ワーニング その映画を観るなのレビュー・感想・評価
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90分が長く感じるくらい退屈だった。。。
90分が長く感じるくらい退屈だった。。。
導入部分が長すぎるし、その後起こる事象も全然怖くない。
もう眠くてやばかったよ。。
ソ・イェジという女優がすごく地味顔なんだけど、好きな顔だったなあと
いうくらいの映画。
その映画を求めるのは、自分の意志か
先日、恐怖の村シリーズを見てJホラーにガッカリしたばかり。
韓国ホラーの方が、頑張ってる。
良い映画を作らなければならない。期待に押しつぶされそうな若い映画監督が、封印された映画に辿り着く。
もはや、その映画を切望するのも、撮ろうとするのも、自身の意思なのか。
暗闇から招くモノ。
焼け爛れた身体、爛々と光る目。白塗りお化けより、ずっといい。
ただ、霊が物理攻撃をするのは興醒め。
総合的には、小作ながら良かった。
めがね似合う
映画中の述懐で「ホラー映画に救われた」という回想が出てくる。
それによると彼は「高校時代にイジめられ、先輩に殴られて、まいにち死にたくて、病院通いで学校に行けなかった。ある日テレビでエクソシストを見た。~。目が釘付けになっていて、手が震え、気がつけば泣いていた。本当に怖いのに、つらい現実を忘れられた。」と自叙した──のだった。
共感するところがあった。
ホラー映画には「怖い」という効用のほかに「現実を忘れさせる」という効能がある。個人的には、そちらの方が大きい。だからホラー映画が好きなのだ。
誰かに聞いたわけでもないし、統計を見知っているわけでもないが、多数の人々がホラー映画の「現実を忘れさせる」という側面を好んでいる──と思う。
そのことから(個人的な偏見に過ぎないが)、ホラー映画が嫌いな人は、リアルが充実している人──の可能性が高い。
リアルが充実していない人ほど、ホラー映画が好きなのである。(これは他愛ない雑感であって、じっさいに人をそう見なしている──わけではありません)
ただ概ねこの雑感は合っている。──と思う。
わかいころ、嫌なことばかりだった。そんなとき、仕事帰りに、レンタルビデオ屋で(VHSの)ホラー映画を借りて見た。ほとんど日課と言ってよかった。思い起こすほどに、あれは怖いもの見たさでも、映画レビューを書くためでも、グロテスクが好きだからでも無かった。あれは間違いなく現実を忘れるためだった。
そして今でも、(わかいころと比べて)中産に昇格したわけでもないし、禍も第4波などといっている昨今(2021/04)だし、現実を忘れる目的でホラー映画を見る──のである。
ひるがえって「リア充ほど、ホラー映画が嫌い論」を、お察しいただけるだろうか?個人的には、多くのホラーファンが「リア充ほど、ホラー映画が嫌い論」にご同意いただける──と思っている。
余談はともかく。
コンジアムにも似て、部分POVもあるが、そこに重心はない。ヒロインはしばしば見る韓流のひとで、シャープで怜悧な感じ。黒縁眼鏡が似合っていた。脚本も撮影も効果もいいが、素材に特異性はなく、定点感を覚えてしまう暗い画のホラーだったと思う。ただし基本的にホラー映画を解っている人がつくっている安心感があった。そもそも韓国映画を好んで見るのは「(映画を)解っている人がつくっている」からでもある。
本邦では、リングの監督が巨匠と見なされ、糞みたいな駄作を連発しているのだが、できれば「韓国行って映画勉強してこいよ」と言いたい。
暗転
人生そのものがホラー映画になるぞ!
呪いの言葉は悪魔のささやき、魅了されてしまうのはホラー映画監督の性か。
ホラー映画を観ると怖いのに全身が満たされる感覚になるの、とてもわかるな。
私は死ぬのが怖いからホラーが好きで、その感覚に通ずるものを感じた。
散々酷い目に遭っておきながら禁忌を冒さずにはいられない、そんな主人公の辿りつく結末が好き。
脚本に詰まり、呪いの映画「暗転」に囚われていく主人公。
徐々に「暗転」と現実が入り乱れ混沌として、かき回すように翻弄してくるのが面白い。
夢の多用はあまり好きじゃないけど、それはそれで怖かったからオールオッケー。
早口のペチャクチャ音が地味に耳に残る。
雰囲気最高の廃劇場が良かった。
何も起こらずとも恐ろしいし、何か起こりまくるんだからたまらない。
あの廃劇場で何があったのか、何故「暗転」が生まれたのか。全て説明されないもどかしさが後を引く。
「世界一怖い映画」は正気を失わないと生まれないのかも。
主人公の髪色が好き。
なかなか真面目に不気味なホラー
安っぽい邦題でかなり損してる気がします。
雰囲気は終始不気味でおふざけはなく、最近のJホラーのようにチープな化け物を大写しにすることもない。かなり真面目に怖さを追及しています。
ハッピーエンドともバッドエンドとも解釈出来る、想像の余地の残し方も好み。ただこれは人によっては「オチがスッキリしない」とも感じるでしょうが…
なんにせよ最近のホラー作品の中ではかなり当たりの部類だと思います。
で、言うことは聞いたの?
期待の新鋭と呼ばれる女性監督が、ホラー映画の脚本執筆に悩む中で、曰く付きの映画の噂を聞きつけ追っていく話。
締切まで2週間の猶予を貰う中、大学の卒業制作とか、亡霊が撮ったとか、観客が心臓マヒを起こしたとかを聞き、それを調べるべく聞き込みを行い、タイトルに辿り着いていくストーリー。
冒頭から何度か夢の描写があったけど、夢でしたーの多用はシラける。それが直接的なフリになっている訳でもないしね。
様子のおかしな監督と名のる男とか、スポットやメイキングの様な映像をみたところからの不穏な感じは良かったし、2008年と現在がごっちゃになっていく感じとかは悪くないけど、結局何でそうなるのか良くわからず…。全てネタってことでもないよね?
劇場のヤツも何かの恨みや呪いという感じもなくただ取り留めもなく襲ってくるだけだし、まさかの物理攻撃はねぇ。
「正気を失っている」をみせたいのだろうけど、色々な設定をもう少し丁寧に書いて、説得力を持たせて作り込んで欲しかったかな。
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