「自由に生きると孤独になる。また、逆もしかり。」ノマドランド NECTARさんの映画レビュー(感想・評価)
自由に生きると孤独になる。また、逆もしかり。
アカデミー賞取った作品にしては、なにかしら一風変わった作品。
僕も経験あるんですが、バツイチで現在未婚の僕はよく既婚の友人から「自由に生きれてていいよね、羨ましい」とか言われます。
が、僕自身は、内心は孤独で寂しいのです。
でも、結婚していた時は、孤独ではなかったけれど一人の自由な時間を欲していましたね。
結局、どちらか、なんです。
不自由でも人に満たされた生活をとるか、自由に一人で好きに生きるか。
この主人公の場合、別に孤独を求めている訳ではないけど、以前の夫のことを忘れられない。いや、忘れてはならない、と心の芯で強く思っています。だからこそ、あえて孤独の道を選んだんです。
前の夫を思い続ける限り、満たされた生活をすることは許されない、と、自分自身の強い意志を持ってノマド人になっているんですね。
だから、誘われてもノマドを続けるしかない。
誘いにのってノマドをやめてしまうことは、前の夫の事を葬り去ることになるから。
決してノマド生活が悪いものではないけれど、それ以上に、記憶が、感情が、彼女をノマドにさせているんですね!
なにかしら、少し寂しくも儚い話でした…。
そして、こんな映画ばっかり見ている自分は、はたしてまた結婚できるのでしょうか?笑
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