私をくいとめてのレビュー・感想・評価
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のん映画
なんにも知らずに鑑賞。
勝手に震えてろに似てるな?
原作者、監督同じだった。
能年玲奈の演技すごいな。
自分は、はしゃいだ姿は、少し違和感がある。
しかし、自分の本心を暴露する所は、凄い!
演技を超えたものを感じる。
橋本愛、との共演。よかった。本当の友人なのかな?
別の観点から。
小道具がすごく気になった。
マジソンスクエアガーデンのバック。懐かしい。
グレーの袖側のスタジアムジャンパー。持ってる。
黄色い革手袋。
白いチルデンセーター。
ルービックキューブ。
だけど、なんで「のん」なんだろう?
芸能界の闇?本名なのに、名乗れないっておかしくない?
のんという個性
勝手にふるえてろ、よ、もう一度、という企画なのだと思うけど、前作の方がハマっていた気がする。自分。のんはそれ自体が貴重な俳優で、お芝居って何かを考えてしまった。極端な話、劇中納得もするし魅力的であれば決して泣き叫ばなくたっていいんだ。お芝居してないようにみえるのが最良のお芝居だと思うので。その意味で本作は「おひとりさま」から脱する女の子のエモーションがそれほどうまくいっておらず(要するに恋すること)、それをカバーする訳ではないのだろうけど芝居以外の小細工が横溢する。まあそれはそれで面白いのだけど、いろんなものが丁寧でないのが気になる。特に音。似たような設定の『おらおらでひとりいぐも』と比べると演出も音も圧倒的に弱い。脳内グルーブ感が薄い。小細工も編集が悪いのか、大滝詠一まで流れていながら乗り切れない。のんの声というとどうしても『この世界』の冒頭のひと声で世界に没入するほどの威力があるのでそれを期待してしまう。
逆に前作にあった雑な感じのテイストの監督とのんの持っている能力がマッチしてないのか。
芸人のところも別に叫ぶ、爆発するのが表現という訳でもないのにね、のんの個性を考えたら、と思ってしまった。同じ爆発でも『この世界』が如何に個性を活かしてそこに至るまで含めて演出されてたのかを思い知ってしまった。
共感か?あるあるか?
予告で気になって観賞
主演ののんはやはりこの世界の片隅にの
素朴で淡々としつつ強い思いを秘めた女性すずの
インパクトが強烈でずっこびりついている感じです
今作の感想としては
・とかくのんの怪演に圧倒
・アラサー女子主人公ながらどこか誰にも刺さる感じ
・こういう人いるよね
・こういう人はいる…かな…
・中盤までがややしんどいも
・後半は仕掛けが色々効いてくる感じ
など不思議な作品でした
都内でOLをしているアラサー女子の黒田みつ子は
自分でプチお局さまと言うくらいの「お一人さま」
ながらそれを満喫していたがそれは何故かというと
自分の中に「A」というもうひとりの自分がいて
みつ子を絶対否定せず悩んでいるときも
イケメンボイスで励ましてくれたからなのでした
Aは(みつ子)自身なので事前の予定にうるさかったり
しますがみつ子を絶対に否定しません
ですが結局自分なので結構無責任な事を言ったり
都合が悪くなると出て来なくなったりします
このへんで主人公の心理変化をうまく
表現しているのですがじゃあ客観的にはどう見えるのか
というと独りごとを言っているようにしか見えないので
周囲の人には当然奇妙に思われがち
ですがこの話は周囲の登場人物も全体的に
ヘンな人が多いので気になりません
そのせいで埋もれちゃってる気もします
結局会社でどういうポジションなのかもよくわかりません
(まあまさに「よくわからないポジション」なんだろうけど)
話の展開をギャグ的に振ってしまうので
共感よりはあるあるネタに見えてきて軽くなってます
のんの迫真の演技は目立ちます
演じているのか本音なのかわからんくらいの剣幕を
見せつけてくるシーンもあります
そういう見方でも十分なくらいの映画でした
楽しめた!
のん 圧倒的な存在感と熱量
社会問題をどう扱うかということが、常にエンターテイメントの課題なんだと思っている。ドキュメンタリーのようにシリアスに伝えることも大事だが、問題を問題として捉えていない人々にとってはやはりとっつきにくいという側面もある。僕はそこにポップの重要性をみる。
本作は、僕が考えるに、恋愛映画の服をまとった社会派映画だ。パワハラ、セクハラ、結婚観など日本社会に蔓延るジェンダーの問題を描き出す。しかし、それらをただシリアスに伝えるのではなく、主人公の一人芝居という演出であくまでもポップにさりげなく表現する。そのポップさに不可欠なのが「のん」という役者だ。
「何という役者なのだ。」と、のん出演の作品を観るたびに感じる。シリアスも、コミカルも、あるいは声優であっても、あの感情量、あの声、あの表情。圧倒的な存在感と熱量で観るものを惹きつけ、重いテーマもエンターテイメントに昇華する。ああいう役者はあまりいないのではないだろうか。何を演じても同じという意味ではない。役柄をしっかり飲み込んだ上で表現に変える力がずば抜けている。本作品ではそういうのんの魅力を余すところなく出すことに成功していると思う。
対極的な役者、橋本愛との共演も面白い。彼女も素晴らしい役者だが、のんとタイプが明らかに異なり、様々な役を彼女のフィルターを通さず演じる器用さがある。静と動、陰と陽。もし、逆に配役したらどうなるか想像してみると、全くポップさの無い、暗い映画になってしまう可能性すらある。役者、監督、脚本、原作、全てが上手くはまることで良い映画はできるのだと改めて感じた。
また、原作は未読なのだが、ぜひ読んでみたいと思った。どこにでもいるごく普通の女性の本音をどのような形で伝えるか、共感を呼ぶかという点で優れている作品であるのは間違いないだろうから。
今年の締めくくりにふさわしい良い映画だった。
大九明子すごい
原作はコミカルじゃないんだよね。それを振ったキャラ設定とファンタジー要素で面白く仕上げてきてんの。時系列もいじってきてうまいね。脚色がすごいんだよ。
演出もすごいの。どのシーンも面白いしね。やたら大声で話したりして、のん と林遣都がモテない二人に見える。凄いね。
この脚色と演出がやれる大九明子はすごいよ。
役者も豪華。「このチョイ役に山田真歩!」って使い方だしね。前野朋哉も良かったね。
ただ橋本愛をつかったイタリアの場面は、なくても良かった気はしたね。あんまり利いてなかった。
これだけ面白いから、大満足で映画館を出たかっていうと、そうじゃなかったの。
観はじめたときからずーっと引っ掛かってるんだけど、この作品、《勝手にふるえてろ》を原作変えて焼き直しただけに見えちゃうのね。超えてくるものがない。
《勝手にふるえてろ》を観てなかったら、「すげえ! おもしれえ!」って素直に観た気がすんの。でも観てるからね。「同じ映画二本撮って、大九明子は、それでいいの?」と思っちゃった。
そんな観方をせずに素直に観たら超絶面白いから、いい作品だと思うよ。
のんちゃんだけ頑張ってる映画...
このポスターあかんやろー!映画に流れる基調トーンを表していない。監督とポスター作った営業サイドとコミニケーション取れてないと想像する。このポスターで青春コミック路線好きなヤングを動員したい営業サイド。このポスターに、全体を仕切る監督がOKしたらあかんやろ。さて、のん ちゃんの演技力は大したものだよ。心理劇見事に演じてる。しかし、俳優は台本で求められてる以上のことは出来ない。監督があかんね。ストーリー練れてないし、のん ちゃんのすごい演技力と、営業サイド求める?青春路線?監督が馬鹿やぞ。宮藤官九郎監督の千分の一の能力しかない...と思ってしまうよー。しかし、のん ちゃん見れて満足やったけどね♡
ーーーーー
のん ちゃん主演の映画なら観ますよ。観にきてる。しかし、メジャーな映画館では無く、また、三日間しか上映が確定してない。❌待つ人10人いない❗️ガラガラ(・・;)❗️ほんまに不合理な芸能界。のん ちゃん可哀想やな。。でも。、 これから始まるよー
くぅぅぅぅぅぅ!
能年玲奈の魅力が詰まった作品
女性が生きることについての寓話
遣都くんもっと観たかったかな
林遣都くんの年末の映画ということで、公開を待っていました。ドラマ姉○のようなホッコリと心温まるラブストーリーでキュンキュンできるかと期待をしておりましたが、焦点は恋愛ではなく自分自身だったので、ストーリーと遣都君の出番の少なさでは若干期待外れでした。
主役ののんさんはトラブルがあった印象があり過去の活躍は個人的には存じ上げませんが、とてもお綺麗なのに、おひとり様の自宅での野方図さやAを介しての自問自答、ネガティブさなど、完璧ではない人間模様を上手く演じられていました。
自問自答がテーマでこの長さだったたので、ずっしり重く退屈になってきて中判一瞬寝てしまいそうになりました。
みつこの自宅が真似したくなるような可愛いインテリアや食器もなくありがちの部屋だったり、オフィスや町並みなども有りがちな風景でありがちなテーマを深く掘り下げている辺りが日活の映画だなと感じました。
ストーリーの退屈さを除いては皆さん演技も良くて、観て良かったです。
のんの演技には圧倒されるが、戸惑いも少なくない
お一人様とただの一人は違う
“お一人様LIFE”を満喫しつつも寂しさや不安を拭えない31才のみつ子。
その心の隙間を埋めてくれるのは唯一本音で話せる相手“A”。Aはみつ子の脳内にだけ存在するもうひとりの自分。声だけで登場するAを異性の中村倫也が演じることで二面性を表現していて上手いと思った。
自分自身をコントロールできないみつ子が平常を保つ為に生み出したA。冷静で紳士的。同調したり時に反論したり。鏡に向かって話しかけるかのように、もうひとりの自分に自分自身をぶつけるみつ子の不安定さ。でもそれって誰にでも心当たりがあると思う。
私もコロナ関係なく基本“お一人様”(むしろただの一人)なので理解できるところは多かった。私も昔からよくひとりで喋ってるし(笑)
のんがとにかくかわいかったし独り身の同性として共感できる内容だったけど、ちょっと長い。
それに年下の男性との恋愛を強調するなら20代前半くらいの俳優さんでもっと見た目の年の差をつけても良かったかも。林遣都が年下には見えなかった。
ローマのパートは雰囲気が変わって良かったし皐月との関係や孤独を分け合うとこもうるっときたけど、終始ドタバタしててまとまりがなくてその点は残念でした。
笑顔の奥に100の悲しみ
過去を乗り越えようと苦しみもがく物語
原作は未読。
おひとりさまでの行動に慣れきっているみつ子。脳内の話し相手Aとの会話で何でも乗り切ってきたのだが、取引先の営業マンの恋してしまったという話。
Aとの会話、みつ子のズレた感覚、職場の先輩とのやりとり、どれも結構面白い。何回も笑ってしまったのだがコメディではないと感じた。ラブストーリーでもない気がする。みつ子のAからのひとり立ち、そしてトラウマの克服が物語のメインだった。
痛いぐらいに無理してる感じの前半と、大学時代の親友との再会や多田くんと親密になるにつれて、過去を乗り越えようと苦しみもがく姿が描かれる中盤、そして乗り越えたかに思えるラスト。晴れ晴れとした表情がとてもよかった。
おじさんからすると、たびたび流れる大滝詠一の「君は天然色」がまたいい。たしかに水の音と大滝詠一の親和性は高い!
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