エノーラ・ホームズの事件簿のレビュー・感想・評価
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演者の魅力
くるくる変わる表情を見ているだけで楽しくなってくる。愛嬌たっぷりのミリー・ボビー・ブラウンだから、第四の壁を超えた“語りかけ”演出も嫌味なく活きる。少女の成長物語としての側面や女性解放のメッセージに決して真新しさはないし、ホームズの名をタイトルに冠した作品としては推理の楽しさも十分とは言えないかもしれない。でも、それを補ってあまりある主演女優の魅力を目の当たりにすると、スター不在の時代にさしかかりつつある現代にあって、やっぱり演者の魅力は不可欠なものだとあらためて実感する。そんな新たなスターが、Netflix配信「ストレンジャー・シングス」で発掘され、「フリーバッグ」「キリング・イヴ」演出家の手でさらに花開くという構図は決して偶然ではない。ドラマシリーズにそれだけの才能が結集していることの証左だろう。
謎解きと言うより…
柔術を習ったせいか、体力勝負で解決していく妹ホームズ。母親探しの過程で出会った侯爵との淡い恋も描かれ、全体的には爽やかな印象だが、行動力や暗号解読だけでなく、洞察力や推理力を発揮するシーンがほしい。ラストひょっこり現れた母親はまたどこに行くのだろう。本当に過激な活動家なのだろうか。
エノーラが可愛らしい
こっちに語りかけるのも良い。スーパーマンはがたい良すぎる気もするが悪くない。マイクロフトはちょっと堅物過ぎない?お母さんは大竹しのぶっぽい。話はライトな冒険譚なので気軽に見れる。
Netflixありがとう!!
何度も何度も観てるお気に入り作品!!、!
まずミリーちゃん大好きなのでお気に入り確定なんですが、やっぱり演技が素晴らしすぎるし、観客目線で話してくるのがまたベリーキュート…ミリーちゃん演じるエノーラも勇気があって聡明で明るくて見ていて本当に楽しい!
あとやっぱりNetflixなのでお金かかってるしめちゃ豪華俳優陣…ヘレナさん、サムクラフリン、好きな方達ばっかり…
ルイスくんも初見でしたがイケメンだしまっすぐだけど、どことなく頼りなさそうなところがまた良い!!
この時代の衣装やセット、背景…細かいこだわりを感じます…あとゴリゴリのブリティッシュ…🫶
確かに子どもっぽいって言われちゃうと反論できませんが、重たすぎずミステリーを楽しめるし、テンポよくドンドン進んでいくけど先が読めないからワクワクできて、私には丁度良かったです♪
暇な時についつい観てしまう😌世界観が好き…❤️
エノーラとテュークスベリーの関係がとにかく初々しくて可愛いくて悶えるし、音楽や雰囲気も良くて一気にこの時代に引き込まれます!
enola =alone 良いなぁ…
だいたいこういう系の話は犯人がなんとなく分かってしまう事多いけど、最後まで全然分からなかったから面白かったです!!!
孤独か自由か
敷居の低い気楽に見れる物語。エノーラが探偵になるまでの前日譚のような感じ。
1人でいる事は孤独なのか自由なのか?自分で選べるんです。そう生きると決めればいいのです。誰の許可もいらない。
纏まっていて楽しめました。
まったく違うホームズ作品
前提として
・2回目
・原作は未読
・日本語訳版「シャーロック・ホームズ」シリーズは大体読書済
自分の知っている「シャーロック・ホームズ」とは全く違う雰囲気を持った作品。
今まで観てきたものといえば、ロバート・ダウニー・Jr.とジュード・ロウ主演の「シャーロック・ホームズ」および「~シャドウゲーム」、ベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマン主演の「SHERLOCK」などだった。時代や描き方に違いはあるものの、両方とも不穏かつスリリングな雰囲気が常に漂うバディものである。
今作が大きく他と違うところが二つある。
まずは甘酸っぱい恋愛模様。バディはいないが、デュークスベリーという"役立たず"が割り込み、もどかしい関係が出来上がる。最終的にお互いを助け合う部分が、別の見方のバディとして成立していて面白い。
そして親子愛。原典では描かれにくかった部分で、事件を解決すればエンディングとならないのが良い。最後までエノーラの目的が、母親探しなのが探偵としての始まりにつながっていて自然かつ応援したくなる。
この二つの要因から、非常に薄暗いはずのロンドンの裏事情が、ポップに描かれていて楽しかった。
大きなテーマとして描かれた、女性蔑視への社会批判。当時のロンドンを舞台にしたのに、現代の状況とリンクする。男性に従事するのではなく、(力を借りながらも)独立する女性像。エノーラ・ホームズという一人のキャラクターと時代をもリンクさせていく。現代も変わっていくのだろう。社会すらも楽しみにさせてくれる作品だ。
物語ではなく映画として観ると、描写が非常に上手いのも良い点。特にカットイン。ところどころ幼少期の記憶が挿し込まれるのが、エノーラの心理描写に一役も二役も買っている。
そしてエノーラの表情(ミリー・ボビー・ブラウンが上手い!可愛い!魅力的!)!! 第四の壁を越えながらカメラ目線で語りかける、あの演出がクセになる。推しにカメラを向けるファンの気分だ。
個人的にすごく気に入ったのが、ホームズ兄弟の描き方。知能は異常に高いが社会に無関心な弟と、頑固かつ古い価値観でしか社会を見ない兄。
ワトソンが居なかったり、マイクロフトがめっちゃ悪役として描かれているところに気になる人もいるかもしれないが、これはこれでアリだと感じた。
全てが新鮮で、ホームズをよく知っている人も、知らない人も楽しめる、そんな作品。
冒険心と温かい気持ちを欲してる人にオススメ。
妹探偵、誕生!
シャーロック・ホームズに妹がいた…!?
…という設定で人気のYA小説のオリジナルキャラ。
そもそもアーサー・コナン・ドイルの原作小説では、シャーロックの家族については両親には触れられていないようで、兄マイクロフトのみ。無論妹など本来は存在しない。
日本で言ったら、金田一耕助に孫がいた…みたいなもん。
でも、このユニークな発想が楽しい。
金田一耕助の孫が“じっちゃんの名にかけて”祖父譲りの推理力を持つのと同様、シャーロック・ホームズの妹も兄譲りの推理力で大活躍!
幼い頃から二人の兄、マイクロフトとシャーロックとは離れて暮らしていた年の離れた妹、エノーラ・ホームズ。
母ユードリアと二人暮らし。(改めて言うが、この母ユードリアもオリジナルキャラ)
イギリス郊外の屋敷で、母と娘、慎ましく…とは程遠い。
母から受ける“スーパー英才教育”。たくさんの読書で知識を増やし、化学実験や武術訓練も。中でも母の“得意科目”はアナグラム。
さすがは名探偵の母!(オリジナルキャラだけど)
エノーラも利発的で好奇心旺盛でお転婆な性格。
そんなある日…
突如母が失踪。
連絡し、兄二人と久々の再会。
ずっと離れて暮らしていたので、迎えに行った時もスルー…。でも何より落胆したのは、期待していたお兄様とはまるで違った。
二人共、失踪した母の事も久々に再会した妹にも関心示さず。厳格なマイクロフトに至っては厄介者払いするかのように花嫁学校に入れようとする。シャーロックも多少は気遣ってくれるものの、助けてはくれない。
兄たちの言いなりにはならない!
母が遺した暗号をアナグラムで解読し、ロンドンに居るらしい事を突き止め、母を探してくれない兄たちをこっそり出し抜き(シャーロックは見抜いていたようだけど)、私がお母様を探し出す。
エノーラ・ホームズ最初の事件は、消えた母を探せ…?
これが発端となって、本当の大事件に巻き込まれる事に…!
とある駅で、ご婦人が息子を探しているよう。
個室でばったり、その息子と遭遇。バジルウェザー侯テュークスベリー子爵。
殺し屋に命を狙われている彼を助ける。
何故彼は命を狙われる…?
ロンドンに着くと、街は法改正の話題で持ちきり。
子爵と別れ、改めて母探し。母の知人に会い、記憶を頼りに、驚くべき事態に辿り着く。母は一体、何をしようとしているのか…?
殺し屋に奇襲されるも、武術で命からがら逃げ切る。
子爵と再会。彼を助ける事を決める。
母探しと子爵助け。接点など無いと思っていたが…。そこには、ある陰謀が…!
YA小説が原作なので、本格ミステリーを期待するとちと肩透かし。
勿論ミステリー要素やエノーラの推理も散りばめられているが、アップテンポでライト感覚の娯楽作。
ミステリー&サスペンス、少女の奮闘冒険、ユーモア、仄かなロマンス、母娘ドラマ…それらが小刻みよくブレンドされている。
本当に楽しい~!
その魅力に素晴らしく貢献したのは、ミリー・ボビー・ブラウンに尽きるだろう。
とにかく彼女に魅せられる。
自立精神に溢れ、行動力抜群。母からのスーパー英才教育と兄譲りの推理力で頭脳も明晰。
ハツラツ、元気いっぱい、イキイキとした性格に加え、アクションも披露。ファイティング・ポーズが勇ましい。
ボーイッシュな服装から未亡人姿、嫌っていたコルセットを着けた麗しいドレス姿…“ファッション・ショー”も魅せてくれる。
某俺ちゃんヒーローよろしく、劇中こちらに話しかけてくるのが、ユニークでキュート!
ミリーの出世作の『ストレンジャー・シングス』は見ておらず、ハリウッド版ゴジラに出ていた事ぐらいしか知らないが、間違いなく彼女の代表作!
妹主役とは言え、名探偵の兄も勿論登場。ヘンリー・カヴィルが“超人”から名探偵をスマートに演じ、密かに推理力を働かせ、妹の行方を追う。
ロバート・ダウニーJr.版の『シャーロック・ホームズ』では巨漢変人ながらユニークな曲者だったマイクロフトだけど、こちらではかなり嫌味な性格に。マイクロフトって、こんなキャラだったっけ…?
エノーラと行動を共にするテュークスベリー子爵役のルイス・パートリッジは掘り出し物のイケメン。ここら辺やっぱり、YA小説映画らしいね。
出番はそんなに多くないが、母ヘレナ・ボナム=カーターが印象的な好演。変幻自在の名女優だね。
彼女含め、『ハリポタ』キャストも何人か。
テュークスベリーが命を狙われていた理由。
法改正絡み。
不審死した父親に代わり、彼にも投票権が。
父親と彼は賛成派。
反対派の陰謀。
その黒幕は、意外な人物…!
母ユードリアもイギリスの変革と闘っていた。
エノーラへの英才教育はその為のもの。
自力で考え、自力で行動。
女の子主人公故、その成長物語と女性の自立であると同時に、未来ある若者の奮闘と独立独歩の自由精神を背中押し。
“未来は自分次第”。
女性が家庭に入るのを半ば強制されていた時代、それを拒み、私は兄と同じこの道を選んだ。
次なる活躍も楽しみ。そりゃあ続編製作される訳だ。
妹探偵、誕生!
レストレード警部はレ・ミゼラブルのテナルディエを演じていた俳優だ。
コナン・ドイルが原作で描くロンドンとは大分違った街になっていた。ロンドンには霧が立ち込めたジメジメしたイメージをもっと欲しかった。
元々、シャーロック・ホームズは怪奇小説の類に入ると思う。冒険活劇の要素が加わり、コメディ仕立てになっていて、シャーロック・ホームズの要素が全く消えている。
数あるシャーロック・ホームズを扱ったストーリーとしては、期待を外されていると思う。
ストーリー2に期待を繋ぐ。
レストレード警部はレ・ミゼラブルのテナルディエを演じていた俳優だ。
最後はチム・チム・チェリーで、今、叫ばれている資本主義の矛盾点だね。
第四の壁に話しかける愛らしい表情
第四の壁(カメラまたは観客)に話しかける演出は、下手すると寒々しい結果になるが、この女優のクリクリした目とキュートな表情の魅力が全てを押し上げている。
シャーロックホームズの名を使うには些か力不足な感じの散漫な物語ではあるが、ホームズのキャスティングもそれらしくて良い(スーパーマンの人ね)。
50点
映画評価:50点
ホームズには興味があり、
関連作品をたまに目にするのですが、
妹の存在を初めて知りました。
偏屈な兄は有名ですが、
まさかじゃじゃ馬な妹が居たとは、
ストーリーも分かりやすく
小学生にも喜んでもらえそうな作り。
ホームズを題材にした少女漫画みたいな?といえば雰囲気が伝わるでしょうか。
なので、この作品からホームズに興味を持つ子も増えるかも?ってくらいには良かったです。
こっち話しかけんな
って言いたくなる語り口調も良いアイディアです。
私も説明等をする時によくやる手法ですが、
飽きさせず、興味をもたせる可能性を上げます。
ミステリーというより、
鬼ごっこみたいな感じで、
推理より謎解きという感じ。
謎解き鬼ごっこが好きなら
オススメします!
【2022.1.27観賞】
主人公が可愛い
シャーロックとマイクロフトが去った家に母と2人で残されたエノーラは幸せに暮らしていたが、突然、母が失踪、入れ替わりでやって来た2人の兄は自分達の価値観を押し付け口うるさい。
それから逃れて母を探すため変装してロンドンへ向かう汽車で、追われている若者に出会い、助ける。エノーラは母を探す一方、兄達と若者の追っ手の2つから逃げなければならなくなる。
若者は貴族院の議員であり、女性参政権成立を阻止するために追われていた。また、母もエノーラに良い未来を残すためにその成立を企んでいたのだった。
#metoo時代にぴったりのテーマを、フレッシュな俳優と人気俳優、ベテラン俳優を組み合わせた魅力的な作品。
ミリーの魅力がたっぷり
ミリー・ボビー・ブラウンの魅力たっぷりの作品です。
第4の壁(スクリーン)を突き抜けて視聴者に話しかけてくる
お茶目な作り方がこの作品をググっと身近にしてくれます。
ミリーはこの作品の主演だけじゃなくプロデュースまでこなし、
この作品への意気込みも感じさせてくれます。
まだ17歳なのに凄すぎますよね。
「ストレンジャー・シングス」のヒットからどんどん加速さていくミリーの勢い。
これから先の活躍をますます期待させてくれる女優です。
ということで、この作品はミリーによる、ミリーのためのもので間違いないです。
ストレンジャーシングスのミリーボビーブラウン、19世紀イギリスの雰...
ストレンジャーシングスのミリーボビーブラウン、19世紀イギリスの雰囲気がよく似合っていて衣装もどれも素敵だった。
テュークスベリーもなかなかの美少年で目の保養。
推理力はあまり生かせてないので謎解きミステリーとしてはあんまり。
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