十二単衣を着た悪魔のレビュー・感想・評価
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見所満載‼︎
あり得ないストーリーにも関わらず、俳優陣の秀逸さとテンポの良さにあっという間に惹き込まれます。煌びやかな平安絵巻、高貴な美しさを纏った三吉彩花さんの存在感、雷と過ごすほど可愛いく愛おしくなる伊藤沙莉さん…見所満載ですが、何より、主人公・雷の成長を繊細に丁寧に演じ切った伊藤健太郎さんが素晴らしかった。細かな目の動き、間の取り方…心情の変化をしっかり伝える表現力は、雷の台詞が生きた言葉として響く。雷が奮闘し、生きる道を見出し、試練を乗り越えていく様がリアルで心を揺さぶられます。俳優・伊藤健太郎の代表作と言える傑作だと思います。
三吉彩花だけでも見る価値あり
成長期限定ユニットさくら学院の初代卒業生、三吉彩花を父兄(父兄目線で応援するファンの総称)として応援するためすべての作品を見ている。 成長した彼女の怖いほどの美しさを見れただけでも満足だが、初めて見た伊藤健太郎の現代のダメ青年が凛とした平安青年へ成長していく姿は共感でき、いい役者さんだと思った。 最初の宮中の作りの安っぽさなどは予算を考えたらしょうがないか。 伊藤沙莉さんは初め出てきた時は「何だこのブス、チェンジ」と思ったが、一途な可愛らしさで涙を誘われた。 弘徽殿女御の強い決意の言葉の数々は現代にも通じると思い、この作品のメッセージと受け止めた。 中2の時点で自分のキャラをドSと言い切った三吉にははまり役だった。 DVD/BD化を望むが、とりあえずもう1度見に行く。
ただ楽しむのがいい
原作を読んで、映画化されるのを楽しみに待っていた作品。いろいろありましたが、目に触れる機会を残してくれたことに感謝。思い描いていた雷が、弘徽殿女御が、倫子がそこにいました。美術は「物語」を意識してか舞台装置のようで、ファンタジー性を濃くしてました。そして、衣装の色が美しい。 ストーリーは中盤ややバタバタ感があったが、ラストに向けての流れは好きでした。4~5話のドラマにすると良さそう。キャストはベテラン勢がいい味出して、場を締めて、若手が伸び伸び演じてる感じ。 弘徽殿女御はタイトル元ネタ映画の「プラダを着た~」を考えると、個人的にはもう少し年齢が上の女優さんでも良かったかも、特に後半。十二単衣は似合ってて悪くなかったんですけど。倫子役の伊藤沙莉はいい女優さんですね。綺麗じゃないのに可愛い。雷と倫子の二人のシーンはほのぼのしてて、でも、キュンとするいい場面でした。 そして、やっぱり役者 伊藤健太郎、好きだなあ。この人、「普通」の役がホント上手い。どんな役ても違和感なく、その世界感に溶け込めるってすごいと思います。無精ヒゲも似合ってたので、年齢を重ねた姿も見てみたい。
成長物語
雷が平安時代で成長していく姿に感動しました。三吉彩花さんの強い女性らしさがとても素敵でした。雷と倫子の可愛らしいシーンを優しいチェリーの歌声が包んでくれて温かい気持ちになりました。1000年後なら女性総理になれた、女御の強い言葉に励まされます。ラストシーンでほっこりして笑顔で見終われました。笹野崇さんのシーンは思わず笑ってしまいました。無事に公開してくださり本当に良かったです。
黒木監督の強いメッセージが宿ってます
味わい深い作品でした。源氏物語の世界にタイムトリップする話ですが、奥底に黒木監督の強いメッセージが込められていると思いました。女優として、また、ひとりの女性として子供を産み育てた母としての半生から得た知恵が、若い女優たちの演技に反映されています。黒木監督が若い俳優達に注いだ深い愛情がスクリーンいっぱいに溢れてます。 映画を映画製作の技法云々だけで捉えるのではなく、映画の持つメッセージのすばらしさで判断したら、間違いなく屈指の作品です。
何度も見たい映画
世の中を拗ねてる日雇いアルバイトの雷 が、思いもよらず源氏時代にタイムスリップ! 後世では悪役の弘徽殿女御との出逢い、周りの人達との関り合いから人間的に成長する物語。 こんなあり得ない設定なのに、違和感なく楽しめた!やはり主役の雷 を演じた伊藤健太郎さんの役者としての力量を感じた!弘徽殿女御の三吉さんの美しさと歯切れ良い言葉の数々も胸に響きました!雷 の、最初情けない男子から、弘徽殿女御と接していくうち、時代の人達とも関わっていくうち、どんどん良い顔になり、倫子との微笑ましい結婚生活等。可愛いかったり、幼さかったり、凛々しかったり、色々の表情に、自然体で、演じてる?と思える見事さに若いのに凄いなと感じた!魅せられました!心ならずも現世に戻り、泣いてるのを見てて涙してしまった!すっかり雷 のファンになってしまった!最後、ハッピーエンドの予感で、笑顔になりました!
十二単衣を着た悪魔
伊藤健太郎さんのヘタレ男子からの変貌ぶりが凄かった!ほんとに最低の男の子から清々しいまでの青年の 姿に変わって行く様は見ていて惚れ惚れとした。 最初と最後で別人のように姿に目が離せなかった。 三吉彩花さんの美しい姿、黒木監督のこの作品に込めた思い。感動しました。
情けない男子の成長譚
5回目にしてやっと、最後まで集中して観られました。情けない男子の成長譚を演じた健太郎さんの、役者としての新たな一面を観ることができて、キノフィルムズさんには感謝でいっぱいです。 私が一番好きな雷ちゃんの顔は「雷鳴だ」と名乗る時の顔です😊
Wow Wow Wow Yeah!
先週のとんかつDJアゲ太郎に引き続き伊藤くん・伊勢谷さん出演作品を鑑賞。朝の情報番組で、伊藤くんが沙莉さんに不意打ちのキスをしてそのまま映画に使うと言っていたのでそこを楽しみにしてました。
簡単に言えば出来のいいなろう系みたいな作品でした。突然の雷に打たれて、視界がグワングワンして、タイムスリップ。事故からの転生とかじゃなくてまだ良かったです。
初っ端の雷が派遣の仕事のシーンも少し謎めいていました。かねちーはなぜあの喋り方にしてしまったんだろう?と。脚本にそのような感じで言って、とか書かれていたのならば脚本家や監督を疑うのですが、かねちーが自演でこれをやったのならば、完全に蛇足だと思います。
責任者の言動もあまり好かないです。まぁ雷がのんびりしてたのが悪いんですけどね笑
ただ、雷が最後っ屁に出した「お前も派遣じゃねーかよ」は共感できました。
源氏物語の時代まで飛ぶ流れもなんだか雑で、基本的に雷の思い込みで悲観してしまい、飛び出して雷に打たれてタイムスリップ。本当になろうみたい。
源氏物語の時代でも、雷と当時の人々の文化の行き違いからあーだこーだという展開が続きますが、ちょっと長い気がしたので、もっとコンパクトで良かったと思います。現代の風邪薬を持っていくシーンはクスッと笑えてしまいました。
もっと軽い作品かと思っていたのですが、全編通してシリアスな展開が続くのでだれてしまいました。展開的にも雷が成長するような場面が無いのもマイナスです。基本的に雷の知ってることをこなしていく課題のようなものなので物語に面白みがないです。
現世に戻ってきてからも、就職にたどり着くわけではないのでなんだかなぁという感じです。
伊藤君はやっぱカッコいいなぁ。しっかり猛省して罪を償って帰ってきてほしいです。
源氏物語の弘徽殿女御をキャリアウーマン女子に見立て、現代からタイム...
源氏物語の弘徽殿女御をキャリアウーマン女子に見立て、現代からタイムスリップしたダメ主人公の成長物語 原作既読で源氏物語が好きですが、原作が長いのでどうなるだろうと思ったらやっぱりつぎはぎ感が目立ってしまい、源氏物語を知らないと見ずらい話になってしまったが残念。 演技は皆さんいいのにうーんと思ってしまうところがあった。 でも雷と倫子のシーンが可愛くてそこだけ別世界って感じでよかった。 主演の伊藤さんメディアにいろいろ言われてるけど、また演技がみたいです。
発想はおもしろいと思うが、ストーリーはイマイチ…
まず、「源氏物語」への敬意が感じられない。敵側だからなのかもしれないが、帝は愛する人を失ってメソメソしているような女々しい男だし、光源氏にいたっては、ただのプレイボーイ。表面的すぎる描き方だ。次に、主人公に共感できない。成長してゆくというが、流されて生きているだけに見えた。私にはそれが感じられなかった。それから、タイムスリップした所で、また時間が飛ぶというのも違和感があった。一ノ宮や弘徽殿の女御は歳を取るのに、雷鳴は歳を取らずに髪の毛が伸びるだけ。しかも、戻った時も着物はそのままなのに、髪の毛だけ短くなっている。変じゃない? 唯一魅力的だったのは、弘徽殿の女御。媚びない女で悪役ながら、正々堂々としていて、かっこよかった。対する陰陽師雷鳴は、受けの演技で難しいところだが、伊藤健太郎は情けなくて、頼りなさげにうまく演じていた。今回の事故は深く反省し、大バッシングの中、辛かろうが、腐らず、いい機会ととらえて、語学や歌、ダンスなど自己研鑽を積んで、一回り大きくなって戻って来てほしい。
こんな解釈あったか
私は元々源氏物語が好きなので新しい解釈で源氏物語を描くとのことで楽しみにしてましたが、こんな解釈もあったか!という感じです。絵巻風に源氏物語の紹介も間に入りますし源氏物語をあまり知らない人にも分かりやすいと思います。
三吉さんも、ズバズバとハッキリ自分の主張をする弘徽殿の女御が意外とハマっていて、弘徽殿の女御の名言みたいなのは胸にくるものがありました。
伊藤健太郎さんはアシガールの若君の似通った感じになっちゃうんじゃないかと思ってましたが、そこは流石のお芝居でダメ男が徐々に成長していく姿は素直に応援したくなりましたし、雷が泣くシーンはこちらまで倫子や子への想いがひしひしと伝わって映画館で初めて泣きました。あと、やっぱり着物や昔の言葉遣いが似合いますね。現代に戻っても平安での言葉や立ち居振る舞いの癖が抜けないのは可愛かった。
シーンとしてはそんなになかったですが、雷と倫子の夫婦のツーショットは全部好きでした。平安時代だから当然恋愛結婚ではないし初対面のシーンも現代ではありえないけれども、お互い足りないところを補い合う様な、男の自分でもこんな恋愛したいなと思わせるような素敵な夫婦でした。
笑えるところはとことん笑えるし、泣けるところはとことん泣けるし自分としては過去見た映画で一番面白かった作品。キャストの不祥事はあったけれどもDVD化はして欲しいな。取り敢えず、もう一度見に行こうと思います。
人生ワースト更新したかも。
黒木瞳が伊藤健太郎のために作った映画。 伊藤健太郎が好きなのは分かるけど、そんなにアップ多用しなくても良くないかと。突然スピッツ歌い出すとかなんかもう伊藤健太郎を可愛がりたくて無理やり入れ込んでる感が凄い。 総括するとびっくりするくらいどこも面白くない。それだけでなく不要で理解不能な演出の数々。 三吉彩花が弘徽殿の女御を好演したのにそれが全く生かされなかった。『十二単を着た悪魔』ってタイトルを殺して、しょうもないラブストーリーにすり替えた感が凄い。悪魔と言われた女の本当の姿を見せるはずが…『源氏物語の世界に迷い込んで恋に落ちた件〜十二単を着た悪魔がキューピット⁉︎』みたいなクソつまんないラノベみたいになってた。 本当に何故公開したんだろう。主演の不祥事という公開中止のチャンスが完璧なタイミングでやってきたのに。 キノフィルムの会長のお気に入りの黒木瞳がお気に入りの伊藤健太郎を使いたくて作られた映画。映画に出資させるという日本最大級のパパ活というところしか面白いところがない。
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