「ロバート秋山にしか見えないマ・ドンソク」スタートアップ! kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ロバート秋山にしか見えないマ・ドンソク
日本の人情モノにも似ている青春ドラマ。元バレーボール選手の母にも強烈なビンタを喰らい、赤髪のギョンジュ(チェ・ソンウン)にも殴られ、飯店の料理人コソク(マ・ドンソク)にも殴られる、踏んだり蹴ったりの人生を歩む18歳のテギル。常に丁寧語の店主(キム・ジョンス)や小銭を落としてばかりのグマン(キム・ギョンドク)ら、風変わりな人物ばかりの中で、働くことに生きがいを見出すようになっていく。一方、テギルの親友サンピルは先輩ドンファに誘われ消費者金融の下っ端として働くことになった。
家族はトースト店を開業した母親だけのテギル。栗剥きの内職をする祖母と二人暮らしのサンピル。ギョンジュには家族はいない。そして中華飯店店主は娘を亡くしているという設定だ。さすがにコソクはオカッパ頭だけど、マ・ドンソクが変人だけで終わるわけがない・・・
不条理なヤクザは半グレの連中とのいざこざもあり、ハートウォーミングな展開もあり、そして生きる目的を見いだせないまま必死に働くことに集中する青年がメイン。twiceというグループも初めて知ったけど、NiziUとの違いがわかんない!
日本で作るとしたらやはりマ・ドンソクの役は亡き高倉健しかいない。殴られ上手なテギルは菅田将暉が似合うのかもしれない。ついでに金融業のボスは竹内力ということで。
ジャージャー麺ばかり作って食って、マ・ドンソクに至ってはかっぱえびせんみたいなお菓子ばかり食っている。終盤の意外な展開もある程度読めるけど、テギルの母親(ヨム・ジョンア)の顛末は意外だったかも・・・。それでも最後はハッピー。かなり笑わせてもらいました。
毎度です。
自分はあれが一人分なのかと思いましたが、何れにしてもあの給料を払えるのは結構な人気店てことですよね。そんな感じはなかったけどw
マ・ドンソク作品の割にお笑いの色が強いのは意外でしたし、なかなかおもしです。