「け!(食べて)」いとみち 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
け!(食べて)
2021年映画館鑑賞64作品目
7月11日(日)フォーラム仙台
原作未読
青森県板柳町に住んでいる三味線弾き女子高生が青森市のメイドカフェ『津軽メイド珈琲店』でバイトする話
津軽弁とメイドカフェのおかげでコメディーに仕上がっている
オリジナルはない。世界は模倣で動いている
みんな不確か。それが人生。
など含蓄のあるお言葉が多い
主演の駒井蓮が好演
なんかデビュー当時の斉藤由貴以上にボーとした感じだけど父にメイドのことを罵倒され怒りに燃えるときの表情が良い
髪をとかしてもらうときの顔の動きが良い
なによりも三味線を引くときの顔つきが良い
若いのになかなかの実力者
常連客のなかに2015年セリーグ打点王がいた
今は引退して荒川の河川敷でバッティングコーチをしているはずだが
どうやら別人のようだ
それにしてもよく似てる
いまでも畠山和洋だと思っている
難点は津軽弁が所々わからないこと
岩手県と宮城県の県境に住む自分でさえこの有様なんだから東京や富士山より向こうの人たちにはかなり難解な言葉に聞こえるかも
それでも標準語の字幕が無かったのは横浜監督の拘りだろう
すきあらば戦争の話
あれは蛇足だった
ちなみにアップルパイの皿の「めーどー」は「メイド」なことではなく「うまいよ」「おいしいよ」の津軽弁だと思う
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