劇場公開日 2021年3月26日

「特別な事とは思わなかった」ノマドランド りやのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0特別な事とは思わなかった

2021年3月27日
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鑑賞方法:映画館

単純

ネバダ州エンパイアで暮らしていた還暦を過ぎた女性・ファーンは、リーマンショックによる企業倒産で、長年住み慣れた家を離れワンボックスを改造した車で暮らす選択をした。ノマド(遊牧民)として、季節労働の現場を渡り歩き車中泊生活をしながら、旅先で出会うノマドたちと交流を重ねていく話。
自分も長期連休には車中泊しながら旅をし、山登りや城巡りをしているので、車で寝る事は特別な事とは思えない。また、日本でも、リタイアした人がキャンピングカーで、春は桜前線を追って北上し、夏は北海道、秋から南下し、冬は奄美へと車中泊生活されてる人も居るし、ごく普通の事としか見えなかった。住所が無い所だけは違うだろうけど。
アメリカ西部の大自然は美しかったし、持ち物を車に入る物だけに出来たら究極の断捨離だなぁ、とは思ったがそれだけだった。
人によって感じ方は違うと思うし、あくまで個人的な感想です。

りあの
ゆり。さんのコメント
2021年4月16日

そうなんですか。気候の良い時に期間限定なら(←軟弱者)、経験してみたいです。

ゆり。
ゆり。さんのコメント
2021年4月14日

車の旅に慣れている方には平気なんですね!私はエコノミー症候群の気があるので、映画館に3時間座っているのさえ苦痛で、車の旅は過酷だと思ってしまいます。住所が無い事の不安は私には大きいです。農耕民族と狩猟民族の差だなあと思ってしまいました。

ゆり。
bloodtrailさんのコメント
2021年3月28日

りやのさんへ
コメント、有難うございました!
「文学的」と言う言葉は、ボキャ貧の自己証明ですねw
起承転結(ハリウッド的には And-But-Therefore/Then)を求めたがる日本人ですが、この映画なんかは欧米哲学の「トリアーデ」が基本構図。「肯定→否定→否定の否定」です。一旦は「遊牧民の生活」から脱しかけたけど、居心地の悪さからノマドに戻ります。一つの言葉も無く、映像だけで「否定の否定」の全てを表現してたところを、「文学的」って言ってしまったんですが。ちょっと言葉が適切じゃ無いw

bloodtrail