劇場公開日 2021年3月26日

「ノマドソウル」ノマドランド ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ノマドソウル

2021年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ノマドとは、放浪者のこと。昔のヨーロッパなら流浪の民、現代のアメリカでは、キャンピングカーで各地を転々とします。主人公のように居場所を失った人々も、自由を求めて旅を続ける人たちも、皆過酷な状況の中で誇りを持って前を向いて生きています。

日本ではこういう事は考えられないです。キャンプしながら季節労働をするという環境が無いし、やはり、人々の意識が違います。ノマド達は互いに協力し合いながらも踏み込み過ぎない。「またどこかで」と別れて、違うキャンプ地で再会を歓びます。個を尊重する文化が根付いているからでしょう。

高齢者にとっては命がけの旅です。ファーンの場合は頑なな所があって、いつか居場所を見つけて欲しいと思ってしまいます。
本作では、ノマドを肯定も否定もしていないように見えますが、やはり監督はノマドに憧れを持っていると感じました。豊かな緑、ごつごつした岩、荒涼とした大地は人間を包み込み、広大な空がとても美しいのです。

ゆり。
talismanさんのコメント
2021年4月14日

ゆり。さん、ブルージャスミンにコメントありがとうございます!何がセレブか私もよくわかりません。欧米の人が肉食系であるのは明らかにそうだと思います。多分、それとセレブであるとか、お行儀がいいとか品がいいとかは別のように思います。玉の輿とか成り上がりではない「セレブ」というのはアメリカ合衆国に居るのかな?そもそもセレブって何!です。でも、ブランシェット、そのフラフラ感、セレブの浅薄さを見事に演じてたと思います。

talisman
りあのさんのコメント
2021年4月14日

ゆりさん
コメントありがとうございます。
車中泊もいろいろ有って、フルフラットになり、通常のベッドサイズ(1.9m以上)有るバンタイプの車だと普通に家のベッドで寝るのと変わらないですよ。
夏の暑い時は標高の高い場所へ移動し、網戸付けて寝ると涼しくて快適だし、冬は羽毛布団が有ればホカホカです。
ま、住所は有るからノマドとは違いますけどね。
ではまた。

りあの
masamiさんのコメント
2021年4月13日

ゆり。様コメントありがとうございます😸
S&Gのアメリカは暗い歌ですが、なんか棘のように心に刺さります。
お褒めのお言葉、多謝でございます。

masami