「女性が生きることについての寓話」私をくいとめて ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
女性が生きることについての寓話
大九明子監督作はどうやら、女性が生きること、特に一人で生きることの困難とそれをもたらす社会との歩み寄りをいつもテーマにしているようだ。
今作もそれはAと多田くんとの関係性として描かれるが、端から見たらほんの少しの一歩と見える変化の、重大さと救いを丁寧に描いている。
終盤の多田くんとの一幕はある意味寓話だが、そこが良い。
個人的にはローマでの一幕は、アキちゃんとユイちゃんの再会のようで、思わず涙してしまった…
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