ママは世直しヒーローのレビュー・感想・評価
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自由とは・・・
思った以上に楽しませてもらいました。
ドイツ産のヒーローもの?
単純な勧善懲悪のヒーローものとは全く違います。単なる悪人退治じゃなくて、能力者の周囲が描かれたドラマでした。
薬によって能力を抑制され、普通の人間として暮らす事が、本当に望むものなのか?
全ての特殊能力者に対して、同じ対応をしなければならないのか。薬によって能力を発動させないようにする組織の存在は、必要なのか?
特殊な能力を持ったがゆえに、自身を特別な存在と勘違いして、その行動の全てを正当化する。自分は、特別だから何をやってもいい。自分の思い通りにならないものには容赦しない。
そんな考えを起こさせないために、全ての能力者の能力を薬で押さえ付けなければならないのか。
【ネタバレ】
ラストは、各地にいるであろう能力者を探しに行くところで終わります。組織の追跡を交わしながら・・・
理解は示していたようですが、残された家族はちょっと不憫かな。
エンドロールの途中でおまけ映像があります。まぁ、ある程度予想のついた展開でしたが・・・
とても面白い
ダイナーで働くママさんが、実は超人で、戸惑いながら力に目覚めていく様子が面白い。せっかくのパワーでマネタイズすればいいのに、昇給のお願いとATM強盗しかしない。どんなに力があっても経済でさいなまれる世の中だ。
一方、金持ちの息子は電気の力を持って調子に乗るのだけど、それが非常に浅はかでいくらなんでも浮かれすぎで、ママさんに恋をするけど受け入れてもらえず悪に染まる。父親まで殺すし、人格がどうかしすぎでついていけない。こいつはいつも漫画を読んでいるが、漫画から何一つ学んでいない。
全体的に好きな感じなのだけど、物語の構成がいきすぎだ。
ママさんのパワーとお父さんとの関係に小1くらいの息子が気に病んでかわいそう。
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