「ドキュメンタリーのような作品」ノマドランド keytonさんの映画レビュー(感想・評価)
ドキュメンタリーのような作品
不況の影響で企業下の街に住んでいた主人公が車上生活をしながらアメリカを転々としながら、同じ車上暮らしをしている人たちと交流しながら再び住む家を探しながらアメリカを放浪する映画。
この映画でアメリカという国が過酷で人間味のある国だと感心しました。車上生活で一番つらいことは「寒い」という環境が人間にとって過酷な状況だと思いました。映像を見ているだけでも肌に突き刺さるような冷たい空気を見せられて、車上生活のリアルな現状を観ることができました。
過酷な環境で生きる主人公はわが道を行く独りよがりな性格で、同じ車上生活をしている人たちからのアドバイスを受けるんだけど、聞き入れようとしない姿勢が、私個人的に理解できなかった。
それでも主人公に対して親身になって接してくれる人たちに対して、アメリカは複雑な国なんだと知るようになりました。
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