「ワタシは2人目のA」私をくいとめて カメさんの映画レビュー(感想・評価)
ワタシは2人目のA
個人評価:3.9
すごく丁寧な演出だ。1人の女性の心の内面と変化を緻密に描いている。俯瞰で捉えた描写はほぼなく、終始、主人公の内面から世界を覗いている為、自身が2人目のAになったかの様だ。
他者と接する煩わしさ怖さを、お一人様女子のフィルターを通し、人間の本質を描いている。原作と監督が女性ならではの作品だと感じる。
良作な現代邦画を撮る監督としては、大根監督に近い空気感はあるが、心の内側を描く力量はさすが大九監督である。
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