越年 Loversのレビュー・感想・評価
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台湾大好き、日本大好きな映画
台湾が好きなのでとりあえず鑑賞。
越年という、歳をまたぐラブストーリー。せっかくなので年末年始に公開すればいいのに。12月26日以降にクリスマスの映画見ているみたいな残念さが。もう正月気分ではないのですよ。
ストーリーはとても平坦。「あー」というより「へー」って感じ。役者もイマイチかな。特に日本パートは大根っぷりが。
台湾のヤオアイニンは可愛い。マレーシアの女優も日本の趣里かと思ったけど、やっぱり可愛い。
外国語なので演技が良いかは分からない。
日本人として、台湾が大好きなので、台湾のパートは街並だけでワクワクする。また行きたい。
日本パートも、渋谷の街中から山形の田舎風景まで、コアな日本の映像で海外の人が見ると魅力的かと。監督の日本へのリスペクトを感じて嬉しい。
ただ、全体的に無駄な間が多く、テンポが非常に悪い。岩井俊二みたいに何か意味のある間ならまだしも、間だらけでどこに注目していいか分からない。正直観ていてイライラした。結果、主人公達の複雑な心境もなく、「まあそうだよね」ぐらいにしか思えなかった。
特にどこの人にも感情移入出来ず、なんだったのだろうか、、
私の台湾好きを再認識した映画。
また、監督の日本への愛情は伝わった映画。
台湾人の監督による日本の小説の映画化作品です。監督の日本への敬愛が感じられます。
日本の小説を原作に作られた、台湾・日本の合作
というのに興味がわいて鑑賞しました。
台湾・日本・マレーシア。
それぞれの国で起きる、3つのお話からな
るオムニバス形式の作品です。
3本の間に、ストーリーの繋がりは無く
120分の中に3本のお話が詰め込まれています。
そのため1つのお話は40分程度と短く、
ストーリーが駆け足気味な感じも受けましたが
3本とも 「その国らしさ」 を描いているように感じました。
◇
ポスターを見ると、日本パートの登場人物なので
日本がメインのお話かと思ったのですが、違いました。。。 あら
よく見れば、監督は台湾の人。
なので台湾パートが中心のようです。 なるほど。
作品タイトルの 「越年」 という小説。
舞台を日本から台湾に変えて作成されたのが
1本目の台湾編。
そして、雪の山形が舞台の2本目が日本編。
強風吹きすさぶ中、牛が空飛ぶ3本目がマレーシア編。
※日本編とマレーシア編に原作があるのかどうかは
サイトを見ても分からなかったのですが
パンフレットを見たら日本編だけオリジナルと判明
ハラハラ とか ドキドキ とか
そのような内容ではないのですが
観た後に 「ほっ」 とする気分になりました。
その感覚が、まだ続いている感じです。
少しクセもあるけれど、
後からじわじわと温かくなってくる、そんな作品です。
原作を読んでいる方が、
より世界に浸れるかもしれません。
◇あれこれ
3編のうち、最も印象が強かったのが「台湾編」。
冒頭から事件発生。
仕事から帰ろうとするヒロインが、男に待ち伏せされ顔をぶたれる
そんな穏やかでない場面から始まるこのお話。
クライマックスの場面ではこの男と女が
ま正面から平手打ちの応酬 おぉ
このシーンが余りにもインパクトがありすぎて
他の2編の印象が霞んでしまった感があります。 ホント
オリジナルの日本編
台湾生まれの監督が日本が好きで
日本の雪の風景に憧れて創作したストーリーらしく
雪国の感じが良く出ていたと思います。
◇余談
台湾編のヒロイン
そしてどこかで見たことがあると思ったら
「悲しみより、もっと悲しい物語」のヒロインの高校時代を
演じていた女優さんでした。
髪形のハネ方が特徴的。
雪の吹き溜まりの男二人
車の脱出のためにタイヤの下に服を差し込もうとする場面
服程度では効果ないと思うのですが…
※ しかも自分の服は使いたくないので、互いに
相手の服を要求する… うん どっちもダメ人間だ
岡本かの子さん(原作者)
不勉強にてどのような方か知りませんでした。
調べてみたら明治生まれの方。
この原作(「越年」)も戦前の作と知り、びっくり。
最近の作家さんかなと思ったなんて、とても人に言えません。
あと、岡本太郎の母だそうです。
この作者の他の作品にも興味がわき、
短編小説集を購入しました。
積んだままにならないよう頑張ります。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
メリハリが無く中途半端
三ヶ国の年越し風景を舞台にしたラブストーリーですが、起承転結が無くメリハリのない中途半端な作品でした。何を伝えたいのか主旨もぼやけていて不満の残る内容。ローカル感が強く田舎の風景を鑑賞するだけの印象で、予算も少ないのかキャスト陣も素人が多くセリフも少ない。
2020-229
映像が美しい
岡本かのこさんの小説を見てから映画を見たほうが良かったのかな。
日本以外のストーリーがいまいち理解できませんでした。
峯田さんと橋本さんはさすが山形出身もあって適役でした。
映像が美しかったです。
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