「「生きる」意味を問いかけてくる映画です。」ノマドランド のりたまさんの映画レビュー(感想・評価)
「生きる」意味を問いかけてくる映画です。
アクションもうるさい音楽も、美男美女も美しい夜景もない。
静かに流れる映画時間の中で、私は自分自身と対話をしていました。
自分の感情や想いより、安定・安全な暮らしを優先したいの?
何を一番、大切にして生きていきたい?
「普通」でなくなることは、すごく怖い。
でも、「普通」でいるために、自分の本音を見ないようにしていると感じる時があります。
学歴、性別、出身地・国籍や既婚・未婚など、仕事と直接関係ないことを問わない流れになってきた今、住民登録の有無も関係なくなる日も近いかもしれません。
遊牧民のように、キャンピングカーで移動しながら暮らす人たちが社会的に認知される日が来て欲しいです。
主人公が言うように、ある程度の年になったら貯金をはたき多額の借金をして家を買うという社会規範を疑ってもいいかもしれません。
日本は地震大国なので自宅壊滅の危機もありうるし、アメリカでも昨今住宅ローン破綻が問題になっていました。
自分の頭と心で生き方を選択することはできます。
この映画は、ノマドをその選択肢のひとつとして提示してくれた気がします(*^-^*)
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