ったし、脱水症状になるぐらい泣いてしまいました。アイの声が本当に良い。いつか観た「心が叫びたがっているんだ」を思い出しました。
マグカップも買ってしまいました。ありがとう。
吉浦監督らしさが現れている良作
ミュージカル風が沢山のアニメ
SFで現実的
現実味のあるSFから一足飛びにファンタジーへ
会話可能なロボット家電が一般的になった今、朝起きてロボットと会話しながら支度をする光景は近未来ではなくほぼ現実のものとなった。しかし、ひと昔前のロボットと会話するSFでは、その光景はなんだかよくわからないグネグネした建物やカプセルベッドとセットだった。一方、この映画ではごく普通の和風一軒家や学校にロボット家電がなじんでいる。
現実がSFに近づき、SFが現実をフィードバックし、相互作用によって現実的なSFが生まれた。冒頭数分の描写に過ぎないが、その描写にすごくぐっときた。バックトゥザフューチャーやドラえもんに出てくるアイテムが実現した時と同じような感動。珍しくワクワクしてしまった。
しかし話の本筋、軸となるAIロボットの詩音は結構ファンタジー。人間とそん色ない思考アルゴリズムを備え、何も問題がなければ生身の人間とばれないほどの再現度。いわゆる不気味の谷がないどころか、魅力さえ感じさせるほどという。それはまだまだ先なのでは…?と思いつつも、これこそがAIロボットSFの醍醐味。これこそが次に目指すAIロボットの姿なのだと。つまり、そんなファンタジーも私は好きだ。
とはいえ、詩音を救い出そうとする決断してから先はファンタジーが強かったか。急に難しい単語だけ出してけむに巻くような描写が増えたような気がした。緻密なSFはもちろん賞賛に値するが、よくわからんし細かいことはいいんだよ!なSFもアリだと思う。
ちなみに、周りのロボット家電とコミュニケーションすることで操作するところは現実的。IoTの発展形と考えればよいだろう。
惜しむらくは悪役上司のキャラ造形。「女のくせに出世しているから」と「AIは危険」だけではなく、もうちょっと何かほしかった。対立の理由がもっと。
ラストの畳みかけは素晴らしい
もうちょっと悪役側の都合が丁寧に描ければ強引感が無かったのではないでしょうか
ぼくらの7日間戦争のやり方だけではもの足りなく感じました
津田健次郎を迎えるのであればそれくらいやっても良かったかなと
世界中の何処でやっても日常生活と切り離さずに突然歌い出すのはやべぇ奴ですよ、ミュージカル関係なく
その辺はすくってごらんが上手く出来てたと思います
素敵な作品に出会えた
歌と映像の噛み合いがとても良く、歌の世界に引き込まれる。
雨のシーンの歌は美しく、ときめきを感じられて一番大好き。
シオンが何故サトミに拘るのか?何故歌うのか?それがわかった後は、シオンの歌が愛おしくて泣きそうになる。
何度見ても楽しい気分で見終われる、愛らしい作品です。
ミュージカルのようなアニメーション
人間関係が希薄になってきている現代でAIがお節介をしながら⁉️本当はみんながみんな相手の幸せを願ってる素敵なアニメーション映画です。ただ、現実にAIが少しずつ関わってくる時代が描かれているのはリアルだなーって思いました。シオンが歌う歌詞に感動しました。シオンの行動に周りは振り回されるんだけど、結果的には助けてもらってて...最初は嫌々⁉️付き合うけど、AIも人型だと人間って思えてきて心配したり、AIに恋したり⁉️笑いあり涙あり楽しい映画でした。
楽しめました。
前半の荒唐無稽な振る舞いまでも伏線だったとは
なんか雑な感じ
模範的プラスアルファのストーリー
自分は今敏監督がアニメ映画にハマったきっかけだが、その今敏監督の言葉で「アニメは意図しない物は描けない」というものがある
例えば実写なら雲の形は人が作る事が出来ないが(イメージしてる空や雲になるまで待つ事やCGで作る事はできるだろうが)、アニメは一から作っていく訳だから、描く物やその形、人や生き物、台詞、カメラワークなど全てのものはその瞬間の流れでは意味がなくても伏線やメタファーも含めて必ず描いている意図があるという事だ
その上でアイの歌声を聴かせては、これが後に意味を持ってくるんだなというのが個人的にはスッキリハマっていった
例えば主人公の母親の勤めている会社のビルが、名探偵コナン・天国へのカウントダウンかの様なツインタワービルなのだが、このビルの形すらも後に意味を持ってくるのがニクいなと感じた
それでいて、詩音のメモリーを見る場面では、大半の人が詩音が転校してきてからのものが描かれるかと思いきや違っていたり、ラストの展開も「文字通り」予想の遥か上を行くものだった
問題が解決したり、いい雰囲気になったら困難やアクシデントが起こる、それが解決したらまたいい雰囲気になる、みたいな展開は教科書通りだと思うけど(最近で言うと漫画だがカイジの24億脱出編が正にそれ)、上記2点はそれを超えていて、模範的でありつつもプラスアルファのストーリーに感じた
ただ強いて言えば、
・各キャラクターの、それぞれにとっての幸せとは何か?がもっと明確に描かれても良かった
・物語が途中から主要キャラクターや敵対する社員や警察?のみから描かれ過ぎてて、あれだけ花火とか光とか使われて同級生や町の人からどう見えるかって視点を一瞬でも作って欲しかった
この2点は思う
結構良かった
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