劇場公開日 2020年11月27日

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アンダードッグ 後編のレビュー・感想・評価

全66件中、61~66件目を表示

5.0後編は一転!テンポもよく面白い!

2020年11月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

後編は前編と違う映画かと、思うほど面白い。
各キャラクターの核心というか、人間の本性のような物が描かれています。

直視できないほど酷かったり、ダメ人間でも理解出来たり、感情移入してしまう。

最後の30分は、ノーカットのような迫力の試合シーン。これなら長くても見る事が出来ます。
どっちも勝ってほしい、、

後半は、北村匠海がとても良い。キャラクターも好き。善人かどうかは別として、とても人間味がある。

前編はつまらなかったけど、後編の為の前フリだと思えば見る価値もある。
それでも長いよ。
やっぱり2〜3時間にまとめられる話を、無理に伸ばして5時間にしたいん感じ。

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だるまん

4.5【理由、決着】

2020年11月28日
iPhoneアプリから投稿

後編は、龍太のボクシングを始めた理由や、過去が明らかになる。

そして、
晃と太郎と佳子。
明美の子供との交流。
明美の過去と虐待。
木田の大胆な行動と運命。

更に、龍太の事件と、最後の試合へのモチベーションが、交錯して、晃を運命の試合に駆り立てて行く。

引退を強く勧めていた会長やジムも徐々に一体となって行く様は、どこかスポ根ふうでもある。

試合の結果は、映画の通りだ。

決着はついた。

しかし、それは、その試合の決着ということだ。
前編の宮木を含めた、晃と龍太の三者三様の人生の決着ではない。
それは、エンドロールでも明らかだ。

宮木は別の道を歩み、龍太も自分と同じような境遇の子供達と交流を重ねている。

そして、晃はきっとボクシングを続けている。
だが、世界チャンピオンになれるとは考えていないだろう。

僕は、途中でトカイが晃に投げかける言葉がキーではないかと思う。
「お前が羨ましい。噛ませ犬と言われながらも、ボクシングを続けて、ボクシングが本当に好きなんだと思っていた」

子供、家族、仲間、金など、闘う理由はあったとは思う。
ただ、僕は、晃はボクシングが好きなのだと気がついたのではないかと思う。

前編の最初に、ハングリーとは異なるテーマがあるのではないかと書いたが、映画を見終わって、大きな意味で、今は、テーマはハングリーかもしれないと思っている。

ただ、それは、貧乏から抜け出したいという従来のものとは異なる、何か目標を定めて、それを追求したり、好きという理由で、それを黙々と続ける姿勢という意味でのハングリーだ。

それは、晃だけではなく、宮木や、その運命を受け入れた龍太も同じだ。
運命を受け入れることも強さだ。
それは、この3人だけではなく、他の人達、僕達にも同じことだ。

とかく近視眼的になりがちなテーマを、複数の視点から、理由や選択は一様ではないとの示唆も与える秀作だと思う。

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ワンコ

4.0往生際

2020年11月27日
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悲しい

興奮

幸せ

前編から数ヵ月後、引退を決めたと言う晃と、過去に何やら持っている龍太の再起の話。

因みに瞬のストーリーはございません。

前編で宿題になっていた明美との話と、何故か木田の話まで湧いて出てくる序盤戦。
まあ、一応話はまとめたけれど、これ必要でしたかね?まあ、それだけ晃は底辺にいましたよってことですかね。

龍太の過去と、彼の晃に対する思いとかは単純ながら良い感だし、彼の闇とそこからの展開も良いのだけど、その人物との繫がりとかは狭過ぎませんか?

ボクシングの出来としてはガバガバだけど、それは仕方ないので目を瞑るとて、ドラマとして は非常に熱く、どういう結果になるのかと展開にも息を飲む。

引導を渡しあう二人の漢の友情の闘いが、とても素晴らしかったし、結果にも大満足。
非常に面白かった。

ちょっと含みを残した、というか曖昧にしたラストも、何か期待出来ちゃう感じだけれど、これでお終いで良いからね。
まあ、もし続編あったら間違いなく観ちゃうだろうけどw

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Bacchus

1.0最後の森山と北村の試合は綺麗にKO決着させずわざと判定決着にして観...

2020年11月22日
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鑑賞方法:試写会
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First Order

5.0最高に熱い映画

2020年11月22日
スマートフォンから投稿

東京国際映画祭で観賞。
出てくるやつら皆アンダードッグ。
這い上がる様が、無様で熱い。
前後編通して最高!

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映 画太郎

2.5ボクシングシーンのみ、必見!

2020年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

TIFFにて前後編一気観です。感想まとめて。

ボクシングの試合シーン、練習シーン、とってもとっても良いです!
痛い!キツい!熱い!辛い!疲れる!
でも、でもっ!前に出る!放つ!立つ!
立ち上がる!
全部、ぜーんぶ入ってます。

選手はもちろん、セコンドも闘ってることがわかる!素晴らしい。
さらにラウンド間インターバルのコーナーでのやりとりもしっかり
描いているので、試合そのものにストーリーが生まれているんです。
さらにさらに、よくあるダイジェスト風のラウンド展開ではないから、
1試合を観戦した気分になります。
演者もすばらしいですが、この見せ方にした監督に拍手。

さて、前後編ある大作なんですが、残念な
ところも多数。ほんとに残念なんだよな。
期待外れだったから長くなります。あしからずです。

這い上がりストーリーなんだけど、末永の
気持ちにスイッチが入る理由、ぼんやりしてません?
よくあるやり方だけど、実はこーだったん
ですよ、、、みたいな後出しジャンケン理由をセリフで説明、
前振り回収するための、一気にあの頃を思い出させる周辺の方々の行動と言動。
なんだかなー感が溢れちゃって、、、。
冷めるんですよ。気持ち。
申し訳ないが、先読めました、あの人が
呟くんでしょ?あれを、、、あの人もなんか、、、するんでしょ?みたいに。
なんか、ロッキー動機付けの豪華版みたいな(笑)感じだった。
多いからインパクト弱いです。

さらに、一般的な生活者の比較対象となる人を沢山用意することで
わかりやすく動機付けさせる感じ、、、
安易なんだよな。安っぽいんだよな。
結果、ストーリーや人物の心情描写が薄い、薄っぺらい。

重いエピソード並べれば、
アンダーグラウンドな世界を描けば
人間のどん底を描けると思ってないかい?
重厚になると思ってないかい?

違うんじゃないかなー?

末永を動かしたのは、最後の試合の終盤、インターバルでの
会長との会話での発言とあの表情を作った気持ちだと思うのです。
(カッコ良かった。痺れた。心の中でイェーーー!って叫んでました。)
その気持ちに気がついたんじゃないの?
気づく何かがあったんじゃないのかな?
また、腹を決めた何かがあったんじゃない?
自分の気持ちに素直になれたから、
自分の今いる位置を認識して受け入れたからこそ
這い上がり開始のゴングが鳴ったんじゃないのー?

本当の根っこの気持ちが伝わらねーんです。画面から。残念ながら。

また、エピソードが散らばりすぎていて
さらに、それぞれが食い散らかされてる
から、心情的な回収が出来てない。
話の展開に必要な都合の良いエピソードが
陳列され、安易に繋がれて、良いように感動ポルノ的に使われてるだけ。

この作品がもたらすカタルシスは試合にあり、、、です。
そこで最高潮を迎えさせることが心情の部分でできてない。
ボクシングって気持ちでやるスポーツだからねっ!
故に心情が乗ってこないとしらけちゃうんです。
子供や家族を絡ませりゃ良いと思ってるーじゃ?
安っぽくなっちゃうんだよな。話がさ、気持ちがさ。

そもそも、これ前後編にする
必要なかったんじゃない?かな?
もっともっとブラッシュアップできたんじゃないかな?
冗長な感じが否めない。
せっかく宮木戦熱かったのにさ、後編に宮木戦の余韻が
何にもないもんな、感じないもんな。
前後編にしよう!って決めがあって作った感じがする。

それと、無意味なsexシーンが多すぎる。
意味ある?そんなに描く必要。
意味が見当たらない。なーんか、
描くことがリアリティだと思ってない?

マジで、マジで、ほんとーにこの作品期待していたから、
落胆が半端ない。もちろん泣くわけがない。絵に描いたような
「さぁ、感動しなさい」的な物語じゃね。

あー書き足りない。
悔しい、この作品。
物語としては2点以下だけど、ボクシングシーンはリスペクトで、この評点です。

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バリカタ