「文春やワイドショー的感覚」おとなの事情 スマホをのぞいたら bluewaveskyさんの映画レビュー(感想・評価)
文春やワイドショー的感覚
意外にも、観終わってからじわっとくる感じの映画でした。スマホってプライバシーが詰まってる感があるけど、原作のイタリア版は観てないが海外でも事情は一緒なのですね。参加者の隠されている秘密が暴露されるシーンは、観てる側からはなぜかワクワク感があり興奮しました。そうです、あの文春やワイドショーを見る感覚。他方、参加者でかつて水害を乗り切ったエピソードは余分な気がしました。
この日本版の企画がいつできたのか知りませんが、最近も有名芸能人の不倫などでマスコミが騒ぎ続けています。人間生きている限り多少の秘密があり、秘密が生じた何らかの理由があり、それが生きている痕跡の一部なのだから、それを第三者側から過度に叩くのはいかがなものかというメッセージにも受け取れました。
かつての某テレビ局のベテランディレクターによる演出で、80〜90年代のドラマの雰囲気があり、舞台感覚のリアリティーが最大の特徴。当時の若手トップ級として活躍した東山紀之、常盤貴子、鈴木保奈美らが華(ヒガシの場合は華か???)を添えている。
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