「過分に持たず、不足もない暮らし」ノマドランド momoさんの映画レビュー(感想・評価)
過分に持たず、不足もない暮らし
ひとつの生き方として、なるほどな。こんな生き方もありっちゃありよな。
ひとつの生き方のモデルとして、主人公が女性であることが特に良かった。
ホームレスではなく、ハウスレスな暮らしは、過分に物を持つことは出来ず車に積めるだけ。割れたお皿も修復して大切に使う。
しかし、物以外のものは全く不足なく全部揃っているではないか!
まずは生きていくために仕事があるから収入もある。
タバコ、テキーラなどのお酒、コーヒー、抱きしめ合うくらいの女の友情もあるし、気があって優しくしてくれる男もいる、若い世代のライターをくれる男友達もいる。
新しい車を買うか修理するかの選択では、修理を選んだ。愛着があるし、ノマドにとって車は大切な相棒だ。
そして、車の修理代を貸してくれる親族もいる。
心の中には亡き夫も生きていて、指輪ももうはずれない。
何もかも揃ってる気がする。
いいじゃないか。
カッコいいじゃないか。
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