私というパズル

配信開始日:

解説

「ジュピターズ・ムーン」「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」のコーネル・ムンドルッツォ監督が、自宅出産直後に悲劇に見舞われた女性の苦悩と再生を描き、主演のバネッサ・カービーが2020年・第77回ベネチア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞したヒューマンドラマ。ボストンで暮らすマーサは、パートナーであるショーンとの間に授かった赤ん坊を自宅で出産する準備を整えていた。助産師イヴ立ち会いのもと、壮絶な痛みを乗り越えて出産するが、赤ん坊はすぐに死んでしまう。計り知れない悲しみと喪失感の中で、対立の絶えないパートナーや高圧的な母との関係に苦悩するマーサ。やがて彼女は、世間から誹謗中傷を浴びせられる助産師イヴと法廷で対峙することになるが……。主人公マーサ役を「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のカービーが演じ、「トランスフォーマー」シリーズのシャイア・ラブーフ、「エクソシスト」のエレン・バースティンが共演。Netflixで2021年1月7日から配信。

2020年製作/126分/カナダ・ハンガリー・アメリカ合作
原題または英題:Pieces of a Woman
配信:Netflix
配信開始日:2021年1月7日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第78回 ゴールデングローブ賞(2021年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) バネッサ・カービー

第77回 ベネチア国際映画祭(2020年)

受賞

ボルピ杯(最優秀女優賞) バネッサ・カービー

出品

コンペティション部門 出品作品 コーネル・ムンドルッツォ
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映画評論

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映画レビュー

4.0Sad Poetic State of the Age

2021年1月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

I never had a kid, and I never lost a kid, so I don't know what I am missing in this film's mourning philosophy. However, I do see in the film a projection of this world, where all misfortune must be blamed on the first person coincidentally with any causal relation. I also see where the echoes of this sorry state come from the pain in past generations, presented by the protagonist's mother. Goood

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Dan Knighton

4.0リアル過ぎる出産シーン。でも、映画の本番はその後

2021年1月10日
PCから投稿

悲しい

怖い

幸せ

冒頭25分間の自宅出産シーンがあまりにもリアルなので、そのイメージが先行し過ぎているような気がする。しかし、本番はタイトルが画面に表示されたその後。監督たちは出産直後に我が子を亡くした夫婦関係の崩壊や、ホワイトカラー(妻側)とブルーカラー(夫側)の断絶や、それ以上に深刻な母娘の亀裂に容赦なく言及して、観ている側をさらに暗い気持ちにさせる。舞台となるボストンの空に重くのし掛かるどす黒いの雲のように。果たして、主人公は深い喪失感をどう克服していくのか?夫との破綻した関係を修復できるのか?厳格すぎる母親とどう折り合いをつけていくのか?という風に、始まりはショッキングだが、突きつけてくる疑問符はすべて普遍的。大切なものを失った人間が出口を目指して徐々に再生していくプロセスは、始まりがショッキングな分、上向きに推移していく。発端となる"乳幼児突然死症候群"の原因究明や、助産婦が被告として出廷する裁判の詳細など、いくつか考察の甘さはあるものの、女性が生きる上での障害や苦悩、そして生き方そのものにまつわる諸問題を、性差や年代を超えて訴えかける本作のパワーは格別。主演のバネッサ・カービーがそれを演技以上に肉体で表現して、凄まじい迫力がある。演技は肉体表現だと痛感させるオスカー有力作である。

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清藤秀人

3.5りんごの唄。

2023年9月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

このテーマ、なかなかどうして男の無力さを痛感する。妻に寄り添うのか、はたまた亡き新生児への愛を訴えるのか。自宅で出産の時間を共体験しても、やはりわかり得ない領域があるように思う。困難な状況の中、彼はよくやった方だと思う。
冒頭30分近くに及ぶ出産シーン、そしてその後の夫婦や家族、社会との折り合いの悪いメランコリックな中盤、ラストの法廷と、大きく話は3つに分かれる。この3つを繋ぐのが”りんご”。バネッサ・カービーの演技に終始魅せられっぱなしだったけど、リンゴで目が覚めた。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

4.5悲しみとの向き合い方

2023年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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ぞの

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