私をくいとめてのレビュー・感想・評価
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アラサー女子の内面を垣間見られた作品
30代突入女子の心理は、表面上繕ってはいてもこんな情緒不安定なんだなと感じる良い作品でした。
多田くんが鈍臭いんじゃなく、普通の男には中々分からない心情ですね。
映像を見て、のんさんには観る側を引き付けるパワーはもちろん、制作側と鑑賞側双方を巻き込むヒロイン性があるなと素直に感じました。
【自分との向き合い方】
こんな感じで、孤独な自分と向き合えたら、割と前向きで、もしかしたら楽しくいられるかもしれない。
時として、ほくそ笑んでみたり、大声を上げてみたり。
みんながみんな、上手いこと世の中を渡って行ったり、人付き合いが得意なわけではない。
前に観たスイスアーミーマンも、あれはもう一人の自分自身のことなのだと思ったが、このAは、自らも肯定するように、みつ子そのものだ。
自分にも、Aとは違うけど、これに近い内なる存在がいる。
友達とか恩師とか、昔付き合ってた彼女とかの集合体のような存在だ。
誰にも内緒だけど、確実に一人の時に、僕の独り言に付き合ってもらう。
おひとり様じゃなくたって、ぶつくさ言ってみたくなることはあるさ。
なんか、観た後、安心感に包まれるような映画だった。
のんさんと、林遣都さん、臼田あさ美さんも、なんか良かった。
『勝手にふるえてろ』に負けることなく力量を発揮❗️
愛がなんだ
勝手にふるえてろ
いなくなれ、群青
以前、この三作を個人的な〝自意識過剰三部作〟としていましたが、この作品も負けず劣らずの素晴らしい出来でした。
人はいくつになっても、分かっちゃいるけどもう一歩踏み出せないこと、とか、本音とは違うことを言ってしまい後悔すること、そんなことばかり繰り返して生きてます。
それが若い時ほどダイレクトに自己嫌悪の感情に繋がるから厄介なんですよね。
人との距離感の取り方も本当に難しいと思います。
なんでもひとりでやってるほうが楽なのに、ふとした時に、なんだかものすごく寂しくなる。
そういう経験が多い人ほど、本を読んだり、映画を観たりするのが好きだという人の割合が高かったりもするわけで。
あー、この感動を共有したい、こんな素晴らしい物語を味わって欲しい、などと思っても、その気持ちを分かち合える人がそう簡単に身近にはいなかったりして、もっと寂しくなる。
このような情緒面での作用が一般論だと言い切る自信はありませんが、個人的には少なからぬ人に存在すると思ってます。
『勝手にふるえてろ』も凄かったのに、その水準を落とすことなく次作でも見事に自意識との葛藤を描き切っていてビックリです。
のんの演技力凄い! 林遣都さん演じる多田くんとの恋に共感してキュンとした。
おひとりさまの気楽な生活をしていた女性目線からすると、非常に共感できる内容で、期待以上にすごく面白かった。
特に、恋のお相手の年下営業マンを演じる林遣都さんが、どこかの商店街で一人暮らししてそうな若手サラリーマンを絶妙に演じていて、 二人の恋が進展していく事へのドキドキとか戸惑いに、リアリティがあって、すごくキュンキュンした。
とにかく、のんさんの演技力がこれ程高いとはこの作品で初めて知ったが、コメディエンヌぶりも寒くないし、透明感があって可愛いかつ美しさもあるので、大げさではなく、いつまでも彼女の演技を見ていられると思う程でした。 加えて、脇を固めるキャラクターも演技が上手かったり個性派でいい味を出す方がキャスティングされているのでくすっと笑えるシーンが全編にちりばめられていて非常によかった。 橋本愛さんのところは学生時代の女の友人との仲でありがちなすれ違い的な切なさもあった。 Aである中村倫也さんが登場したらもう少し華やかだったかもしれないし、集客数も違ったかもしれないけど、前野さんも私は好きなので、そう来たか!とすっごい笑えた。 (そちらの方が確かに原作に忠実ですよね。)
見終わった後も、幸せな気持ちが継続して、「君は天然色」を口ずさみたくなるような位、女性は好きな映画だと思った。
また、のんさんファンの男性目線だと、恐らく彼女の豊かな表情を満喫できる素敵な作品だと思う。
こんなにアップで連続してのんさんを見れる貴重な作品と思うので、毎日見に行った方がいいと思います。 (実際、半分以上、男性ファンなので言うまでもないのかもしれないが。)
過剰演出感も所々あったが、、、
のん、という個性を引き出すにはそういう構成になるのかな、と。勝手に震えてろ、も松岡茉優の良さを前面に押し出した作品だったが、本作もそんなイメージ。この世界観に脇役なのにすんなり入り込める臼田あさ美は流石だなぁ、と。
女のひとってとても根深い
「勝手にふるえてろ」の大九明子監督作品なので、観てみた。作風は同じような感じで、監督名をみなくても大九監督作品だろうなと想像できそうだった。独白が単調になりそうなところを、Aという自分の分身を相手に置くことで工夫している。
映画づくりの基本はという教科書的な物言いで、”映画は映像で語るべき、主人公の独白は避けるべき”というのがあるけれど、この映画のテーマではそれを破った方がおもしろいという実証。重くならずに、コミカルで、映像も真面目に切り替わらずにあちこち飛ぶようにつながり、こころの表と闇を描くところは大九監督の真骨頂。
のんの演技も効いている。どこにでもいそうでいなさそうな朴訥な清涼さと、闇を一緒に抱えてそうな独身女子。カットも主人公の佳境な演技のときはぐっと寄りでとらえていて効果的だった。独身女性に共感を呼びそう。
この時期の映画だからか、のんちゃんとAの会話が多い
それでも映画は凄く面白い。飽きない。2時間以上の映画なのに長く感じない。特に圧巻なのはローマに行く飛行機の中、エキストラとのんちゃんとAの声だけ、ここでAが最大級のテンションで叫ぶ、みつ子の顔も可愛いけど大変なことになってる。のんちゃんの顔の演技の真骨頂がはじまる。そこから橋本愛ちゃんとのお芝居から最後まで畳みかける。
その前の温泉旅館でのひと悶着も凄い。
凄く面白いですよ。気になるなら見るべきです。
原作よりも恋愛模様を膨らませているが「のん」の好演によりヒロインの心情がよく理解できて或る意味で原作超え。但しやや長いのが玉に瑕で、もう少し刈り込んで短くしたら日本製ラヴコメの傑作になっただろう。
(原作既読)①個人的に苦しかった時に『あまちゃん』には大分元気をもらったので冷静な評価が出来ていないかもしれないけれど。でも、みつ子(「のん」元能年玲奈)と皐月(橋本愛)が再会するシーンや絵を描きながら対話するシーンは胸が熱くなって涙が出た。②『あまちゃん』を見ていた時から「のん」は日本のシャーリー・マクレーンになれる女優だと思っている。『海月姫』では上手く使われていたとは言えなかったが、今作では期待に違わぬ好演で、《お一人様》女の強がりと弱味と少しばかりの客観性と克己性(それが”A“として出てくる)とを巧まずに表現していて、ホテルの廊下での「私をくいとめて!」の台詞は原作以上に心に響いた。その点では原作超えしていると思う。③原作より恋愛部分を膨らませた為か、原作でのカフェでの”グッチブラウス女“とその女友達の会話のシーンは大分短くなっているが可笑しさは充分伝わってきた。原作では抱腹絶倒のイタリア行き機上シーンもかなり短くなっているが、このくらいがくどくなくて良かっただろう。『君は天然色』の使い方も宜しい。④概して、演出はスムーズで手堅い。画面の隅々まで細かく気が配られている。⑤カーターはイメージとしては若い頃の阿部寛が現在の惚けた感じで演じれば面白いかな、と思っていた。この映画での若林拓也は私の基準から言えばとてもイケメンとは言えないが独特の存在感で如何にも自己チュー且つ独善的な雰囲気は出ている。⑥『あまちゃん』で”まめぶ“のあんべちゃんで「のん」と競演した片桐はいりがここでは仕事のできるキャリアウーマン。少しも違和感を感じさせないのはこの女優の懐の広さだろう。⑦大人しそうで押すところは押してくる多田くんを林遣都はその嫌みのない個性で好演している。妻夫木聡の次の世代で普通の青年(あくまで映画の世界での、なので普通でもイケメンでなくてはならない)役がはまるのは彼だろう。⑧大変楽しませてもらったが少し長過ぎる。後半の終わりの方は、もっと観ていたいという思いよりもう終わるだろうなと焦れてきたので、☆だけ減点。⑨とは言え、前から買おうと思いつつ買っていなかった大瀧詠一の「LONG VACATION」を帰り道でTOWER RECORDで衝動買いしてしまった。
眠たかった
綿矢りさの原作ということで臨んだが、撃沈しました。
ローマロケの殆どをうとうとしたまま観て、橋本愛が妊娠したという内容だったと記憶した以外は覚えてない。
あまちゃんコンビの再共演も大して話題にならないと思った。夢のシーンも残念なキャスティングだった。
もっと途中面白かったら最後も感想が違ってきたかと思うが、寝てしまったから残念でした。もう一回見たいとも思わなかったので、サブスクになったくらいにもう一回はじめから見れたらと思います。
期待しすぎた
俳優陣の最高の演技とハマり具合、中村倫也の絶妙な声、Aという設定。面白い要素は揃っているんだがなんだかなあという感想。
面白いかつまらないかというとつまらない。主人公がちょっと病みすぎというか、女の人はみんなこうなのか?
タイトルなし
主人公の長台詞が多いんだけど、台詞回しがいまいちでぜんぜん響かない。
片桐はいりさんや橋本愛さんが出た瞬間に画面がピリッとしまった気がします。
むだに時間が長かった。
録り方も落ち着いて見れない。
ぐるぐる回っている感じがして見にくかった。
お一人様の良さが全く感じられなかった。
【"お一人様は気楽かも知れないけれど、寂しくなって、時々悲しくならないかい?" 30代女性の、悩みながらも、成長していく”心象”を絶妙に描いた、可笑しくも、素敵な物語。】
■今作の素晴らしき点 -映像、発想の斬新さを含むー
・みつ子さん(のん:相変わらずの透明感。素敵な女優さんである。)が、脳内で依存しているA (声:中村倫也:発声での演技が、絶妙に上手い。中性的な声が実に良く合っている。)との面白き会話の数々。
- 今までに、このような形で、主人公と絡む、”脳内登場人物”-イマジナリー・フレンドでもない、自分・・。ー)を描いた作品があったであろうか?-
・飛行機嫌いのみつ子さんが、親友サツキ(橋本愛:久しぶりであるが、ドンドン美しさに磨きがかかっている・・)に誘われ、イタリアに向かう飛行機内で流れる「君は天然色」の見せ方。
ー 出発前、大瀧詠一と水との親和性を語るみつ子さんの言葉には、笑う。又、機内を漂う”風船言葉”に、クスクス笑う・・。センス良いなあ、大九監督。
みつ子さん、あんなに嫌いな飛行機に乗ってでも、親友に会いに行くなんて、ヤッパリ寂しかったのだね・・。
けれど、サツキが ”みつ子だけには不安の涙を見せるも” 異国イタリアの地で、イタリア人との夫との子がお腹にいる姿や、夫の家族と親しそうにイタリア語で話す姿を見て、”私、何やっているんだろう・・”と言う表情を浮かべながら、のんさんが絶妙に寂しそうに演じるのである。-
・みつ子さんが、年下営業マン、多田(林遣都)に惹かれているのに、(勿論、”草食系の”多田も・・)素直に”好き”と言えない姿。
- 料理を貰いに、わざわざ来るんだから、分かるでしょう!みつ子さん!じれったいなあ! 多田君もさあ・・。
多田の、料理を貰いに来る時の、みつ子さんの脳内イメージ、”托鉢の僧侶の姿”に、脳内でクスクス笑う。好きな人が来るんだから、もっと別のイメージを想像をしようよ!
ちょっとだけ、みつ子さんの”親戚のおじさん状態”になる・・。-
・みつ子さんが、Aに頼らず、多田との新たな一歩を歩み出す事を暗喩させる、実体化した”ちょっと太めの” A(前野朋哉)との、海岸のシーン。
(再び、脳内でクスクス笑う・・・。中村さんとのギャップが・・。前野さん、すいません・・・)。
ー このシーン以降、徐々に脳内フレンドAは、みつ子さんの中から、消えていくのかな・・。ー
<イロイロと、面倒な考えに絡み取られている、悩める30代前半の可愛らしい女性を、のんさんが絶妙に演じる、面白き作品。
演出含めて、とても良いですよ。>
■蛇足
・カーター君、存在感はバッチリだが(なんだ、あのテーマソングは!面白いじゃないか!)、君にのぞみさん(臼田あさ美さん:私の中では「架空OL日記」以来"お局女優"
として、君臨している)はもったいない。逆に”期間限定2W”になるのではないかな?
もっと、人間性を磨くように!(完全に、上から目線である。)
のぞみさんは、何故にカーター君に恋をしたのだろうか・・。謎である・・。
手の平の上でコロコロされまくりました(๑˃̵ᴗ˂̵)
とても公開を楽しみにしてました。すっかり雰囲気をまとった女優になった、のんさんとお気に入りの大九明子監督の最強タッグの前に、もはや抗う術なし、ナスがマンマミーア❗️です。
ローマでは「あまちゃん」でぞっこんになった、のんと橋本愛の最強タッグ再結成で、もうじき還暦な私は電車道で土俵際まで一気に運ばれ夢心地、「私はくいとめないで」!(๑˃̵ᴗ˂̵)
のんさんの見事な演技に終始ビターな、お一人様の心情もまぶされ、もみ込まれながら、いつしか小さなしあわせの噛み締め方を優しく教えられてしまいます。なんて素敵な映画だろう🎞ブラボー💞いい気分持続中です(´∀`)♪
だれか私をくいとめてよ
スクリーンでのんが堪能出来て嬉しかった。
以下、ざっとした感想
・原作を読んだ時に感じた
「そもそもなぜAは異性として想定されているのか」という疑問が映画で主人公の異性からの加害行為とそのトラウマを詳しく描く事によってより分かりやすくなったと思った
・声だけの存在であるAは稀に暴走するが基本的に理性的であり、紳士的な態度と口調で主人公を助けてくれる
(原作では色白で小太りの記述がある)
映画で「ちょうどいい」と主人公が発言する容姿
→自分の中の安心できる異性像が欲しかったんだと理解できた
加害しない、信頼できる異性像が主人公には必要だった
・イマジナリーフレンドとの別れであり、魔女宅のジジの声が聞こえなくなる現象
・Aの声を演じる中村倫也が最後の海の場面で顔出ししたら倫也とのんのラブストーリーになっちゃう(そう解釈されそう)じゃん…(そうじゃないのに)と思ったので別キャストに差し替えられて良かったと思う
・橋本愛のくだりは完全に大人になったあまちゃんがやりたかったんだろうな…と思った
・林遣都、今作で「普通の男」をやったことにより案外男臭い顔立ちをしていると思った、あと数年経ったら阿部寛の系列になりそう
綿矢りさ×大九監督、幸せな化学反応
「勝手にふるえてろ」以降ファンになった大九作品が、今年はコロナ禍にも関わらず二本もみれるなんて!
綿矢りさ原作と出会い幸福な化学反応を起こしてブレークした感がある大九監督だけど、
独身女性の心情のもやもやを映像表現として吐き出すテクニックは「勝手にふるえてろ」以降の作品群でも健在で、コンビを組んでいる撮影の女性カメラマン中村夏葉さんとのコンビネーションも本作では至高の域に達していました。(中村さんの映像は、女性がホントに美しい光で撮影されるし、美しくない女性の内面にも遠慮なくグイグイカメラを向ける事が出来るのは、中村さんの抜群の手持ち撮影でしか実現出来ないのではないでしょうか。)
大九作品 綿矢りさ原作は、まだまだ観たいですね。
「ウォークインクローゼット」「しょうがの味は熱い」「かわいそうだね?」あたりの独身男女の機微を描く小作品は「勝手にふるえてろ」の続編として間違いなく傑作になりますね!
でも、個人的に1番映像化でみてみたいのは「手のひらの京」。
京都を舞台にした三姉妹の話で「海街diary」の京都版的作品で、京都人の裏表のある性格描写が綿矢作品らしくて好きな作品。これは是非オール京都ロケで大九監督に撮ってもらいたい。
女優も、松本穂香、永野芽郁、中条あやみなどの若手は続編的にも主演として見てみたい。
伊藤沙莉、門脇麦、波瑠、
安藤サクラ、吉高由里子も綿矢りさ作品に間違いなくはまりそう。
とまあ、期待と妄想が膨らむ幸せな化学反応、綿矢りさ原作にも大九監督にも来年も楽しませて頂きたいです。
のんちゃんは良かったです
この人の華やかさというか、スクリーンがパッと明るくなる輝きって
同世代の女優さんにはなかなか無い素質だと思います。
もっと映画やテレビに出て欲しいのですが...
綿井りさ原作らしいこじらせ女子の妄想劇、
前半は面白かったのですが、後半からとたんにテンポが悪くなり
かといって主人公の内面を掘り下げているわけでもない。
上映時間が2時間を超える長作ですが、
90分にまとめると前半のテンポが最後まで持続したような
大丈夫だってば
旧 能年玲奈こと「のん」が年下の意中の人相手に、悩む悩む。おひとりさま30代。脳内の相談相手のAに時に的確なアドバイスをもらいながら一人食玩教室。一人温泉。一人焼肉。基本的に一人に慣れてしまって。Aのアドバイスがあっても一歩踏み出せない。のん は服装も醸し出す雰囲気も30代独身女性を好演している。「あまちゃん」の時はあんなにかわゆかった彼女が、少しくたびれた中年女性にしか見えない。そういえば映画館が明るくなったら会社帰りと思われる連れのいない一人の女性観客が観客の半数以上だった。ところで、のん。なんか知らんが、飛行機、と弄ばれる温泉女芸人には過剰反応。???
でもね、ワシおっさんだけど意中の、他社の甘いマスクの年下営業マンと最初偶然近所、偶然コロッケ屋で出会うまでは不確定要素あったけど、手料理を頻繁に自宅にもらいに来る時点で、男女の恋愛的にはすでにホームイン、ゴール命中、完全セーフ安全圏だってば。何を土壇場のホテルの製氷機前で絶叫混乱してる?
今時昭和の高度成長期前と違って、コンビニもファストフードもある時代。これは男女差別では無いけど料理のできない女子も多い。しかも製品以外の他人の握ったおにぎりも手料理も拒絶するのが潔癖症というより普通な時代。すでに手料理やり取りしている段階でSEX以上の高みに二人はあると言っても良い。男の胃袋を掴んだら強い、というかイケメン若い男子が好意のない女子の手料理なんて食わないってば。これがな、訳ありのくたびれたおっさんとか、刑務所帰りの負い目を負った男という設定なんか役所広司か高倉健みたいな設定だったら素直には物事は進まないけどね。
まあ結論はわかっていてもダレ場が無く、誰でも飽きないような作りではある。でも公開初日で昼1本、レイトショー1本は寂しいなぁ。
どっちかっていうと同僚のおひとりさま先輩が、社内の自称色男に尽くして、「期間限定」お付き合いする方が、痛い、痛い。心配になるよ。
あと、東京タワー、新顔のスカイツリーに東京の顔を譲るわけにはいかない広報部の意気込みを感じるね。「サイレント・トーキョー」でもシンボル的だったし、本作でもヤマ場に登場。老体に自ら鞭打っている。頑張れ!東京タワー!
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