ココディ・ココダのレビュー・感想・評価
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難解
バカンス中に娘を失った夫婦がその三年後、車での旅先で奇妙な三人衆+犬二匹に襲われるのをひたすらループする話だ。場所は毎回異なるが、共通しているのは夫婦仲が良くないという事と、妻が早朝に尿意をもよおして旦那を起こし、放尿中にまず襲われるという事。旦那はそれを目撃するが、酷いことに自分だけ助かろうと試行錯誤するものの、結局見つかり、パンツ一丁で股間を撃たれて死亡する(直接撃つシーンは無いので男性諸君ご安心を)と言うことだ。
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の様にスキルアップする事は無く、旦那が"この展開夢で見た"とボンヤリ覚えているというだけである。よって代わり映えのしない展開が続き、絶望感や不条理感は感じるものの、肝心の面白さというものが少ないのである。
アニメーションがそれなりの尺で描かれるのだが、ウサギ二匹と子ウサギ、加えて巨大な鳥が登場するものである。ウサギは間違いなく夫婦の事を描いているのは確かだ。なぜならそのウサギはある事から子ウサギを亡くしてしまうからだ。だが、このアニメーション含めて言いたい事が分かるようで分からない、難解な作品だった。
特にループの途中で旦那目線だった話が妻目線になり、大げさな表現かもしれないがそこだけ異世界の様な描かれ方なのである。このシーンは何度考えても謎の連続であり、眉間にシワがよってしまう。
ここからは完全なネタバレだが、奇妙な三人衆の正体は、娘が亡くなる前に買ってあげたオルゴールの絵柄の人物である。たがその絵柄には三人衆+犬一匹であり、実写化?された際にはもう一匹の白い犬が亡骸の状態で登場する。この犬がラスト直前で夫婦が逃げる道中で轢いて殺してしまった犬なのだ。その犬の死を目の当たりにして抱き合って泣く夫婦で映画は終了となる。
恐らくだが「あの日」以来時が止まったようになり、娘の死を受け入れる事が出来ず、""同じ所にとどまっていた""のではないか。それを犬の死によって現実を見てしまい、受け入れて次へと進んだのではないか。抱き合って泣いたのも、妻がその時点では殺人犯に遭遇する前のため、命が助かったから泣いたのではなく、現実を受け入れた為と考える方が自然だろう。
恐らくこういう意味なのだと思うが、パッケージにもなってる白猫の正体も分からず、アニメーションとの関係も分かるようで分からず、わざわざ指で弾痕を追うようにまでして旦那の股間を狙って撃ち、妻はトイレ中に襲われる為やはりパンツ一枚でいた挙げ句、犬に小便を飲まれ、直接性器も舐められたのか。「また子ども作れよ」という意味合いにも取れるが、唐突すぎるアンサーの為、やや無理がある様に感じる。考察はいくらでも膨らむが、全体的にはイマイチハマり込めなかったのが正直な所だ。ただでさえ難しいループものに人の感情を濃く入れてしまうともっと難解になる。これもアートセラピーの一環なのだろうか。
コイツワクソダ
ループ物。
ループ物はだいたい面白いもんだが、よくここまで退屈に作れたと逆に感心しました。
怪しい猫、3人のサイコパス、謎のループ。
興味を引き立てる題材で素人が作ってももう少し面白くなったのでは?
サイコパスも中身スカスカで見た目だけ。
おしっこおしっこうるさいアホ嫁
アホ旦那もループしてるのになんも出来ず。
紙芝居もよくわからないし、面白さに直結してないから
???ってなりました。
雰囲気作りに酔った製作者の勘違い映画。
キャンプ > >> 命
愛する娘を失ってしまった夫婦。それから数年、夫婦間もギクシャクしたまま、元の二人に戻ろうとしてか、森へキャンプにでかけるが、そこには恐ろしきサイコパス達がいて…といった物語。
サイコトリオや狂犬に殺されるが、その後また殺害前に戻ってくるという、所謂タイムリープもの。
各所で流れる不気味な民謡は頭に残るし、影絵芝居なんかはありそうであんまりなかったので序盤は期待が膨らんだが…。
本作はちょっとタイムリープがあんまり…。そりゃあある程度の繰り返しはあるにしても、ちょっと同じような展開が続きすぎでは?
せめてズボンは履きましょうよ、またそこ撃たれたいの?ってゆうか宿探しましょうよ。
何故キャンプにこだわる…?
どうでも良いけど、自分もキャンプするなら、完全な自然の中は怖いからちゃんとしたキャンプ場が良いな。
ただ、雰囲気もあり安直なビックリホラーだったわけでもなく、この手の映画としては珍しく(⁉)、比較的オチらしいオチもあった点は良かった。つまり、元に戻って欲しかった…ってところか?
影絵芝居の内容はどう関係あるのかイマイチ。ウサギはともかく、鳥は何を示してる?
とにかく、歌が残りますね(笑)
この歌しかり、ひとつひとつのツールは良かったと思うので、大化けできるポテンシャルはあったのではないかなと。
ハマる人にはハマる作品かも。
帰り道口笛吹きそうになったw
バカンスでキャンプに出かけた夫婦が、不穏なタイムループに襲われる話。
8歳の娘の娘の誕生日を祝いでバカンスにやって来た3人家族の描写から始まり、3年後、いがみ合う夫婦がキャンプに出かけ、謎の集団による襲撃の時間を繰り返していく。
1回目の終わりが中途半端だし、2回目の始まりがそれまでにみせていなかった部分だし、最後までみてもどこの時間軸か良くわからない超短いシーンが作中何度か入って来たり、何なら序盤の家族旅行の件は置き去りだしで、あらすじを読んでいないと最初のループはちょっと判り難くく迷子になりそう。
旦那の言動も都合良く、何でそんなことする?とか経験重ねていてそりゃないだろ?なところが気になって、そこに何かあるのかと、又迷子になりそうになる。
旦那は寝ると思い出す?雪山は嫁がみた?
なんでもかんでも明確にしてくれと言うつもりはないし、プロットは割と好みだけれど、後半の影絵劇の繫がりが良くわからないし、ループ明けとラストのリアクションのズレまで違和感を感じるしと、モヤモヤするものが多く、イマイチハマらなかった。
オチはあった
うさぎフェスティバルの長いプロローグの後、延々と見せられるタイムループ。主人公の男は前のループの記憶が朧げに残っているらしい。この男、相当頭が悪いらしく、その記憶を生かすことができない。あーイライラする。
蚊の羽音が流れてくるたびに、今度こそはマシな展開を見せてくれよ。と祈りたくなる。
うさぎと鳥の何やら寓話らしい影絵は、最後まで分からずしまい。最後の最後になってオチがやってきた。なるほど、合点した。
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